〇人間牧場の雑石積み工事が始まりました
私が広島へ行っている留守中に、人間牧場の石積み工事が始まりました。自宅のリフォーム工事と重なったため資金的にもかなりきつく、そのことを思うと多少憂鬱なのですが、自分たちの暮らしや自分自身の生き方に大きく影響を与えている人間牧場の整備は、私にとっても家族にとっても大切なことなので、妻に相談しながらやっているのです。私は資金を伴う場合は必ず妻に相談します。でないと夫婦の人間関係を損ねてしまうからです。ましてや私の遊び心の場である人間牧場などが生活を脅かせたのでは、いいことであっても前に向いて進まないのです。
昨日はお大師さんの縁日なので、妻は昨日の夜準備をし朝早くから起きて赤飯を炊いていました。外が明るくなった頃親父はお大師さんの前に幟を飾っていました。この地に家を新築してから30年余り、ずっと続けているわが家の年中ならぬ月中の恒例行事なのです。妻は炊き上がった赤飯をパックに20個ばかり詰めて冷まし、ゴム輪で留めたものを私が近所へ配るのです。近所の中には7キロ離れた下灘地区もあって、私はついでに足を延ばして長浜の城戸岡医院へ風邪の診察に出かけました。幾ら病院や注射が嫌いでも、泣く子と地頭と風邪には勝てず、ついに診察なのです。この病院の先生は遠縁にあたるので妻も時々通院していて、過コレステロールの薬を妻に代わっていただいて帰りました。
帰路本村から国道を離れ中間道を通って人間牧場へ行くと、意外や意外雑石積み工事は一昨日の間に随分進んで、早くもその全容が見えるほどでした。若社長がコンクリートや雑石、土などを手際よくダンプカーで運び、4人の作業員がこれまたユンボなどを使って手際よく積み上げて行くのです。
工事の途中で石垣の長さをもう少し長く伸ばそうということになり早速追加工事をお願いしました。一度昼食のため自宅へ帰り、今度はバイクで午後4時頃再び人間牧場へ行ってみると、ロケ風呂近くの石積みはもう出来上がっていました。雑石工事といいながら青石を使っているので、石垣の目地を入れて刷毛で洗うと綺麗な石垣が見えるはずなので、今から楽しみです。
この工事でロケ風呂の元栓開け閉め作業が随分楽になるだろうし、草が生えることもなく草刈り作業が随分助かるようです。今回の工事で気になっていた倉庫の足元崩壊の心配もなくなるし、松本さんや赤石さんと相談しているピザ釜の設置場所も狭いながら確保できるものと思われます。
土建業者の社長さんから「仕事がないので何かならないか」と声をかけられたことから、降って湧いたように始まった今回の工事は、意外な方向に進んでいます。私の貯金通帳も今回でついに底をついてしまいそうです。「夕やけ徒然草」の風の書・空の書の出版も否応なしにやって来ます。貧乏ゆえに資金繰りには頭を悩ませますが、これも試練です。元気に働いて少しだけ稼いで夢の実現をしたいと思っています。幾つになっても夢に賞味期限はないのですから・・・。
「仕事なく 何かないかと 電話来る 金もないのに にわかに工事を」
「何とまあ たった二日 経っただけ 石垣綺麗 出来上がりつつ」
「欲が出て もうちょいとだけ 延ばしたい 社長に懇願 今度は私」
「底をつく 貯金通帳 残高を 妻に相談 少し援助を」