〇大風のささやかな小さな被害
「何年かに一度の季節風」という、前触れふれ込みがあった昨日今日の天気は、北海道のような猛吹雪や大雪のような荒れ方ではなかったものの、警報が出て学校が自宅待機になるなど、まあまあの大荒れでした。こんな日は家の中に閉じこもり、ストーブやコタツで暖を取りながら、風の収まるのを待つしかありませんが、昨日は親父が特老へデイサービスに出かける日だったり、危険物回収・プラゴミ回収日だったりしたものですから、朝から何となく慌しく、加えて若い頃お世話になった元上灘漁協組合長の北風静雄さんが前々日89歳で亡くなり、午後1時から伊予市の葬儀場で告別式があり参列したため、外風の寒さをまともに受ける寒い寒い一日となりました。
昨日の季節風は外に置いたいた軽い物を吹き飛ばすほどの強さで、片付けてはいたものの、あれやこれやが吹き飛んで、片付けるのに大変でした。被害といえばわが家の外の洗濯物干し場のビニール屋根の一部が割れて吹き飛び、甚大でない被害が出ました。前回の台風で剥がれて息子が修理した部分とは違う所なので、風が収まれば息子は今週末にでもホームセンターで波型ビニール板を買い求め、自分で直そうと言っていますが、今週末には雨が降る予定だし、天井を見上げると割れた所から青空が見えるだけに、見苦しいので早く直してもらうよう頼みました。
わが家も新築して40年が経過すると、家のあちこちに傷みが目立ち始めてきました。古民家といわれるほど古くはなく、息子とたちと同居を始めた4年前に大リフォームをしたため、家は立派な木材を使いしっかりしていて何の問題もないのですが、手直しを怠ると家の屋台骨まで傷むので、折につけ手直しや修理をしています。これまでは親父が器用で少々の手直しは、親父がしていましたが、親父が高齢となったため、その役割は私の肩にかかってきました。幸い息子が建築関係の仕事をしているので、折に触れ、ああだこうだといいながら一緒になって家を守っています。
家の修理は何かと金がかかるものです。家は私たち夫婦の持ち物なので、手直しの度に年金暮らしの薄い財布の中から手出しをしなければなりません。もうそろそろそういった出費も、この家を無条件で継ぐであろう息子に委ねなければなりませんが、子育て真っ最中の息子たち夫婦が、本当に一人歩きできるのは、もう少し先のようです。
「時ならぬ 大風吹いて 何もかも 吹き飛び片付け あれやこれやと」
「大風で 洗濯物を 干す屋根が 一部剥がれて 青空見える」
「40年 経ったわが家も あちこちに ほころび目立ち 手直し必要」
「親から子 代を重ねて 受け継ぎし わが家いよいよ 息子の代に」