shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年7月23日

○家の周りの草刈り

 先日広島へ講演に出かけました。船着場から講演先までは行くのには、安上がりな路面電車で旅路をつないで行くのです。僅か150円なのに紙屋町のバスセンターや新幹線口まで連れて行ってくれる路面電車は金額といいCO2といい最高の乗り物です。でもたまに乗るタクシーも世間の話が聞けて何となく広島通になったような錯覚にもなるのです。私「運転手さん景気はどう」。運転手「あきませんねえ。1ヵ月このように一生懸命働いても15万円を越えることは余りありませんねえ」。私「ほう、大変ですねえ」。運転手「今は規制緩和とかでタクシーの数が増えて、自家用車が増えて、ええことありません」。私「月15万円では家族を養うのは大変でしょうねえ」。運転手「だからかどうかは分りませんが、広島の運転手さんは意外と一人身の人が多いんですよ」。私「ほう、それはまたどうしてですか」。「だってこのくらいのお金では家族は養えませんからねえ」。私「フーン」と、会話は続くのです。

 私「ところで広島では選挙はどうなっていますか」。運転手「政治家も悪いですね。選挙の時だけお国に帰ってペコペコされても誰が信じますか。政治家は嘘つきでないと大成しないようになっているのです」。私「年金問題や格差問題はいかがですか」。運転手「年金も格差も所詮政治家が自分たちの政党を躍進させていく道具にしか過ぎません。私たち国民なんかのことは選挙が終わるまでの美辞麗句ですよ」。私「・・・・・・・」。

 私「ところで宇品の港周辺は来る度に風景が変るほど発展していますね」。運転手「そりゃあそうですよ。このあたりはマンションブームでマンションが完成すると2~3千人もの人が住むそうです。2~3千人といえば小さな村がそっくり出来る事になるのです」。私「こんなに造って売れるのでしょうか」。運転手「売れないマンションを造る様な馬鹿はいませんから売れるのではないですか」。私「そうでしょうなあ」。

 「最近は広島も随分様変わりし始めました。何年か前までは郊外の山を切り崩して造成したニュータウンのような所へ一戸建ての家を求める人が多かったのですが、今はそんな田舎を売り払って便利なマンションへ移り住む人が次第に増えているそうです。私の近所でも町内会の付き合いや庭木の手入れが嫌で住み慣れた場所を離れてゆくケースが目立っています。歳をとっての異動は寂しい気もしますが、車に乗れなくなったり連れ添いがなくなった老後の事を考えるとやはり買い物や医者に行くのに便利なところが必要になって来るのです」と、意味深い話をしてくれました。

 車の中で聞いた話はとても参考になる話しでした。さすが相手持ちながら高い金を払って乗っただけのことはあるものだと感心しきりでした。

 今日は午後から家の周りの草刈りをしました。660坪もある広い家を今は親父が主で私がたまにお手伝い程度の管理をしています。さすがに90歳の坂を下る親父にとって草の手入れは毎年私の方に軸足がかわりつつあるようです。さてこれから25年のわが人生、この家の管理をどうするのか、息子の作業能力を勘案しながら考える時代が来たような気がする今日この頃です。

  「親父から 間もなく引き継ぐ 家管理 こうも広いと 気持ち重たく」

  「タクシーの 運ちゃんさすが 評論家 知識あっても 知恵は回らず」

  「意外だね 運ちゃんひとり身 多いそう 収入合わせて 生き方決める」

  「マンションを 好む理由が 見えてきた 楽な生活 したいからかも」 

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