shin-1さんの日記

○浴衣

 先日まちづくりのお手伝いをした山口県美川町の皆さんと道後温泉のとあるホテルに泊まりました。最近は温泉街のホテルといえども洋室が主流でベットに寝るのですが、このホテルは全てといってよいくらい和室で、逆に珍しいホテルですねと、宿泊客が口を揃えていました。先日沖縄のホテルに3日間逗留しましたが、主催者が私のために手配したその部屋は私一人しか泊まらないのにベットが2つもあって、変な考えをしてしまいそうな雰囲気でした。いくら講師だからって、しがない田舎者の私にこれ程手厚くしなくてもと恐縮するくらい手厚くしてくれる所もあり、群馬県太田市では「この部屋は貴賓室では」とこれまた勘違いするような立派な内湯付きの温泉ホテルに泊めてもらいました。

 ところで世の中の暮らしが洋風化したのでしょうか、部屋備え付けの寝巻きも浴衣からパジャマへと変化しつつあるようです。勿論先日泊まった道後温泉はさすがに浴衣でしたが、浴衣に丹前、セッタに羽織とくればやはり温泉街を酔ってそぞろ歩きと行きたいところです。山口県から来た人の中には重要文化財に指定されている道後温泉本館の外湯を楽しもうと浴衣がけで湯かごを提げて出かけていました。

 浴衣とくれば夏祭り、浴衣とくれば大相撲を連想します。今週の日曜日にはいよいよ春場所がスタートしますが、浴衣を着たお相撲さんが町を歩く姿はチョンマゲと似合ってこれまた日本の良き風景だと思います。お相撲さんには序の口・序二段・三段目・幕下があってこの位置にいる人は無給だそうです。実力社会の厳しい掟のある大相撲の世界では、番付によって着る物まで制限されていて、無給の幕下まではたとえどんなに寒かろうと一年中浴衣一枚で過ごさなければなりません。最近は部屋でいるときはトレーナーを許されているそうですが、一歩外へ出るときは必ず浴衣に着替えなければならないのです。勝ち越せば上、負け越せば下と一見単純そうに見えるこの世界も、一歩中に入ると江戸時代にタイムスリップしたような錯覚にとらわれるといいます。私たちがテレビでいつも見ている化粧回しをつけた華やかな世界は十両以上の人で、浴衣一枚で暮らす幕下以下とはまさに雲泥の差なのです。

 それにしても私たちの暮らしはいつの間にか随分洋風化したもので、家にいるときは浴衣など殆ど身に付けません。たまに旅行に出てホテルへ泊まって浴衣を着て寝ると、朝には浴衣の前がはたけて見るからに哀れな姿になっています。そこへいくとパジャマは少々ね増の悪い私でも前がはたけることもなく休めることができるのです。椅子と机でご飯を食べ、パンとコーヒーで朝食すぉ済ませる、それは洋風ではなくもう日本風になりました。

  「浴衣など旅の思い出お相撲さん連想ゲーム時代は変わる」

  「寒くても浴衣一つで外に出る相撲の世界何と寒いか」

  「浴衣着て湯篭ぶらぶら街歩き平和長閑な湯上り夫婦」

  「温泉は浴衣寝巻きと兼用でこれも日本のおかしな話」

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