人間牧場

〇裏庭にニョッキリタケノコ
 私は若いころの一時期盆栽に凝っていました。家のあちこちに所狭しと自慢の盆栽を置いて、水を遣ったり植え替えたり剪定をしたりしていましたが、仕事が忙しくそれどころではなくなり、枯れたり大事な木は庭に降ろしたりしましたが、そのころ山取りして育てていた布袋竹という竹を鉢から抜き、裏庭と裏山の境にダメ元で植えて放置していました。

出始めたタケノコ

 その後植えたことすら忘れて時が過ぎましたが、この最近になってその竹がはびこり始め、ちょっとした竹林の風情を醸すようになってきました。それはそれとして風流で良いのですが、竹はほおっておくとどこへでも地下茎を伸ばし、生態系を壊すので、要らぬ竹を毎年のように切って管理をしています。

 昨日草刈りをしていると、竹林のあちこちにタケノコが出ているのを見つけました。ものの本によると布袋竹のタケノコは美味しいらしいので、一度食べてみたいと思っていますが、収穫するかどうか迷っています。「雨後の筍」と呼ばれるように、今日の朝から降りだした雨でタケノコは、どんどん背を伸ばすものと思われ、今日が決断の日のようです。「どんな味がするか食べてみたい」「ウ~ンどうする?」、迷うなあ。

「若いころ 盆栽凝って あれやこれ うたかたの夢 今はついえて」
「裏山に 何の気なしに 植えた竹 今ははびこり 竹林風情」
「布袋竹 タケノコニョキリ 顔を出す 雨後の竹の子 成長早く」
「食べれると ものの本には 書いている さてどうするか 思案六方」

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人間牧場

〇天候に恵まれた今年のゴールデンウィーク
 今年のゴールデンウィークは天候に恵まれ、高止まりながら新型コロナの規制もなく、久しぶりに各地の行楽地は大賑わいで、田舎の道も帰省客と思われる県外ナンバーの車が行き交い、不要不急の外出自主規制といいながら、「大丈夫だろうか?」と思うほどでした。

 私たち夫婦はどちらかというと外出自主規制組で、さしたる予定も組まず家でのんびりとゴールデンウィークを過ごしました。10連休だった息子は2日間短い時間でしたが、人間牧場と海の見える丘の草刈りを手伝ってくれたお陰で、すっかり綺麗になって大助かりでした。

 この時期は自宅から伊予灘の海に沈む綺麗な夕日が見えるので、居ながらにして夕方になると毎日のように夕日を観ることができました。勿論この夕陽を見ながらハーモニカを吹いていますが、たまたま通りかかった近所のおばさん3人がハーモニカの音を聞きつけ、わが家の庭でハーモニカコンサートとなりました。

青島あたりに沈む夕日はとても綺麗でした

「今年も ゴールデンウィーク 何事も なかったように 無事に終わった」
「コロナ禍と いうのに世間 浮かれ過ぎ 感染者数 少し気がかり」
「今年は 10連休の わが息子 親孝行の 草刈り手伝い」
「わが家から 夕日鑑賞 ハーモニカ 近所のおばさん リクエストあり」

 

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人間牧場

〇ホラも吹くけどハーモニカも吹く
「100歳まで生きれる時代」がやって来ました。高齢化率は65歳からカウントされ、後期高齢者と呼ばれるのは75歳からなので、「老後は何歳から始まるのか?」と聞かれても明確に答えられず、知らぬまま分からぬまま77歳の喜寿を迎えていますが、どうやら「老後」とは人それぞれによって違うものの75歳~80歳以降だとおぼろげながら思うこの頃です。だとしたら今の私は「老前」とでもいうべき老後の準備期間であり、長過ぎるであろう老後を彩のあるものにするべく、考えて行動をしなければなりません。

老後のたしなみとしてハーモニカを吹いています

 振り返れば、競争から振り落とされまいと必死に働き続けた現職時代を、世にいう60歳で定年となって第一線を退職し、再雇用の話を断って憧れの自由人となりました。幸いなことにこれまでの蓄積した経験を活かし、大学の非常勤講師や客員教授、それに講演活動やボランテァ活動をしながら75歳まで自由気ままに生きてきたものの、新型コロナの影響でオンライン授業などが中心となった授業に、魅力を感じなくなり2年前第二線も退き、今は残された恩返しの関わり程度に深入りもせぬ生き方を楽しんでいます。

