〇鷹子温泉近くにて
私の親友で松山に住んでいる沖和博さんから、松山市高齢者クラブ連合会第2ブロック指導者研修会で話をして欲しいと頼まれました。沖さんは双海町本村出身で私より年齢が一つ歳上ですが、彼が運輸会社に勤めていた頃からの知り合いで、職場改善運動の指導者として活躍していたこともあって、何かにつけて気心が知れている人です。何度か彼の友人とも酒席でご一緒したり、人間牧場へも訪ねて来られましたが、まあ田舎出身らしからぬダンディで美声の持ち主なのです。
私より一つだけ年上のその彼が、今では久米地区内高齢者クラブ川付つくし会の会長であることを、講演依頼文章に添付した資料で初めて知りましたが、私などまだ地元の高齢者クラブに入会もしていないのに、早々と会長なんて偉いご出世のようです。(笑い)私もそろそろそのような年齢になったことを実感しましたが、頼まれた講演日時は昨日の午前10時からで、会場は時々妻と出かける鷹子温泉に隣接した鷹子老人福祉センターでした。予定された時間より少し早めに会場に到着しましたが、沖さんは昨日の研修会の総合司会までする活躍ぶりでした。
早速1時間ばかり講演させてもらいましたが、指導者研修会ということもあって、多少笑いを押えた真面目な話をし過ぎたかなとも反省していますが、まあ見識高いあの年齢の人たち(失礼ながら)を眠らさなかっただけでもよしとしておきましょう。
会場で講演が始まる前の休憩時間に、何人かの顔見知りの人があいさつに見えられました。かつて同じような仕事をした人、研修会で出会った人など来歴は様々ですが、皆さん第一線を退きすっかりいい年齢になって、風貌から老域を感じながら昔話に花を咲かせました。私にも間もなくそんな人生が来るものと思われますが、これからもこの人たちのように地域のお役に立ちたいものです。
「同郷の よしみで今も 交遊を ご縁頂き 講演呼ばれ」
「はや会長 えらい出世と 大笑い 日本で一番 年寄り元気」
「気がつけば 私も同じ 高齢者 そろそろ身分 弁え生きる」
「老人と 呼ばれる嫌だ 入らない 威張ってみても 歳には勝てず」