shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年4月30日

○走る広告塔

 都会に行けばビルというビルの屋上には必ずといってよい程大きな広告塔があり、電車の窓から何気なくその広告塔を見るの面白いものです。広告塔は時代の最先端と言われるようにロゴや会社名を端的に分りやすく表現しています。多分一瞬のインパクトとその残像が勝負だからでしょう。ひと頃会社のロゴマークが流行った時代がありましたがそれも終息し、今も様々な商品名が生まれては消えています。

 最近「走る広告塔」なる広告手法が注目を集めています。地方都市の松山市でさえバスの側面や後方に絵柄が飛び出るような写真がプリントされて、「何故こんなに見えるのだろう」と一瞬通り過ぎるバスの行方をを目で追ったりすることがあります。一昨日も飛行好きの孫を幼稚園へ連れて行く途中、バスの側面に飛行機の写真をプリントしたバスが横を平行して走っており「おじいちゃん飛行機、飛行機と興奮気味に騒ぐのです。それからが大変です。やれ窓を開けろとか、もう少しゆっくり走ってとか注文が相次ぎました。そして「おじいちゃん飛行機が何でバスと一緒に走っているの」と質問します。「何で」といわれるから「あれは飛行機に乗ってくださいとバスに飛行機の写真を貼って宣伝しているのよ」というと納得してくれましたが、バスも本当にカラフルになりました。あの宣伝効果は広告費に比べてどのくらいと試算しているのでしょうか。

 あのお堅いJRでさえ、車体の側面にアンパンマンの絵柄を書いた特急が四国を駆け抜けています。あのアンパンマンは漫画家やなせたかしさんの原作で、高知県香北町にはアンパンマンミュージアムまであります。子どもを人質にとれば親は必ずついてくる商法は大きな成果を挙げているようですが、そのことに気をよくしてパンや巻き寿司にもアンパンマンが登場しています。世の中には漫画の世界で正義の味方が多いのですが、一際特異な存在がアンパンマンです。子どもが好きそうなパンやケーキをモチーフにしたキャラクターが次々に登場し、見たいより食べたい雰囲気です。孫が朝パンを食べていると「おじいちゃん、アンパンマンの体の中は何か知ってる」と唐突に言うのです。私は「つぶあん」といったら「何で」と聞き返されました。丁度食べていたパンがつぶあんだったからです。孫曰く「おじいちゃん、アンパンマンの体の中にはジャムが入っているの。だってジャムは赤いでしょう」です。孫はジャムの赤色と体の血の赤色をダブらせたのでしょう。私の一本負け、座布団を2枚取られました。

 原作者のやなせたかしさんは「つぶあんではありますが、偶然にできたものなので、成分や詳しい内容は作ったジャムおじさんでないと知りません」そうです。過去にはカレーあん、クリームあん、栗きんとんあんに変身したこともあるそうです。最近ではパンの生地も小麦粉ばかりでなくアンパンマンの変身ぶりは、テレビで見ている孫の方が随分詳しいようです。

 私も実は「走る広告塔」ならぬ「動く広告塔」の異名を頂いています。日本全国を動き回り自分の町や夕日を売りまくってきました。私の持論は「どんな立派な看板を街の入り口に造っても来ない人には見えないし分らない」です。それなら看板をしょって動いちゃえが私のモットーでした。今私の周りには残念ながらそんな活気ある公務員は残念ながら見るべきもありません。

  「広告が 走る動くの 現代は 人間だって 立派な広告」

  「飛行機は 空を飛ぶもの 孫何故と これもヒントだ 人が犬噛む」

  「アンパンマン 書いた列車が 走るけど 無造作つなぐ 味も素っ気も」

  「広告の 費用効果は いかばかり 結局儲けは 誰の懐」


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