 私にはこれといった趣味はありませんが、数年前三男が使っていたハーモニカを貰ったことがきっかけで、ハーモニカを吹くようになりました。小中学校を通して音楽は余り得意でなかったため、楽器も使えず歌は時たま酒の勢いを借りてカラオケで演歌を歌う程度だったため、ハーモニカも上達していませんが、体感音楽を頼りに見様見真似で吹いたお陰で250曲も吹けるようになり、何とこれまでに3回(列島1万2千キロの旅、ラジオ深夜便心の時代、ニッポン列車旅など)も全国放送に出演しているのですから驚きです。

 私の持論である半寿(八+十+一=81歳)までの老前に老後の備えをしっかりと行いたいと思っています。下手糞のそしりを免れない趣味で始めたハーモニカは、本気で必死になって習う本物ではなく、「どこへも行かず、今この場所この瞬間を楽しめばよい」という軽い気持ちの老後の蓄えで、成果を求め、生産性や効率を重視する現代社会の価値観とは一線を画す生き方です。講演や人間牧場での落伍演目で、「ああ上野駅」や「南国土佐を後にして」「高校3年生」などの曲を吹けば、思わずみんなの大合唱になる懐かしさの共感・共鳴・共有を引き出すハーモニカを、これからも・・・。「ピアノは弾けないけどホラもハーモニカも吹きます」の馬鹿げた気概で・・・。ワッハッハです。

「通知表 音楽2だのに 何故でしょう 体感音楽 ハーモニカ吹く」
「おくめなく テレビやラジオ 出演し 全国放送 ハーモニカ吹く」
「ハーモニカ 加えてホラも 吹きますよ 明るく楽しく 只今老前」
「上野駅 南国土佐など 講演で 吹くとみんなが 合唱感動」

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人間牧場

〇思いついた地域づくりプロジェクト事業の調査活動
 日本民族が大移動するゴールデンウィークもいよいよ終わりに近づいた昨日、ちょっとした地域づくりプロジェクト事業を思いついたので、その下準備として国道・海岸・JR線路がほぼ東西に16キロ平行している東端高野川から西橋満野まで、公民館主事の出海さんと二人で午前中調査のため、ポイントの写真を撮りながら走りました。

東の端高野川
中ほどの下灘駅下
大洲市長浜町との市境満野

 かつて双海町役場に勤めていたころ、まちづくりに深く関わり、海岸国道の国道昇格運動、国道の整備推進、JR予讃線の存続運動、プラットホームでのコンサート、菜の花畑の整備、ガードパイプレール設置、海岸国道の愛称募集、集落毎のランドマーク看板設置、桜や杏子の木の植栽、石張り遊歩道の整備、夕観所の設置、シーサイド公園整備・しもなだ運動公園整備、句碑の建立などなど、手がけた運動や活動は数知れず、改めてこの半世紀の双海の変化に驚ろきました。

 今回考えているプロジェクト事業は、まだ海のものとも山のものとも分からないため、内容はまだ何とも言えませんが、野に下った老兵とはいいながら、町をよくするための思いの活動だけに、今からワクワク・ドキドキしています。私はこれまでまちづくり活動には、「楽しい」「美しい」「新しい」の3つのキーワードが必要だと常々思っていますが、最後はやはり「ジーン」とする感動も必要です。「やめられないやめられない」一種の病気のようです。

「海岸の 国道周辺 調査する あれこれやった 出来事懐かし」
「いい町を さらにいい町 するために あれこれやりたい 夢を描いて」
「久方に 訪ねてみると わが町も 中々いいぞ ワンランクアップ」
「老いてなお 馬鹿げたことを 考える 一種の病気 死ななきゃ治らぬ」

 

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人間牧場

〇フキの皮剥ぎ
 植えた記憶がないのに、人間牧場の梅林周辺にはいつの間にか、フキが繁茂するようになりました。本当は採集して出荷でもすればいいのでしょうが、そんなことをする気も暇もないので、暇を見つけて自家用や知人友人にお裾分けする程度でお茶を濁しています。

 何年か前、このフキを何の相談も了解もなく松山からやって来た女性5人によって、取られるという「フキ泥棒事件」が起きました。幸い私が見つけてひと悶着の末解決しましたが、その顛末は私のシリーズで出版している「夕日徒然草・水の書」に、「フキ泥棒」というタイトルで小話風に書いていて、夕日亭大根心」の芸名で落語ならぬ落伍の演目に仕立てて話芸紹介をしています。

