shin-1さんの日記

○井戸用ポンプは故障していなかった

 一昨日わが家の庭にある井戸のポンプが故障してしまいました。30年も前に掘った井戸ですが、その後地底に水道(みずみち)が出来たのか水量は豊富で、今まで主に家庭菜園の潅水や庭木などの散水に威力を発揮してきました。親父はその井戸から自分でエスロンパイプを買い求めて配管し、菜園や家のあらゆる場所から水が採れるようにしているのです。

 季節が巡ってもう初夏です。今年の梅雨は例年より遅れていて、このところのお天気続きで少し湿り気が欲しいので、親父はせっせと水やりをしていたのです。ところがポンプの思わぬハプニングに親父の心配の種がまた一つ増えたのです。

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(故障が直った庭の隅の井戸のポンプ)

 親父は昨日の朝自宅から2キロもある水道屋さんに自転車で出かけ、「ポンプが古くなって故障したので新しいのを買いたい」といきなり注文をして帰りました。30年も使っていてポンプが老朽化したことを一番知っていて、そろそろ買い替え時と思ったのでしょう。

 私も親父が馴染みの水道屋へ行ったことなど知らなかったので単車で出かけて社長と話し、ポンプ購入の話をしました。工事は午後から、購入費用は9万円程度などを聞いて帰りました。ところが気の早い親父はもうポンプを取り外し少し腐りの見える下台製作に取り掛かっていました。

 午後3時頃水道屋さんがやって来ました。聞けばポンプの在庫がないのでとりあえず修理をしてみるというのです。取り外したポンプをもう一度据え付け直し、給水と排水のパイプを繋いで機械の上の呼び水タンクに水を入れてスイッチを入れました。しばらくすると水は勢いよく出始めました。何のことはありません。故障だと思っていたのはリセットボタンが何かの拍子で降りていただけのことだったのです。

 もし水道屋さんにポンプの在庫があったら多分このポンプはお払い箱になっていただろうと、何か得したような気持ちに親子ともども苦笑いしました。

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(勢いよく出る散水)

 昨日はポンプが故障したので庭の隅に置いているブルーベリーの鉢植えに水をやるのは自然流水をバケツに汲み取り根元にたっぷりやりました。ブルーベリーは早くも実が熟して早いものは食べごろになってきました。目敏くカワセミのような野鳥が沢山突きに来ています。昨日は鉄筋を打ち込んで細いテグスを張りました。昨年はこれで野鳥の食害からブルーベリーのみを守った実績があるので、多分大丈夫だと思っています。

 ポンプの故障騒動であらためて井戸水の大切さや親父の苦労を垣間見た思いがしました。

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(井戸水散水のお陰ですっかり成長したブルーベリーの鉢植え)

  「故障だと 思ったポンプ 動き出す 親父同様 もう少し働く」

  「故障して 初めて分かる 有難さ  井戸水地下を 巡り汲み上げ」

  「九万円 要らずに済んだ 何となく 得した気分 親父ホクホク」

  「井戸水が 庭や菜園 潤して 今年の夏も 植物元気」

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