〇サツマイモの芋づる植え
家庭菜園で野菜を作るようになってから、毎朝のウォーキングでの目の動きがどことなく違ってきたように思います。というのも私の住んでいいる場所は少し街がかってはいますが、田舎らしくあちこちに家庭菜園があって、季節のそれぞれにそれぞれの野菜がほぼ毎年同じように作られています。多分それぞれの人は私より早く季節をよみ、はるかに高い技術で作物を作っているので、「ああタマネギを植えた」「大根の種を播いた」などと察知し、自分の農作業に役立てているのです。
最近は私も少し賢くなって、Writing Calendarの予定表の片隅に農事メモを書き込んで、明くる年の参考にしていますが、それよりはるかにしのぐのは、やはりウォーキングの途中で目に映る光景なのです。一昨日の朝も散歩をしていると、隣のおじさんが畑に畝を立て黒いビニールマルチを被せて、サツマイモを植えていました。「ああもうそんな時期か」と思いながら、昨日の朝早くも小雨がぱらつき始める中、朝飯前に畑に出て雑草を片付け、急いで耕運機で中耕をしました。
先日自分のタブレットに内蔵してもらった、「坂の上のクラウド」という気象予報システムを見ると、雨は午前8時頃から降り始める予想なので、急いで畝を立て、黒いビニールマルチをかけ、四隅に土を被せましたが、間一髪で作業が終ると雨がかなり激しく降り出しました。さてサツマイモの苗はどうするか?と思いましたが、雨が降るし急いでしなければならない用事もないので、松前町の園芸店に出かけてサツマイモの苗を買いました。普通の鳴門金時は50本で1780円、バイオ鳴門金時は200円アップの1980円でした。
「普通とバイオとどこが違うのか」と店員さんに尋ねましたが、「いい芋が沢山つく」との言葉を信じて50本1980円の芋づるを買って帰りました。昼頃雨が一端止んだので長靴に履き替えて畑に入り、妻に用意してもらったカミソリでマルチを切り、一列25本2列を、あっという間に植え終わりました。毎年のことですが植え終わるとマルチの地温が上がり、植えた芋づるが蒸れて息絶え絶えとなり何本か枯れるので、今年は植え終わってから半日たっぷり雨が降って湿ったので、多分活着率はいいものと思われます。
今朝畑に覗きに行きましたが、さすがバイオの苗だけあって、しゃんとしていました。わが家ではサツマイモを保存するため、倉庫の地下に芋坪を掘り、芋を囲う手づくりの箱に籾殻を入れて保存したお陰で、殆ど腐ることもなく今月までサツマイモを食べることができるようになりました。ゆえにジャガイモを収穫した跡地に、もう少し芋のつるを買い求めて植え、増殖したいと思っています。
「芋植えた 隣のおじさん 私より 早い作業を 見習い早速」
「タブレット 予報は雨と その通り 小雨降りだし 急いで中耕」
「マルチ掛け 雨止む寸暇 畑出る これで活着 ホッと一息」
「サツマイモ 今では自給 出来だした これで何とか 今年も備蓄」