人間牧場

〇ホタルの飛ぶ季節
 昨日の夜、外出先から帰宅し車を車庫に入れて玄関先を歩いていると、何やら点滅の光が見えました。「あっ、ホタルだ!!」と思い、光の行方を追いました。その光は上に下に左に右にと移動しましたが、私が近づいて手を差し伸べると、何と手に留まってくれたではありませんか。

わが家は上灘川の本流から少し離れているため、ホタルはそれほど見ることはできませんが、あぜ道沿いの水路に水が流れ、田んぼに水が張られて田植えが終わるこの時期になると、毎年迷いホタルを見ることができるのです。手に留まったホタルをそっと草むらに返してやりましたが、短くてはないホタルの一生を思うと、数奇な運命の出会いでした。

 先週の土曜日には地元限定のほたる祭りが行われたようでした。まちづくりとしてホタルにかかわるようになってこの方、一度も欠かさずほたる祭りに参加していましたが、今年は夜間の集会と重なったため、参加することができませんでした。翠小学校の子どもたちがほたる祭りに先立ち、ガードレールを磨いたという話題が新聞に載ったりして、ほっこりしています。まもなく双海町にも暑い夏がやってきます。今年こそ元気で夏を乗り切りたいものです。

「あっホタル わが家の玄関 先を飛ぶ 迷いホタルの 光懐かし」
「指先に ホタルが留まる  こんなこと あるのだろうか 嬉しくなって」
「今年は 3年ぶりに 開かれた ほたる祭りに 参加もできず」
「小学生 ガードレールを ピカピカに 磨いた話題 新聞紹介」

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人間牧場

〇菜花の種取り
 今年の冬は、新居浜に住む野本さんから頂いた菜花の種を蒔いて、おいしく食べました。私はこれまで野菜の種などエンドウ豆を除けば取りませんでしたが、野鳥が沢山やって来て菜花の種を啄むのを見て、自分でも種を取ろうと思い立ち、カマで刈り取り木陰で乾燥させました。

団扇を使った手動の脱稿作業
こんなに沢山菜花の種が取れました

先日それらをビニールシートの上に置き、足で何度も踏み潰して柄を外しました。昨日ころ合いになったところで、団扇を用意して種を仰ぐと面白いように荒ごみが飛び散り、手動で種の脱穀作業を終えました。菜花の種は茶褐色の小粒なので、今日にでもよ~く乾燥させたら、大きめの封筒に入れて保存したいと思います。

 今年食べた菜花の味を思い出し、今年の晩秋には菜園に種を蒔こうと思っています。それにしても菜花の種の脱穀に団扇を使うなんて、私の暮らしの知恵も中々のものだと、妻が褒めてくれ、有頂天になりました。少しアホがかっています。

「友人に 種をもらって 菜花植え 美味しく食べた 来年も是非」
「野鳥来る 種を啄む 様子見て 種取りしようと 思いついたが」
「団扇にて 手動の脱穀 作業する 中々やるね 妻に褒められ」

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人間牧場

〇宇和島市立城南中学校を訪問しました
 私は愛媛県金融広報委員会から委嘱を受けて、長年金融広報アドバイザーをしています。毎年この時期になると委員会からの指示で、その年に担当する指定校へ出かけて、今年度の進め方についてアドバイスをすることになっています。昨日はその日なので、新しく指定校となった宇和島市立城南中学校へ、事務局の大森さん、木原アドバイザーさん、県教委の森野さん、教育事務所の河野課長さんとともに出かけました。

私は若いころ宇和島水産高校に遊学して、この学校のすぐ近く桝形町に3年間住んでいたので、おおよその場所は分かりますが、学校のある文京町には、宇和島東高校、明倫小学校、宇和島南高校、城南中学と4つの学校が隣接していて、どこが入口なのかさえ分からぬほど入り組んでいる場所なので、多少戸惑いましたが、何とか時間通りに学校へ到着しました。

