人間牧場

〇昔懐かしい古老を訪ねる
 一昨日所用で隣の集落である本郷の亀岡さん宅を前触れもなく訪ねました。玄関の戸は鍵がかかっていないようなので開けて、「ごめん下さい」といくら大きな声で呼んでも誰も出ませんでした。耳を澄ませると裏の部屋で何やら話し声が聞こえたので、失礼ながら裏に回り勝手口を開けると、奥さんと二人がテレビを見ながら話し込んでいて、私の声が聞こえなかったようでした。

お元気な亀岡さんご夫妻

 「なんとまあ、若松の進ちゃんじゃないか。珍しい。まあ上がれや」とダイニングへ案内されたのでお言葉に甘えて上がらせてもらいました。用件は「ふれあいの館の水道水について聞きたいことがるので」と口火を切りましたが、積もる話が多過ぎ、また高齢のため耳が遠いので中々本題に到達しませんでした。聞けば亀岡さんは95歳だだそうですが、なおかくしゃくとしておられました。

 亀岡さんは町議会議員や農業委員会の会長を長く務められ、私も役場に勤めていたこともあってご厚誼をいただきましたが、忘れられないのは「二言目には牛の峰」と言われるように、牛の峰のことを気にかけていて、牛の峰にパラグライダーの基地を造りたいと、私の運転する私の軽四で中嶋都貞さん亀岡さんの3人で香川県引田町の基地まで視察に出掛けたりしました。

 今に至りパラグライダーがシーサイド公園に降りてくるのも、亀岡さんの熱心な誘致活動が実を結んだからだと、恩人に感謝しています。亀岡さんは伊予市に合併してから、人口が減り高齢化し少子化が進んでいる町を憂えていて、私だったらと大いなる夢ある話を聞きました。95歳にしてなおわが町への希望を語る姿に嬉しくなり、「また来るから」と断りを入れお暇しました。嬉しい再会でした。  

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人間牧場

〇水仙が満開です
 双海町は瀬戸内海に面した北向きの急峻な地形ゆえ、日本水仙の自生地です。この時期になると新聞やテレビで冬の風物詩として紹介されるので下灘漁港を見下ろす水仙畑には沢山の人が訪れ、花を抱えた人をよく見かけます。

 道端にも地元の人が植えたり自生している水仙が咲いていますが、人間牧場から少し下った私の所有する港の見える丘にも水仙畑があって、今日は草刈りに出かけましたが、綺麗な花がいっぱい咲いていて、私一人で見るのは勿体ない気分で花見をしました。

 天候のせいか、余り雨が降らなかったせいか今年は水仙の花が殊の外綺麗に揃って咲いている感じがします。切り花にして差し上げることも出来ますが、そんな余裕や暇はないようです。

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人間牧場

〇野焼き
 今日は久しぶりの好天に恵まれ、冬特有の風もないので久しぶりに、畑の隅の野焼き場で年末に息子が門松用に切った孟宗竹の廃材を、ナタで割って火を点け処分することにしました。

 このところ県内のあちこちでは火事が相次いでいるので、細心の注意を払い類焼しないよう火の側から燃え尽きる1時間余り離れず、燃えるのを見守りました。最初は火付きが悪かったものの、青竹は油分多いのでそのうち勢いよく燃えました。

 寒いこの時期なので、焚火の火は温かく、何よりのご馳走でした。竹の燃えた灰は畑の土壌改良にも最適なので、4~5日したら灰を取り出し野菜畑に蒔こうと思っています。何でも利用するしたたかさです。

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人間牧場

〇中予ブロック集会こぼれ話~2人の少年名刺デビュー~
昨日東温市で行われた地域教育実践交流中予ブロック集会に、中2の赤石さんの子ども敬太さんと、わが孫奏心の2人が参加してくれました。参加が決まってから明石さんが2人のために名刺を作ってくれました。

 名刺には所属の「双海町ジュニアリーダー会」メンバーと書かれていて、特に敬太さんの名刺はギターを弾いているような写真入りでした。敬太君に「ギター弾けるの?」と聞いたところ、「弾けないが格好いいから」とのことでした。

 ワークショップで参加したグループでどんな自己紹介をし、どんなに名刺を使ったかは聞いていないので定かではありませんでしたが、会が終わって帰り際、東温市の八木教育長さんのご厚意で名刺交換が実現しました。「僕はこういう者ですが~」と名刺を差し出す姿が何とも面白く、周りのみんなが沢山の拍手をしてくれました。

