人間牧場

〇ナウマンゾウの化石?
 先日漁師をしていた親類のおじさんから、建て網に魚がかかったので、外しに来ないかと誘いの電話がありでけました。おじさんと港に停泊している小型漁船に乗って手伝い、大きなコブダイやメジナを沢山いただき、帰宅途中何人かの知人友人にお裾分けをしてあげました。

いただいた伊野灘から引き揚げられた化石

 その折、底引き網をしていたころ網にかかったという、化石と思しきものをいただきました。このおじさんには3年前にもナウマンゾウの象牙の化石をいただいているので、わが海の資料館海舟館なら保存してもらえるとの思惑が働いたようでした。早速家に持ち帰って奇麗に水洗いをして、陰干しをしました。

昔々のことゆえ瀬戸内海が陸続きだったことなど、凡人の私には知る由もありませんが、ナウマンゾウが絶滅してからの時の長さを思えば、私たち人間の寿命など針で突いたほどにも満たない一瞬です。こうして時空を超えて私の元へ届いたのも何かのご縁だと思えば、大事にしなければなりません。

 一度町内に私設考古資料館を持っている沖野先生に見てもらい化石類の時代考証とナウマンゾウのどの部分なのか教えてもらおうと思っています。妻は「また古いものを貰ってきた」と呆れていますが、私にとっては資料がまた一つ増えたと喜んでいます。

「元漁師 網にかかった 化石類 またまた貰い 早速手入れ」
「ド素人 ゆえに何だか 分からない 一度ゆっくり 話聞きたい」
「瀬戸内海 かつては多分 陸続き 長い年月 途方もなくて」
「また一つ 展示の品が 増えました 妻は呆れて 私ホクホク」

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