shin-1さんの日記

 ○どこかで春が生まれてる  我が家にもようやく春の気配が漂ってきました。冬の寒さから池で飼っている鯉を守ろうと、12月頃に池の上へどこかで頂いた窓ガラスサッシで囲っていたのを親父さんは取り払いはじめました。冷たい水を張った池の中のことだから、ましてやここ四国では水に氷な張らないのだから、何もそんなことしなくてもというのですが。、私のことなどには聞く耳を持たずせっせとやってしまうのです。それは金沢の兼六公園の雪つりにも似た年間のわが家の風物詩として、どうせ私など手伝わないのだから温かく見守りましょうとばかりにほっておきました。池に置いたガラス戸サッシはさすがに重く、手伝ってくれという始末です。左様に頑固者の親父と頑固者の息子では、二人は親子かしらと思うほどに意見の食い違いが見られるのです。 しかし妙なもので、ガラス戸を張っていた時は身じろぎもせず池の隅に集まっていた8匹の鯉が昨日は嬉しそうに池の中を泳ぎ回っているのです。そして親父のやった浮き餌を水面に口だけを出しながら奇妙な姿で吸い込んでいるのです。鯉たちもどこかで春の足音を聞いたのでしょうか。 庭の梅の木も梅の花が満開を迎え芳しい香りを漂わせています。特に親父の作った箱庭の盆梅はそれこそ見事に花を咲かせています。 しかし、こんないい話ばかりでなく畑には早くも雑草が芽を出し始め、親父は草引きは早目が肝心とばかりに草削りに挑戦しているのです。 春といえば、今年はイワシ漁が豊漁とかで、何度か釜揚げの美味しいカタクチイワシの小さいのをいただきました。酢醤油で食べるとご飯が進むし健康食とあって体の調子も良いようです。このカタクチイワシが豊漁なのは魚の世界でも歓迎されるようで、カタクチイワシを餌にするサワラが先日は沢山獲れて浜は久しぶりに活気に満ち溢れていました。お陰さまでサワラの刺身もアラだきも味わうことが出来ました。 春はもうそこまで来ています。まるでウキウキしますね。  「魚偏春を加えりゃサワラ読む漢字はつくづく旬を表す」  「おすそわけもらった三つのふきのとう春の苦味を添えて食卓」  「梅一輪鼻にそっと近づけて匂い楽しむ春の夕暮れ」  「北寒く南は温い細長さそれでも春は駆け足のよに」

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