 協議は1時間半に及びましたが、何とかスタートが切れそうで安心しました。私は学校に来る前、宇和島地方局に立ち寄り、今年中尾所長さんに代わって所長さんとなられた藤原さんを、地域教育実践ネットワークえひめの代表として表敬訪問をさせてもらいました。事前にアポイントも取らず失礼とは思いましたが、運よく地域教育推進課の職員さんたちもいて、ご挨拶を交わすことができました。あれやこれやと忙しくも充実した一日でした。

「60年 前に住んでた 界隈に ある学校を 久方訪ね」
「思い出と 随分違った 街並みに 戸惑いながら やっとたどり着く」
「この時を 使って表敬 訪問す アポも取らずに 失礼お許し」
「ああ今日も 忙しかったと 思いつつ 夕暮れの道 車で走る」

 

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人間牧場

〇いきなり「ドサッ」と倒木
 今朝も毎朝の日課であるウォーキングに出かけました。中学校前を通って山道に入りました。昼なお暗いスギ林に差し掛かった午前6時11分、何の前触れもなくいきなり大きな杉の木が目の前に「ドサッ」と音を立てて倒れてきました。

いきなり目の前に倒れてきた杉の木の倒木

まるでスローモーションの映像を見ているようなシーンに大いに驚きました。もし1分1秒早かったら、多分私はこの倒木の下敷きになったであろう事を思うと、寒気がするほどでした。倒れた杉の木は山藤のつるが巻き付き、既に枯れていました。おそらく巻き付いた山藤が杉の木を動けなくして生気を吸った結果枯れたようでした。

山を開いてスギやヒノキを植林するのはよくある話です。苗気が幼木の時は下刈りを、少し大きくなると枝打ちをして、間伐を繰り返しながら森を作るのですが、現代は過疎や高齢化でそうした林や森の世話も行き届かず、せっかく成長した木も、大きく太ることなく短い生涯を倒木という形で終えるのです。

 森は緑のダムと言われていて、健全な森は保水してくれますが、間伐や枝打ちなどの世話を怠ると土や岩を食んだ根が弱くなって、雨が降ると土砂災害や土石流を引き起こすのです。道を塞いだ今朝の倒木は、山の持ち主も知らぬことゆえ、しばらくの間は道を塞ぎます。

 森林浴などと悠長に考えていましたが、森とていつ何時、何が起こるか分かりません。昨日関東地方は九州や四国に先んじて梅雨入りをしたようですが、間もなく私たちの地方も梅雨入りです。しっかりと気を引き締めて暮らしたいものです。

「ウォーキング 途中いきなり 目の前に ドサッと倒木 わが目疑う」 

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〇ハーモニカで吹いた「ああ上野駅」
先日50人ほどの小さな講演会に講師として招かれました。「心豊かに生きる」と題した生活設計に関する内容だったので、「氷山の一角」のパワーポイントを使い、木になるカバンに忍ばせていたハーモニカを下手糞ながら即興で吹きました。

 するとどうでしょう、参加者の年齢相応に合わせて見繕って私の吹いた、井沢八郎の「ああ上野駅」やペギー葉山の「南国土佐を後にして」、それに舟木一夫の「高校3年生」が心の中の青春時代の思い出を呼び起こしたのか大うけで、みんなの大合唱となり、大いに盛り上がりました。

人にはそれぞれ過ぎ越し人生があります。多分そのつれづれに巷に流れたであろう思い出の歌があるはずです。かく言う私もこの3曲には思い出があり、特に「ああ上野駅」は、集団就職列車で就職する同級生を、国鉄下灘駅へ見送りに出かけた、涙の別れのワンカットシーンが心に残っているのです。

 その見送った同級生も都会の雑踏の中に吸い込まれ、消えて久しく時の流れを感じずにはいられませんが、私は幸せなことに生まれたこの町に住み、多分この町で死んで行くことでしょうが、もの悲しいハーモニカの音色は、そんな昔の物語を思い出させてくれるので、時々吹いて当時の見送った同級生の顔を思い出しながら吹いています。

