shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年4月21日

○坊ちゃん劇場こけら落し演劇鑑賞

 田舎が田舎のゆえんは様々な芸術に触れる機会が少ないことです。都会の芸術全てがよいとはいえません。それでも都会には多様な価値観の人が多く住んでいますから、見たり聞いたりしようと思えば様々な芸術を幾らでも鑑賞することが出来るのです。文化都市という看板は掲げていますが県都松山市でさえも芸術の分野では質量ともに満足いくものではありません。

 そんな中でこの度東温市に秋田県田沢湖町のわらび座と提携した常設の坊ちゃん劇場がオープンし、今日こけら落としのセレモニーとお披露目の演劇鑑賞会が開かれ、どういう訳か私にも招待状が舞い込んでのこのこと出かけて行きました。利楽という温泉を含めた商業施設の一角にこじんまりとした佇まいを見せる劇場は、一見映画館かと見間違うような造りで、中々おしゃれです。私たち内子座のような古い芝居小屋に愛着がある古い人間には少しモダンすぎるのかなあとも思ったりしましたが、6億円をかけたという500人収容の劇場は音響や証明も素晴らしく、「あー21」の一番前のかぶりつきの席から見る舞台はど迫力で、2時間弱のこけら落とし公演は、脚本家のジェームス三木さんも舞台あいさつに登場するという心憎い演出もあって、いい芸術を見せてもらったという満足感がありました。

 招待された人々は私のような自由人ではなく、各界の著名人ばかりで、面識のある人たちとは久しぶりに会ったものですから、近況報告や名刺交換ではいい交流もおまけとしてありました。持って行った人間牧場主のイラスト名刺50枚は、東温市長の高須賀さんはじめ多くの方に貰っていただき、恥をかかずに済みました。

 今日見せていただいた「坊ちゃん」の原作者は夏目漱石です。夏目漱石生誕100年のこの機を睨んでのオープンだと思いますが、年間300回もの公演を目指すというこの目論見は果たして県民にどう受け止められるのか、劇場側の力量とともに県民の文化度も試されるだろうと思います。

 田舎は5千円の会費での飲み会ならそんなに高いとは思いませんし参加者も多いのですが、いざ5千円の演劇チケットとなると、中々売れないのが現実なのです。息子のイリュージョンの演劇だって毎年やっていますが県を売るという作業は大変なようです。

 私の息子も演劇をやっています。今日の演劇を見て息子たちの演劇のレベルの高さも納得しましたが、ジェームス三木という一流の脚本家が書かれた舞台もまた小説では書き足らなかった部分を書いており、違った視点のミュージカルでしたが、毎年2回の息子の演劇を見て育ったここ10年間の実績は、凄い知的財産になっていると改めて感じた次第です。

 あなたにも一度足を運んでみることをお勧めいたします。

  「常設の 劇場こけら 落とす日に 招待鑑賞 今日は充実」

  「ジェームスの 脚本違う 視点から さすが一流 表裏から」

  「漱石の 生誕百年 記念して 愛媛あちこち 坊ちゃんだらけ」

  「お茶請けに 坊ちゃん団子 食べながら 横を矢絣 マドンナ役が」 

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