 2人とも昨日は生まれて初めての名刺デビューとなりました。これから大きくなると自分の名刺を使って色々な人と色々な場所で会話をするものと思われますが、いい経験となったことでしょう。

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人間牧場

〇3本目のワードブログを書く暇がありませんでした
 毎朝午前4時に起きてFaceBook1本、FaceBook連動のアメーバブログ1本、それに同じくFaceBook連動のワードプレスブログ1本を殆ど毎日書いていますが、今朝は調べものをしていて、Facebook1本の記事を書くのがやっとで、食事を済ませて午前8時45分に家を出て、北風建設の作事小屋で始まるジュニアリーダー会のベンチづくりに参加しました。

 それが終わると直ぐに家まで急いで帰って着替えをし、地域教育実践交流中予ブロック集会に参加したため、アメーバブログも、ワードブログも書くことが出来ず、帰宅したのが午後8時ころだったので、結局2本のブログは手つかずのまま今日は止めようかと考えたのですが、それも自分の努力が足りないと思い、9時ころになって思いつくままアメーバを書き、思いつかぬままワードブログにアクセスして、お茶を濁しています。

 明日になったら正常な思考を取り戻し、普通どおりの営みを始めようと思っています。今日中予ブロック集会に参加して、多くの出会いましたが、多くの人から「あなたのFacebookを毎日楽しみに読んでいる」という人に何人も出会ったこともあって、とりあえず心情を吐露し、今日はこのくらいで終筆にしたいと思います。皆さんお休みなさい。

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人間牧場

〇郡市公連会長・事務局長研修会での講演
 昨日は前日に引き続き寒い一日でしたが、愛媛県生涯学習センターで開催された郡市公連会長・事務局長研修会に招かれ90分間講義を行いました。研修会に先立ち井上教県公連会長さんが新年早々急逝されたため、臨時総会が開かれ副会長の二宮秀秋さんが会長に就任することになったようです。

 二宮さんは学校の校長先生を退任後桑原公民館の館長をされていますが、双海町下灘中学校校の校長をされていたこともあり、周知の間柄です。もう記憶が古くなって知らない人が多いのですが、伊予市中央公民館長だった玉岡乾三郎さんも下灘中学校の校長でした。ゆえに公民館に長く関わっている私としてはわが双海町に縁の深い人が会長になったことに驚いています。

 研修会講演のテーマは、私が県公連専門委員長を務めていることもあり、会長から諮問を受けた「10年後の県公連の在り方」の答申案づくりに関わりましたが、私が試案し機関決定した「公民館版SDGsのフォローアップ」について、先日調査が終わった結果について、平均点が低かった15資金調達、14ボランティア、12情報、16ネットワーク型を中心に話をさせてもらい、来年度は郡市公連でもSDGsの普及啓発をして欲しいと締めくくりました。

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人間牧場

〇コープえひめの宅配便は便利です
 田舎に住んでいると、不便なことがいっぱいあります。ガソリンスタンドもなくなったり、郵便局の土日集配廃止によって、出した郵便物が町内でも土日をまたぐと4~5日かったり、農協のATMが廃止され銀行も支店がなくなってATMが時間制限になりました。

 一番困るのは買い物で、小さな雑貨屋が1軒ありますが品物が揃わず、調味料が不足したり買い忘れた時は、同居ゆえ息子嫁に無理を言って借り、それなりに乗り切っています。私はかつてコープえひめの学識理事を6年間やっていたこともあって、その頃からわが家ではコープえひめの宅配便を使っています。

 毎週水曜日にはコープえひめのトラックがやって来て、先週注文した商品を届けてくれるので助かっています。そんな中田舎暮らしの特典である野菜は、家の敷地に隣接した畑で無農薬による栽培を私が作り、食べきれないほど育っていて、近所へお裾分けして喜ばれています。

 また海に面した町に住んでいるので、魚だけは殆ど買ったことがなく、漁師さんから新鮮な美味しい瀬戸内の旬の魚が届き、私が粗調理をして妻の手助けをしています。マイナスとプラスを相殺するとそんなに困ることはありませんが、夫婦ともまだ車に乗れるので今のところは大丈夫のようです。

 

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人間牧場

〇壺の中の水がかなり厚く凍りました
 今年一番の寒波襲来で、昨日の夜は少し雪が積もりましたが、今朝は吹き溜まりに僅かの雪しか残らず溶けていて、心配していたものの朝のウォーキングも何とかこなすことが出来ました。

