人間牧場

〇酒やタバコを止めるくらいだったら死んだ方がましだ!!
 私の友人たちの中には田舎人らしく、酒もタバコも呑んでいる人が結構沢山います。私が20年前健康診断で胆のうにポリープが見つかって口腔手術をした折、医師に勧められそれまで浴びるほど呑んでいたお酒をきっぱり止めました。飲み会の誘いがあると断る私を見て「酒やタバコを止めるくらいなら死んだ方がいい」と随分嫌味を言われましたが、どこ吹く風と聞き流していました。

 そんな言葉を発した友人は突然脳梗塞を患いましたが、幸い軽かったため半身不随も言語障害にもなりませんでした。そのため退院してから医師や家族、それに周りの人から注意を受けても酒もタバコも復活していました。その友人の言い分は「近所に酒を呑みタバコをのんでも100歳まで生きた人がいるのだから、酒やタバコは体の害にはならない」と言っていました。

 ところが2度目の脳梗塞を発症し、全身不随で言語も重い障害が起こり、介護の認定を受けなければならなくなりました。自分は嗜好して満足だったでしょうが、介護をしなかればならない家族は大変です。人間の寿命は神様や仏様しか知らない世界で、自分自身には分かりようもありません。酒を止めた私だって明日はどうなるか分かりませんが、両親から貰った命だけは大事にしたいものです。

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