人間牧場

〇与党325議席の圧勝

 私は政治には無頓着・無関心を貫いて70歳の今日まで生きてきました。合併前の双海町時代には選挙の度に選挙の好きな人から、「選挙に出ないか!!」と再三再四誘われましたが、「選挙に出ると妻に離婚される」なんて戯言を言ってはぐらかしてきました。お陰で当選の美酒を味わったり冠をいただく機会を逸しましたが、「落選」というレッテルを貼られたり、自分の生き方を迷わせることもなく、今日を迎えることがでいたのは間違った選択ではなかったと思うのです。

第4区の選挙ポスター掲示板
第4区の選挙ポスター掲示板

 昨日は降って湧いたような衆議院の解散による年末総選挙があり、私も妻も息子夫婦も清き一票を投じに出かけましたが、前回の選挙まで一度も休むことなく投票に出かけていた96歳の親父は、昨日北風が強く吹くあいにくの寒さだったので、風邪でも引いたら大変とついに投票に連れて行くことを断念しました。わが家はこれまで100%の投票率だっただけに少し残念な気もしますが、親父の健康には変えられないので、これも仕方のない選択と諦めています。

 今回の選挙から私たちの住む伊予市は、「ゼロ増5減」のあおりで2区から4区に編入替えされました。駅伝大会の区域替えなら理解できても、1区から2区へ、2区から4区へと向うさんの都合での度重なる区域替えには大きな抵抗があり、正直なところ多少憤りを感じずにはいられませんが、仕方のないことと諦めきれない人も多く、投票率にも少なからず影響したようです。掲示板を見ながら馴染みの薄い候補者の顔写真に、はてさてこれから当選した人たちに何を求め何を期待すればいいのか、迷っています。

 私には選挙の好きな友人も沢山いて、何人かから候補者のパンフレットが送られてきたり、電話で「〇〇さんを頼む」と頼まれたりしましたが、長年世話になっている人から言われた手前もあって、何人かにパンフレットを渡さねばならず、昨日は開票速報を見ながら今後の国政を思いました。投票率の低下も気になるし、経済政策で私たちの暮らしもよくなって欲しいと願っていますが、他力本願で幸せはつかめないと、与党圧勝325議席への期待もそこそこ、テレビのスイッチを切って床に就きました。

  「選挙する 度に候補者 綺麗ごと 並べているが 期待もせずに」

  「選挙出ず 栄光もなし 落選の 烙印もなく 70迎える」

  「区域替え 東京理論 腹が立つ いつの時代も 諦めしかなく」

  「325 与党圧勝 ふがいない 野党の戦い どうなる日本」

 

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