人間牧場

〇知らなかった朝顔たち
 私はこれまで自分の書斎の窓辺に緑陰として朝顔を育ててきましたが、息子が昨年から朝顔の鉢植えを育てるようになってからは、それも止め遠く近くでその成り行きを見守っています。この時期になると鉢植えの朝顔が咲き始めたため、花の咲いた鉢植えを玄関先に飾って楽しんでいます。

 昨日の夕方、少し小型の花の咲いた鉢を置いていたので、「これは夕顔?」と息子に聞くと、「これは夕顔でなく夜顔だ」と言うのです。「えっ?、ユウガオは聞いたことがるが、夜顔なんてあるの?」聞き直しました。息子は図鑑を見せて、「朝顔・昼顔・ユウガオ・夜顔」の違いを教えてくれました。

一目で分かる花の違い
わが家に咲いた夜顔の花

 なるほど納得でした。私は77年間も生きているのに、わずか49年しか生きていない息子に教えてもらわなければならない、悲しき老人であることを自覚しました。花は息子、スマホは孫、生きるすべは妻や若嫁にです。それにしてもみんな知っているふりして生きているから不思議です。「知っていましたか?」

「朝顔に よく似た花が あることを 知ってはいたが 夜顔あるとは」
「図鑑見て これが夜顔 な~るほど 一目瞭然 やっと納得」
「喜寿までも 生きているのに 知らなんだ 恥ずかしながら 悲しき老人」
「あさがおは 夜はしぼむが 夜がおわは 朝にしぼんで 私のようだ」

 

 

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