 ウォーキングから帰宅して庭のハスを植えている壺を見ると、溜まったている水がかなり厚く凍っていて、中で育てているメダカは氷の中へ閉じ込められているのではないかと心配しましたが、どうやら底の方に避難して無事のようでした。

 私の住んでいる双海町は瀬戸内海に面していて、日常は温暖で積雪も殆どなく温暖ですが、冬の時期は関門海峡を通って吹きつける北西の季節風が強く吹いて体感的には寒く感じますが、気温はそれほど下がらず、昨日の雪も山沿いの中山町では15㎝ほどの積雪だったものの雪も積もらず、山添いの国道56号線を迂回した車が海岸国道378号へ迂回して通るためかなりの交通量だったようです。

「寒いねえ 今年一番 寒気団 朝の気温は マイナス1度」
「よ~く見れば 睡蓮植えた 壺の中 分厚い氷 張っていました」
「壺の中 飼ってるメダカ 氷漬け 心配したが 壺底避難」
「寒いのも 暑いのも苦手 年寄りにゃ 骨身に染みる 動きが取れず」

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人間牧場

〇論語読みの論語知らず
 若い頃2500年も昔の思想家である孔子の言葉を集めた「論語」を手に入れ読みました。しかし学歴もない私には漢字ばかりで読みにくく、ましてや解説も小難しく、いつの間にかその本は本棚のどこへ置いたかさえも忘れていました。

 

 

先日調べものをしていて書斎本棚の片隅に「論語」86の言葉というポケットサイズの本を見つけました。私の書斎の本棚は息子と一緒に使っているので、恐らく息子の蔵書だと思うのですが、興味が湧いて暇を見つけて読んでいます。

 2500年も経っているというのに、「義を見て為ざるは勇なきなり」(人として行うべきことを分かっていながらそれをしないのは臆病者である)、「巧言令色鮮なし仁」(口先のうまい人や見かけばかりのものにロクな者はいない)、「知者は惑わず仁者は憂えず勇者は懼れず」(知の人は惑わない、仁の人は憂えない、勇の人は恐れない)、「学びて時にこれを習う亦説ばしからずや、朋あり遠方より来る、亦た楽しからずや、人知らずしてうらみず、亦た君子ならずや」(学んだことを折を見て復讐することは楽しいこと、懐かしい友だちがふいに遠くから訪ねてくれる、これもまた嬉しいこと、世間が自分を理解してくれなくても、人を恨まずクヨクヨしない、こういう人こそ立派な人物である)(「吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳従う、七十にして心の欲するところに従って矩を踰えず」(私は十五歳で学問に志し、三十で独り立ちし、四十になると迷わなくなった、五十になって天命をわきまえ、六十になって人の言葉が素直に聞かれるようになった、七十になった今思うままにふるまっても道を外すことは亡くなった)、「過ぎたるは猶お及ばざるがごとし」(やり過ぎも足りないも同じようなもの)などなどという言葉を、子どもの頃から論語とは縁遠い無知文盲と思えるはずの親父から小言のように聞かされて育っているのです。

 私は親父より多少賢く生きてきたつもりなのに、こうした言葉を果たして息子に伝えたり教えたりしたであろうかと猛省するも、七十から八十の坂を越えようというのに残念ながら矩を越えていません。悲しいかな、あ~あ~私の人生です。

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〇農作業に庇のついた帽子は必需品
 寒い冬ゆえ妻の用意してくれた耳まで隠れるニットの帽子を被り、家の外での作業をしていますが、昨日そのままで畑果樹園に入り、若嫁から頼まれたレモンを20個ばかり収穫していました。

 もう終わりに近づいた頃、レモンのトゲのある枝が額に当たり、擦り傷程度で大事には至りませんでしたが、枝のある木に近づいて農作業する時は、必ず庇のついた帽子を被るよう自分に言い聞かせていたことをすっかり忘れていました。

 庇のついた帽子だと庇が枝のあることを予知してくれるのです。これまでにも何度となくその恩恵にあずかり大事に至らなかったことを思い出しました。年齢を重ねるとついつい億劫になって帽子を被らなかったり、枝先が近づく予知能力が鈍くなって思わぬ怪我をするものです。

 怪我や擦り傷をしても唾をつければ治ったり、ヨモギをすり込めばどおってことはなかったのに、今は治るのに時間がかかるようになってきました。今回は額を突いたほどで済みましたがもし目でも突いたら大事でした。以後気をつけますが、はてさて庇のついた帽子は何処へ?、はいちゃんと被って頭の上に・・・。あった、あった、忘れてた。

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