shin-1さんの日記

○全国大会近づく

 昨日は第26回地域づくり団体全国研修交流会愛媛大会の第4回実行委員会が、主会場となる宇和島市であり出かけました。積もる話もあるので伊方町三崎の塩崎さんに電話をかけ、途中で落ち合い一緒に行こうと誘いました。塩崎さんは今年の春役場を定年退職し悠々自適家で農業をやっていますが、私と一緒に長い間地域づくりをやっていて、今回の大会の私が実行委員長、彼あh県市町振興課長さんと二人で副委員長を務めてくれているのです。彼はやはり私と同じで長年の心労がたたって少し体調をくじしていましたが、今は通院程度に回復して一緒に活動をしているのです。

 昨日は松山へ奥さんと友人の入院見舞に行った帰りに落ち合うことで相談ができていました。ところが昨日は国道378号のあちこちで道路工事が沢山あって要所要所で通行止めにあい、早めに出た私は20分前に到着、遅めに出た彼は30分遅れとなり、昼食でもしようといっていたのに間に合わないかも知れないと、昼飯を食べぬまま会場入りとなりました。

 南予文化会館の裏にある駐車場に車を止めて文化会館の表玄関に行くと、佐々木館長さんが出迎えて部屋まで案内してくれました。佐々木館長さんも議会事務局長をこの春退職され、第二の人生をここで過ごしているのです。

 間もなく一週間後にはこの一年間かけて準備をしてきた全国大会が始まりますが、この日の実行員会は直前とあって、平易に装ってはいるものの皆さんの意気込みが強く感じられました。事務局の説明も確認の作業が殆どですが、全国から集まる参加者もスタッフも既に決定し、300人を超える人たちの顔を思い浮かべながら綿密に、そして濃密に打ち合わせを行いました。

 会議は毎回実行委員長の私が議長を務めますが、この日も私流にあまり時間をかけないように区切りながらやったため1時間余りで終了し、前夜祭の会場となるJAの会議室を全員で事前見学に行き全ての日程を終えました。全国大会は何度も経験していますが少しの緊張とハプニングへの適切な対応をすべく肝に銘じた一日でした。

 帰りは再び塩崎さんと二人で元来た宇和島市~西予市~八幡浜市~保内の道を通りながら、久しぶりの会話を楽しみました。家族のこと、合併後の役所のこと、私たちにつながる友人のこと、間近に迫った大会のこと、私たちの将来のことなどなど、車窓に消えゆく風景には目もくれず話しました。僅か1時間余りの時間でしたが充実した打ち合わせや話し合いができました。

 私も地域づくりの世界に飛び込んでもう20年を越えました。その間様々な試練や成果に一悠しながら何とかここまでこれましたが、そろそろ次のことを考えなければなりません。64歳という年齢は第一線で機関車役をやるのには気力も体力も限界かもしれないのです。加えて後進に道を譲ることも考えなければなりません。機関車の後を押すことに徹する時期だとも自覚しています。その意味で今回の全国大会は一つの区切りだとも考えています。「私は若い」と思うのは勝手でしょうが、それとこれとは別なのです。いい年齢になったとしみじみ思いました。

  「一週間 後に迫った 大会を 成功さすべく 士気を高める」

  「四十年 近くも友で あり続け 今なお無地の 親友うれし」

  「色々な ことがあったな しみじみと 語る二人も いつの間にやら」

  「三日前 昨日来週 立て続け 宇和島詣で 元気伝えに」

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shin-1さんの日記

○デジタル情報の整理

 最初にデジタル情報を意識したのはワープロでした。勤めていた役場の職員が当時珍しかったワープロを購入し様々な資料を作成しているのを見て私も欲しいと思い、当時のお金で15万円の大金を工面して手に入れました。先に買った仲間の手ほどきを受けながらこれほど便利なものはないと、フロッピーに入力して保存できる記憶装置に感心したものです。そのうちパソコンが出回るようになってワープロが時代遅れになりましたが、パソコンを買う大金の工面ができずしばらくの間ワープロに甘んじていたものの、役場の机に一人一台のパソコンが用意され、否応なしにパソコンの世界に引き込まれていったのです。デスクに置かれたパソコンは持ち運ぶことができないため、仕方なく自宅用のパソコンを購入しましたが、その互換性も分からぬまましばらく使ってそれぞれの資料を作り。それぞれのフロッピーやCDに保存して書斎の引き出し収納して今日を迎えているのです。

 ワープロ時代の使わない情報を入力したフロッピーとパソコンのDVDが混在する中から、時々必要に駆られて情報を取り出すのですが、それらの整理がうまくできていないので、これまた探すのに一苦労しつつ一人悩んでいるのです。パソコンの記憶を検索するには、もう私の記憶がパソコンの記憶について行けないことに気づいているものの、何とかしなければと思う心の焦りが余計退化ししつつある頭をぐじゃぐじゃにしてしまうのです。

 役所を退職して3年半が過ぎました。多分それ以前の資料は処分しているので、3年半分しかないのに収めたDVDの数は50枚を超えていて、先日息子がくれた真新しいものも20枚あるのでこれからもどんどん増えそうな勢いだし、故障しかかった以前のパソコンに内蔵された情報もまだそのままの状態で残っているのです。

 パソコンを使うようになって私の暮らしは一変しました。毎日の暮らしの中でパソコンの前に座って向き合う時間がだんだん増えてきていることに気づくのです。かつてのようにペンと紙を相手にものを書く時間が極端に減り、昨日送った原稿などはパソコンで書き、デジタル化されたバーチャルな原稿をペーパー化することもなく画面で校正しデジタル写真とともに指定されたメールアドレスに送付して一件落着です。早速届いた返信にも同じような作業を繰り返しましたが、結局は相手の顔の見えないままでこの仕事は終わってしまいました

 最近近所の野菜畑にパソコン用のDVDが何枚も吊り下げられているのに気がつきました。最初は何だろうと?と不思議に思いましたが、近づいてみると七色に輝くDVDなのです。野鳥や害虫などを追い払う脅し用だと分かりました。とっさに最近の野鳥や害虫もいよいよデジタル化されたのかと一人苦笑しましたが、畑もアナログな案山子からデジタルなDVDへと変化しているようです。

 便利なデジタル情報も整理ができない私には不便な情報になりつつあります。それでも写真がセピア色に変色化するのに比べデジタルで保存した写真は変色もしませんし、データーの所在さえしっかりしていれば、いつだって鮮明な写真が取り出せるのです。またこれらの情報を送ったり受けたりすることも自由自在で便利です。

 先日パソコンに堪能な人から面白い写真が送られてきて驚きました。私の写真を行ったことも見たこともないない外国の美しい夕日の風景の前で、何と私が記念写真に納まっているのです。いわゆる合成写真でしょうが、これだとアリバイ工作に使えるのではと、人気番組「相棒」みたいなことを考えました。世の中は私の知らない、私のできないことが多いようです。

  「情報を 保存し過ぎて 何処へやら これでは便利 かえって不便」

  「行ったこと ないのに私 写ってる 合成写真 ここまで進歩」

  「キラキラと 七色光る 野菜畑 野鳥害虫 デジタル時代」

  「顔見えぬ 人に原稿 パソコンで 送って返事 何処か不安に」

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