shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年4月19日

○熊野古道旅の終り⑤

 憧れていた熊野古道の旅もいよいよ最終章です。熊野古道を歩くといいながら実はバスの旅で殆ど歩かないのです。それでも最後の那智大門から那智大滝までは、祈りの路に相応しい自分への問いかけにも似た何かがありました。過ぎ越し自分の人生への問いかけ、今何をなすべきかへの問いかけ、更には今後いかに生きるべきかへの問いかけなど、3キロ余りの坂道を歩きながら様々な事を考えました。

 紀州和歌山はくろしおの恵みを受ける温暖な地域です。それでも行き惜しみするように山々には山桜の花が燃えるように咲き誇り、神社仏閣にはこれまた見事な山桜が彩りを添えて私たちを迎えてくれました。最後に撮った次の4枚の写真がそれを物語っているようでした。




 何年か前といっても私が青年団長をしていた頃ですから、もう40年も前に「南紀」へ青年団の研修旅行にやって来て、この滝を初めて見ました。そのスケールの大きさにただただ驚き大きな夢を滝に向って大声で、恥も外聞もなく仲間とともに叫んだものでした。「結婚するぞー」「アメリカへ行くぞー」などと・・・・・・。

 その後も何度か来ているはずなのにどの路をどう来たのか、まったく記憶に残っていないのです。40年の時の流れは私にとって一体何だったのかしみじみ考えました。あの時滝に向って誓ったことは一応成就したように思いますが、40年を加齢し初老の域に達しつつある自分の今を考えながら、恥かしい気もあって大滝に向い心の中で決意とも祈りとも思える幾つかの想いを語りました。

 ふとわれに帰りバスはもと来た道を那智勝浦まで引き返し、右に迂回して串本を通るコースを選びました。途中鯨の太地を横目に国道42号線を走り、串本橋杭岩で一服休憩し、すさみ、白浜を通って田辺に出て土産に梅干しを購入し再び和歌山まで阪和自動車道に乗りました。

 私のカメラは何故かここから飛んでいて写したはずの写真がまったくないのです。枚数オーバーなのかどうかを分りません。でも和歌山城は今年の2月にバッチリ記録しているので問題はありません。惜しむらくは森さんが教えてくれたポイントで和歌山城をバックに記念撮影したみなさんの集合写真がないのです。それぞれの人がカメラを持っていたので「まあいいいか」で諦めました。

 この二日間好天に恵まれいい旅の思い出が出来ましたが、和歌山から南海フェリーに乗り込んだ頃から本格的な雨が降り始め、徳島では強い雨足となりました。吉野川サービスエリアで最後の軽めの食事を取り、それぞれのふるさとへ帰って行きました。

 「次はどこへ行こうか」、バスの中は早くもそんな話題で盛り上がりました。「世界遺産」がテーマの旅は来年も続きそうな雲行きです。道案内をしていただいた森さんありがとう。そして楽しい旅をご一緒できた仲間の皆さん有難う。

  「古道路を おのが生き方 尋ね行く 同行十四 自分問いかけ」

  「大滝に 叫んだ昔 懐かしい そんな馬力も 失せし年代」

  「桜咲く 熊野古道の あちこちが 今も鮮明 頭を過ぎる」

  「案内が いるといないは 大違い 旅はやっぱり ガイド次第で」

   

  

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