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〇バカ?息子の挑戦
 間もなく50歳に手が届くわが長男息子は家族4人とともに、同じ屋根の下で暮らしています。時々息子が「今時親と同居をしてくれる息子なんてそんなに多くはない。僕は親父夫婦に感謝されてもおかしくない孝行息子だ」と言うのです。

車庫の屋上も占領されました

確かに息子の言うのも一理はあって、一緒に暮らせる安心と、特に孫たち二人から有形無形の元気をいただいていることも事実です。しかし、しかしです。息子はもう間もなく50歳になるというのに、カブトムシを養殖して他人に無償で配ったり、昨年からは朝顔やホオズキを育てて、商業施設町屋に展示したりと、まあやりたい放題でとどまるところを知らぬバカ?息子ぶりを発揮しています。

今年もその時期がやって来て、家の庭先にはそこら中朝顔とホオズキが並び、まるで花屋さんの軒先のような手合いです。最近は種を蒔いて育てた苗を化粧鉢に植え替え作業していて、車庫の上まで占領されてしまいました。プーチン以上の小さな侵略です。バカ?息子の挑戦は今後カブトムシへとまだまだ続きそうです。

「バカ?息子 ひまわり・朝顔 ホオズキと とどまるどころか 庭を占領」
「間もなくに 今度は小さな カブトムシ 7月いっぱい 挑戦続く」
「誰に似た あなたに似たと 妻が言う そうかもしれぬ きっとそうかも」
「まあいいか 幸せならば それもいい 仕事はきっちり やってるのだから」

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人間牧場

〇かまど小屋のガラス戸破損
 勤めていた役場を退職したのを機に、人間牧場の諸施設を思いを込めて造ってから、あっという間に17年の歳月が流れました。安普請ではなかったはずですが、最近はあちこちに傷みが出始め、その都度息子と二人で日曜大工よろしきを得て、修理をしています。

とりあえず応急的にガラス戸を板戸にしました。

 一昨日人間牧場の草刈り作業に出かけてみると、かまど小屋の大きなガラス戸が一枚割れているのが見つかりました。原因は不明ですが修理をどうすか考えた挙句、壊れたガラス戸を外して持ち帰りました。早速昨日、とりあえずガラス戸を板戸にしようと思い立ち、端材倉庫から杉板を取り出して、手直ししてみました。

 約1時間ほどで85㎝×105㎝の板戸が一枚完成しました。雨の近い週間天気予報なので今日にでも、人間牧場へ出かけて取り付けたいと思っています。このところ高止まり感がある新型コロナですが、社会全般では活動が再開されているため、人間牧場への来客が多く、とりあえずの修理となりました。

「17年 あっという間に 時流れ 施設設備 あちこち傷む」
「その都度に 息子と二人 牧場へ 出かけて補修 日曜大工」
「ガラス戸が 割れて驚く 思案末 板戸にしようと 早速作業」
「不器用を 自認の私 でも出来た 今日にも取り付け 息子と相談」

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人間牧場

〇山弁当を忘れてしもうた
 昨日は久しぶりに行事や人に会う約束などない自由な一日だったため、加えて上天気だったため、人間牧場へ山仕事に出かけることにしました。草刈り機や混合油、剪定ばさみや手鋸など使うと思われる小道具を積み込み、「よし今日はやるぞ」と意気込み8時にさあ出発です。

下bb間に忘れていった山弁当

 自宅ら人間牧場へはわずか20分ほどで到着しますが、途中3件ほど携帯電話が入り車を止めて対応したので到着は8時30分頃でした。荷物を下ろし始めると、「あれ、妻に作ってもらった弁当を入れた籠がない?」ことに気が付きました。そういえば家を出る前来客があって話しているうち弁当入りの籠を、どうやら家の玄関先に置いたままだったのです。

