○携帯電話の新しい活用
私にとって携帯電話は、今や無くてはならない必需品となっていますが、その活用については「電話をかける」「電話がかかる」「電話番号簿の役割」「万歩計」くらいしか使っていませんでした。若い人たちが携帯電話でメールをしながら歩いたりする姿を見ると「格好いいなあ」と思いつつ、逆に「もっとすることがあるだろうに」と相反する考えが過ぎったりしたものでした。
ところが2~3日前、えひめ地域づくり研究センターの清水研究員さんと出合った折、「若松さん連絡するのに形態の留守が多いので携帯にメールを入れたいので」と提案がありました。「そんな面倒臭いことは嫌」と突っぱねましたが、有無を言わさず谷本研究員さんが私の携帯にメールアドレスを「人間牧場・・・・・」と入力し、早速清水研究員さんが試してくれました。その間私はあっけに取られてただ見ているだけでどうすることも出来ませんでした。センターを出てからもそのことが気になっていたものの、「多分俺にはそんな面倒な事をする暇はない」と鷹を食っていました。
この二日間、私は21世紀えひめニューフロンティアグループのメンバーと和歌山県の熊野古道の旅に出ました。朝早くに出発して夜遅く帰る道すがら、マイクロバスの車内では久しぶりの仲間との会話に花を咲かせていましたが、自由時間のたっぷりあるバスの中で居眠りをしながら何とはなしに携帯をいじくりました。清水研究員さんの顔を思い出しながら、携帯をいじっていると、前の席の藤本さんが「あなたの携帯電話のメールアドレスを教えて」というのです。気心の知れた仲間ですので私の携帯番号はお互い既に知っているのですが、メールアドレスは知らないのです。結局私のメールアドレスを送り、清水研究員さんについで第2号となったのです。2号なんてまるで愛人のようですが、今朝携帯のメールアドレスを見ると朝フルの大河内さんからメールが入って彼女はさしずめ私の3号となりました。
昨日私は密かに携帯をいじくりながら、覚えたてのメールを清水研究員さんにメールを使って送ってみました。彼は昨日八幡浜の実家で農作業をしていると聞いていたので、まず「お早うございます」だけを送ったのです。するとどうでしょう、直ぐに返信メールが入りました。「うーん、まだまだ使いこなすまでには中々」と思いつつ、忙しい手を休めて清水研究員さんは3度ほど交信を繰り返してくれました。
アナログ人間を自認する私なので携帯を使いこなすまでにはまだ少し時間がかかるようですが、小学生以下のような幼稚さながら、それでも少しづつ進化していく自分の姿を肌で感じています。それにしても使えば便利なもので、今までの知らなかった自分は一体何だったのかと思うのです。
私にとって携帯電話は非常の際の所在の確認と連絡手段くらいにしか思っていませんでしたし、そんな使い方しかしていませんでした。多分これからも携帯で買い物をしたりするようなことはしないと思いますが、少なくともメールが出来るという情報の互換性だけは早くマスターして使いたいと思うようになりました。
私のような古い、しかも情報メカに弱い人間は「食わず嫌い」が多いのです。その癖私が相であったように平気で人の行動を批判するのです。まあ余り深入りしないよう程ほどに使いこなせるようにだけはしたいものです。
私の携帯電話はおじいちゃんやおばあちゃんが持っているような、カメラもついていない旧式のものです。草刈りに人間牧場へ持って行き、畑で落として傷がついたような何の変哲もないものですが、やはり文明の利器は凄い能力を持っていました。私が使いのなせなかっただけなのです。この二日間使い続けた携帯電話は昨晩充電器に乗せられ、再び新しいパワーを貯えて今日も私と行動をともにする予定です。
清水さん、谷本さん、藤本さん、大河内さん有難う。これからも宜しくね。
「私に 又新たなる 文明の 利器が加わり 日々が楽しく」
「うーんまだ まだまだ修行 足りないと 頭こんがり メール送りて」
「結局は 食わず嫌いの 批判だけ そのうち違う 側から批判」
「あれ?またも 間違い変な 文字が出て どうしていいのか 訳が分らず」
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