人間牧場

〇甘夏柑の美味しい季節です

 農作業が忙しいこの時期は、暇さえあれば畑に出て、あれやこれやとやっています。太陽の光はもう夏模様で、麦藁帽子に手袋、長靴という作業ルックで汗をかいていますが、紫外線は容赦なく照り付けて肌を焦がし、手も顔も作業着で隠れた部分とはまったく別人のように日焼けしています。

甘夏柑の発送作業
甘夏柑の発送作業

 時折出会う人からは、日焼けした手と顔を見て、「お元気そうな顔色ですね」と言われますが、昔は元気=日焼けのイメージでしたが、近頃は日焼け=貧乏人だそうで、別に恋をしたり相手によく見てもらう必要もないこの歳なので、日焼け止めなども塗らずに、「焼けまま」で元気=日焼けの暮らしをしています。

 親父の後を引き継ぐように家庭菜園で農作業をしていますが、昨年の7月に親父が亡くなってからは、全て私に引き継がれ、少々負の部分を感じながらやっています。一昨日は菜園横の甘夏柑畑で収穫した果実を、毎年送る全国の人に送り始めました。10kg段ボール箱をとりあえず近くの農協で20箱買い求め、果実を詰め込みました。

 この時期は柑橘系が殆どなくなる端境期なので、樹上にならしたままの甘夏柑はとても重宝され、特に農薬を一切かけていないので、皮をマーマレードにしたい人たちからリクエストが届いていますが、わが家も妻と若嫁が皮を剥いでタッパーに入れ、冷蔵庫で冷やし、おやつ代わりに美味しく食べています。孫たちも3~4個ペロリと平らげているようです。田舎はいいですね。

  「日焼けした 私の顔を 見た人は お元気そうでと 声かけてくれ」

  「近頃は 日焼けイコール 貧乏人 私もさしずめ お仲間ですらい」

  「樹上にて 保存している 甘夏柑 宅配便で 全国出荷?」

  「甘夏は 皮まで加工 マーマレード 無農薬です ゆえに重宝」

[ この記事をシェアする ]