○毎月唱和の理念とビジョン
今日は今月最後の木曜日です。この日は毎月コープえひめの定例理事会があるのです。柄にもなく学識経験者理事の末席を汚して早くも1年9ヶ月が経ちました。最初は執行部を除けば女性だけの集まりに戸惑い、2年の任期を全うすることが出来るか心配をしましたが、2年近くが経つと馴染みの人も多くなって、今では1ヶ月が待ち遠しくなるのですから慣れとは不思議なものです。
理事会は理事長さんのあいさつで始まるのですが、理事長さんの話は要点をしっかりと押さえ、感心するほど上手なのにいつも驚いています。また順番が決められ任期中に2回ぐらい回ってくる司会を何の気負いもなくやれる理事さんも立派だし、受け答えする常任理事や専務さんもよく勉強していてすがすがしささえ感じるのです。そこへ行くと私などは何の責任もないことから中途半端な傍観者で済まない気持ちでいっぱいで、お昼に出る質素ながらも豪華な弁当にマイ箸を持参して食い逃げと洒落込んでいます。
さて、これまで1年12回、2年で22回も毎回皆さんで会の前に唱和する理念とビジョンを、どれだけ覚えているか、司会の言葉につられて、「赤信号みんなで渡れば怖くない」ような雰囲気で唱和しているものですから心もとない話です。多分私のブログは松本専務さん始め多くの方々が愛読?ではなく乱読されているので、若し間違っていたらメールで訂正して欲しいと、あえて自分の暗記能力をテストしてみました。
コープ理念
よりよいくらしの想いをかたちに
コープえひめビジョン
一、「健康で安心して暮らしたい」という想いを実現できる生協になっています。
二、一人ひとりの声が生かされ、元気の輪が広がる生協になっています。
三、地域の人々とともに住みよいまちづくりがすすめられています。
四、くらしに役立ち続けるために健全経営が維持できています。
これだけ思い出すのに少し時間がかかってしまいました。どうにか記憶を思い出し書き写すことが出来ましたが、正しいかどうか心もとない話です。ふと慣れは恐ろしいとも思いました。毎回呪文のようにみんなで唱和するだけで、その意味を余り考えず行動している事に気づいたのです。理念もビジョンも生協運動の憲法のようなものなのですが、慣れると理念もビジョンも唱和するだけのものになっていたようです。
私たちは君が代という国歌をもう数え切れないほど歌ってきました。ところが君が代の歌詞の意味など殆ど考えずに歌っているのです。もちろん学校の先生からも君が代の意味を明確に教えてもらったことは記憶にないのです。
コープの理念やビジョンは実によく出来た分りやすい言葉です。理念もビジョンも私たち家庭生活者の目標でもあるような気がしています。もう一度初心に帰って理念とビジョンの意味をしっかりと考えてみたいと、理事会の資料を整理しながら思いました。
「なるほどな 理念にビジョン 納得し 記憶辿りつ 文字にしてみる」
「いつのまに 門前小僧に なり下がる 習わぬお経 唱えるだけで」
「明日の朝 専務がメール くれるはず こことそこここ 違っていると」
「早二年 月日が経つも 進化せず 堂々巡り 俺は何処行く」