収穫した青梅40㎏

「しまった」と思っても後の祭りです。幸い人間牧場の水平線の家には冷蔵庫があって、お茶類の飲み物には事かきませんが、結局昨日は昼食抜きで、わずかに人間牧場に鈴なりとなっている、甘夏柑1個とお茶だけで空腹を満たしました。昨日は梅林の草刈りをした後、梅を約40㎏も収穫することができました。午後4時ころ妻から「弁当を忘れて、お腹が空いたでしょう。そろそろ帰りませんか」と電話が入り、片づけをして帰りました。私もボケたものです。大丈夫でしょうか?。

「今日は暇 天気も良いし よしやるぞ 意気込みいいが 山弁忘れる」
「弁当の 代わり甘夏 一個だけ まるで絶食 それでも働く」
「弁当を 忘れるようじゃ もう終い ボケが進んだ 自覚しました」
「草刈と 梅の収穫 無事終える 40㎏も ゲットしました。 

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〇やっと目の病気が治りました
 1か月ほど前、庭木の剪定をしていた折、不注意にも剪定した小枝が目に当たり多少傷をつけてしまい、まるでウサギの目のように赤く充血したので、伊予市内の眼科で診てもらい、目薬の処方をしてもらいました。ところが1日4回点眼して治療をしたものの一向に治らず、再び眼科を訪れ検査をしてもらったところウイルスに感染していたようで、両目感染となってしまいました。

やっと治りかけた両眼

眼科病院など行ったこともなく、「顔は悪いが目だけはいい」などとふざけた言葉を言うなど、この年齢になっても未だ眼鏡をかけたこともなく、裸眼で新聞が読める視力を自慢にしていましたが、目が不自由になるとこんなにも体にストレスがたまるのかと思うほど、この一週間は難儀をして暮らしました。

 運の悪いことに私の目の病気が妻にうつったらしくて、妻も同じ眼科病院に通って治療をしていますが、私はほぼ完治したものの、妻は大分よくなりましたが、まだ目の充血が治らず難儀を強いられています。いくら夫婦仲がいいといっても、何も目の病気まで一緒にならなくてもいいのに、難儀な話です。

 体のどこが悪くても生活に支障をきたすもので、改めて目の大切さを実感することになりました。これから夏場になって草刈り機を使ったりする機会も益々増えるものと思われますが、草刈り専用の眼鏡をかけるなどして、細心の注意を払おうと改めて思いました。天気も安定したので今日から暇を見つけて草と戦います。

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人間牧場

〇初夏の彩り
 今年は畑に植えていたスナップエンドウが大豊作で、2~3日おきに収穫し、妻がさやの筋を取って軽く茹で、食卓に出してくれるので、胡麻ドレッシングで美味しく食べています。茹でても鮮やかな緑色は失うことなく、初夏の味を満喫しながら、近所にお裾分けもして喜ばれました。

(豊作だったスナップエンドウ)
(色づき始めたた完熟トマト)

 畑の隅に小さなビニールハウスを持っていますが、最近植えているトマトが熟れ始めました。畑に植えている路地のトマトはまだ収穫ができないため、当分の間はハウスで育った完熟トマトを毎日のように食べていますが、赤い色のトマトも食卓に彩りを添えています。

 今年は早生玉ねぎの育ちが悪く、まるでラッキョウ?ではと思われるほど小さいのですが、妻はそれらをいろいろなおかずに調理して出してくれます。特に新玉ねぎの薄くスライスして水に晒したオニオンは、真っ白で毎日のように食べています。赤・青・黄の信号の色ではありませんが、エンドウの緑、トマトの赤、玉ねぎの白が食欲をそそります。

「今年は スナップエンドウ 豊作で 殆ど毎日 食卓に出る」
「ビニールの ハウスに植えた トマト類 完熟収穫 彩り添える」
「これラッキョウ? そんな小さな 新タマを オニオン称して
                      美味しく食べる」
「幸せは 自分で作った 安心と 安全野菜 食べて健康」

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