〇能登半島地震の影で
正月元旦は夕方から能登半島地震に関するニュース以外ニュースらしいニュースは放映されませんでした。マグニチュード7以上の大地震による壊滅的な被害の甚大さを思えば当然で、楽しみにしていた新春恒例の箱根駅伝など夜のニュースにも取り上げられませんでした。
そんな中で羽田空港で起こった日本航空機と海上保安庁の航空機が滑走路で衝突し、70台以上の消防車が出動して消火に当たったもののなすすべもなく炎上全焼する姿にも大きなショックを受けました。幸い乗客全員は脱出して無事だったものの、能登半島地震被災地へ物資を運ぶ予定だった海上保安庁の飛行機の搭乗者5人が犠牲となる悲しい事故となりました。
正月元旦のこの2つの悲しみの出来事は、忘れてはならない教訓として語り継がれることでしょう。能登半島地震の余震は今も群発し、人命救助に当たる多くの人たちが二次災害に遭わないよう祈るばかりです。死者の数も増え続けていて、生存率が下がるといわれる72時間が間もなくやって来ます。「生きていて欲しい」と祈る人々の悲痛な叫び声が聞こえるようで他人事なら悲しいです。