人間牧場

〇それなりに300件
 自宅の敷地内に倉庫を改造して「海の資料館「海舟館」を作って20年以上が経ちました。この施設は漁師をしていた、今は亡き親父の記念館のようなもので、70歳で漁師をやめ陸に上がってから趣味で作った和船模型や、海から網にかかって揚がった戦争遺物などが展示されていています。親父の晩年は趣味も同じ私も協力して手助けし、親父が亡くなってからは私一人があれこれ活動しています。

300ページになった綴りの一冊

 1年前ふと海の資料館「海舟館」にはどれ程の資料があるのだろう?と疑問を持ち、早速一日1点を目安にほんの軽い気持ちでわがfacebookに写真とコメントをつけアップすることにしました。最初は100点ぐらいが目安でしたが、あっという間に100点を超え、200点も越えました。やれば際限もないことからとりあえず300点を最終にしようと決めましたが、このほど無事最終の300点に到着しました。

紹介したものは、その日のうちにプリントアウトして表紙をつけて綴り続けましたが、机の横に置いた1冊の綴りは300ページにもなる分厚いもので、まさにコツコツを積み重ねる「積小偉(為)大」です。人から見れば「何が面白いの?」とか、「それゴミじゃない?」と言われそうですが、まあ本人が自己満足していることなので、人はどうであれ納得の手合いです。

 さてこれからどうする?です。おそらくまだ自分の余命はまだ少し残っているので、一つ一つ丁寧に手入れをしながら写真に撮ってデジタル化し、デジタル海の資料館にしようと思っています。海の町でありながら海や漁業に関する資料が少なく、語り部たる漁師の古老も次第に黄泉の国へ旅立っている昨今ですが、せめて宇和島水産高校漁業科を卒業している縁を大事に、「遺し伝える」伝道師になろうと馬鹿げた決意をしています。

「ちょっとした 思いつきながら 始めたが あっという間に 一年となる」
「100点の 次の目標 200点 ついには大台 300点となる」
「デジタルを 使って展示 品々を facebookで 紹介しました」
「一日に 一点ずつと 心決め 積小偉大 300ページに」 

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