〇蜂蜜の精製
私が10年ほど前に始めた養蜂は、親子の引継ぎ会話も殆どないまま、ほぼ自然体で同居の長男息子に引き継がれ、いつの間にか息子が主、私が従という関係になって3~4年が経ちました。私の荒々しい養蜂作業とは違い、息子は設計の仕事をしていることもあって、緻密で特に食べるものだからと衛生面に気をつけています。
蜂蜜は巣箱を設置し蜜蜂が巣箱に入居するよう養蜂と呼ぶにふさわしく色々な知恵を使いますが、それで終わりではなく、蜜蜂が巣箱に運んで来た巣を切り取り蜂蜜を絞ったり、その蜂蜜が発酵しないように温度をかけて水分を飛ばしたり、瓶詰めしたりと、幾つもの厄介な作業がありますが、もっぱらその作業の殆どは息子の手間暇に委ねています。
先日息子がインターネットで優れものの湯煎道具を買いました。自分の小遣いでやっていることなので、私は文句を言う筋合いはないのですが、親の私から見れば少し凝り過ぎの感じがしてなりません。昨日あたりからこの湯煎道具を使って蜂蜜の精製を始めていますが、便利で清潔で早いと喜んでやっています。私は息子の詰めた瓶詰を知人友人に差し上げる程度ですが、あれこれ楽しそうにやっていて何よりです。