shin-1さんの日記

○綿を作るという変わった人

 私は田舎に住んでいるリタイア人間の割には全国に友人が多いのですが、私の友人には言動の変わった人が多いようです。多分その人たちはある意味世の風潮に流されず個性的な生き方をしているためまともで、むしろ世の風潮に流されていることにさえ気付かず生きている人たちのほうが変わっているのかも知れないと、時々思うことがあるのです。まあ人から見れば私も多少換わった生き方をしているので、人様のことを「変わっている人」などととやかく言うことはないのです。

若松進一ブログ

 一昨日の夜遅く、松前に住む橋本侘人さんから電話がかかってきて、早急に逢いたいので時間を作って欲しいと私の予定を電話で訪ねられました。昨日は審査会で一日留守にするし、今日は午前中健康診断、午後は打ち合わせ会、夜から土曜日にかけて常磐大学の塚原先生の取材と予定がびっしりと話しました。そこで引き下がらないのが彼らしく、「朝早くだったら何時がいいか」と聞くので、少しふざけてはいましたが「朝6時なら」と言ってしまいました。

 「じゃあ朝6時に自宅へ伺います」ということで彼は朝6時にわが家のチャイムを鳴らすのです。聞けば綿花を作りたいため、翠小学校の学校農園だった土地を、地主さんや学校の了解を得て借りることになったので、借用書に後見人として私の名前を署名して欲しいらしいのです。

 後見人になるほど私は立派な人間ではありませんが、彼の説明を聞くと断る理由もないので、後見人としての責任もあるのでしっかりと意見を述べて署名捺印しました。

 橋本さんはお茶屋さんらしく、時々珍しくも美味しいお茶を時々いただきますが、何処でどんなお茶屋を営んでいるのか、私も聞きもせず彼も話もせず、私的なことには不可侵を貫いていますが、経済が確立していない人の行き方は駄目だと、常々諭しているので彼もそのことを時々話題にしますが、彼は鼻ひげを蓄え、坂の上の雲ミュージアムで明治の軍人の格好をしてみたり、手のひらサイズの俳句誌を出してみたりまあ変わっていて、「得体の知れぬ人」というのが実態のようです。


 彼は借り受けた狭い農園で綿を作るのだそうです。私も何処かの公園や農園で綿の木を見たことがありますが、切花にしたり綿を採集して座布団を作ったり、まちづくり流にいえば面白い展開が期待できそうなのですが、果たして変わり者の彼が果たして夢を叶えることが出来るのか、それも正直な話彼には失礼ですが半信半疑なのです。でも着想の面白さにだけは感じています。一点突破主義は夕日に狂ったかつての私に似ているような気もしています。「私が恥をかくのは結構だが、周りの人や学校に迷惑が及ばないように」と念を押し、彼は帰って行きました。頑張って下さい。

  「綿作る 土地後見に なってくれ 言われ早朝 門を叩いて」

  「変わり者 かく言う私 変わり者 妻に言わせりゃ 五十歩百歩」

  「小さくも 夢を持つ人 輝きて かつての自分 見ているようで」

  「綿の木に 綿が出来るは 当たり前 普通の人は 見たこともなし」

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shin-1さんの日記

○久しぶりに松山の堀の内を訪ねる

 必要の論理が成立しない所へ人間の足は中々向かわないのか、この一年近く堀の内へ踏み入れることがありませんでした。愛媛新聞の友人から時々ご好意で届く美術館での美術展チケットも、何故か見に行くことが出来ず、市民会館で毎年一回開いていた次男が所属する劇団の演劇も、コミュニティセンターへ会場が変わったり、息子が仕事の都合で演劇の第一線から身を引いたため観劇に行かず、はたまたひんぱんにNHKテレビに出るため、NHKへ行くこともこの1年なくて、まあそんな具合で足が遠のいていたのです。

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 昨日は県庁県民活動推進果のご依頼で審査員として、NPOのプレゼンテーション審査会が県立図書館であり、県庁第二駐車場に車を駐車して歩いて出かけました。第二駐車場の守衛さんには前もって連絡が行っているので訳も聞かれずすんなり誘導してくれました。車から出ると今年一番の暑さとカーラジオが言っていたとおり、梅雨特有の湿度の多い外気が体を包み込みました。

 目を転じて辺りを見渡すと、濃くなった松山城の緑に映えて二の丸の石垣が見えました。また堀の内に足を踏み入れると、かつて競輪場やガンセンターなどがあった場所は、発掘調査の後の公園整備も無事終わって、かなり広い芝生の公園が見えてきました。

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 松山は県庁所在地といいながら地方都市です。でも住みたい街ベストテンにランクインするほど美しくて住みやすい城下町なのですが、堀の内公園はむしろ無駄な施設や設備をなくしただだっ広い芝生だけの公園なのですが、背後に松山城、回りに堀の内の緑があって、とても素敵な公園に生まれ変わっているのです。まるで他所の町へ行っているような錯覚を覚えました。

 公園にはまだ太くはありませんが桜が沢山植えられていて、今に桜の名所となるに違いありませんが、道後公園のような雑多な花見客での賑わいだけはある意味避けて欲しいと思いました。気に入ったスポットはやはり公園の中ほどに植えられている大きな木で、梅雨の晴れ間の日差しを遮って作っている緑陰にはベンチが置かれ何人かが昼休みの休憩を楽しんでいました。

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 昨日の審査会は打ち合わせ会に続いてNPOへの助成のためのプレゼンテーションが10団体行われ、その後担当課の補足説明会、そして審査会と5時間もの長丁場になりました。私も委員長に就任してとりまとめをすることになったため、少々疲れましたがまあ充実した午後となりました。でも帰り際、夕闇迫る堀の内の雄大な風景に癒され少し元気を回復したようにも思えました。

 今日から再び梅雨の長雨が続きそうです。


  「久しぶり 堀の内なる 公園に 足を踏み入れ 心癒され」

  「そういえば 一年近く 来ていない 記憶辿るも 蘇らない」

  「緑陰に 置かれたベンチ 何人か 涼しげ休む 気持ちよさそに」

  「審査会 延々長い 時間にて 少々疲れ されど癒され」

 

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