 昨日は人間牧場の水平線の家の板間に、ワックス掛けをする大掃除の日でした。掃除終了後私が草刈り作業をしている間に浜田さんに、フキの収穫を手伝ってもらい持ち帰りました。夕方私は容器に水を張り、隠居の前の縁側でそのフキの皮剥ぎ作業を行いました。フキは灰汁の強い植物なので、素手で作業をすると指先や爪の間に灰汁がつき真っ黒になるので、手袋をはめてやりました。

 1時間ほどかかり作業を終えましたが、灰汁で濁った水を取り替えて灰汁を抜くため水に晒しています。今日は妻がこのフキを鍋で煮てフキの佃煮風に仕上げてくれる予定です。梅干しと梅酒、それに砂糖を入れて煮詰めて冷蔵庫に入れれば、お茶漬けの友として、美味しく食べることができます。田舎流儀の食べ物として、子どもたちにもお裾分けする予定です。

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人間牧場

〇わが家界隈
 わが家界隈は谷あいにあって、秋の10月から春の3月まで太陽が当たらず、多少日陰の生活を余儀なくされていましたが、太陽の軌道が変化して今は朝から夕方まで太陽が当たり、特にこの頃はわが家から海に沈む綺麗な夕日が見えて、一年中で最も穏やかな季節を迎えています。

 ゆえに夜明けの早い朝から夕暮れの遅い夕方まで、やろうと思えばいくらでも作業ができるので、この頃は「働き過ぎ?」ではないかと思えるほど様々なことをして日々の暮らしを楽しんでいます。昨日は先日移築の終わった鶏舎のある東側石垣の草引きをしました。

移築鶏舎のある高い石垣の草取りをしました

 半年前一念発起して100mを超える石垣の草取りをしたばかりなのに、植えた覚えのに雑草が石垣に生え始めたようなので、脚立を立てて3mの高さの石垣の草取りをしました。脚立から落ちないようにと気を付けながら、登ったり降りたりしながら約2時間をかけて草取りをしたお陰で、移築した鶏舎も見事に景観に溶け込んできました。

倉庫に絡んだモッコウバラの黄色い花も咲き始めました

 

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人間牧場

〇「まるで地獄道だ」と評された人間牧場への狭い道
 最近テレビで、所・ジョージさんの「ポツンと一軒家」というテレビ番組を、妻がビデオダビングしてくれていて、時々一緒に見ています。かく言う私も家から10キロほど離れた標高130mの下灘池久保に「ポツンと一軒家」ではないものの、それによく似た「人間牧場」を造って使っているので、あれこれ興味があって、時には参考になることあるようです。

 3日前、息子と2人で休みを利用して港の見える丘にドングリから育てたクヌギの苗を植林している、クヌギの林の下刈りに出かけました。人間牧場への道は比較的広いお客さんを案内する時に通る奥西経由の道と、私たちが作業時に使う下浜隧道を通る狭い道を通る2つのルートがありますが、特に近道である下浜のルートは、国道から市道に入るといきなりJR予讃線の線路の下をくぐって、まるでモグラの穴のような暗いトンネルに入ります。

人間牧場までの細い道
人間牧場のシンボルヤマモモの大木

 そこからは切り立った断崖絶壁の狭い道が続いていて、「ポツンと一軒家」のテレビに出てくる狭い道など広い方で、いつもハラハラドキドキしながら慎重に運転しています。何年か前地元のお医者さんを助手席に乗せてこの道を通った時は、度肝を抜かれたのか「もう2度と行きたくない」と驚きの声をあげ、まるで「地獄道だ」と評されました。

 間もなく今年も始まる子ども体験塾では、参加する子どもたちはこの道を歩いて、人間牧場までやって来るのです。夏場でも道の上を塞ぐように緑陰が広がり、昼なお暗く暑い太陽の光を遮って、歩くのにはとても快適です。さあ今年も間もなく子どもたちの地獄道の行軍が始まります。ご希望の方は一度この道を歩くか車で通って、「ハラハラ・ドキドキ」の体験ツアーをお楽しみください。

「テレビにて ポツンと一軒家 観てるけど 人間牧場 負けず劣らず」
「もう二度と 行きたくないと お医者さん 地獄のようだ
                       ハラハラ・ドキドキ」
「子どもたち 狭くて細い 道歩き 人間牧場 やって来てます」
「ご希望の ある人どうぞ 来てください 体験すれば 病みつきになる」

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人間牧場

〇昨日5月3日の夕日は綺麗でした
 朝晩は少々肌寒いものの、今年のゴールデンウィークは穏やかな天気に恵まれ、新型コロナの感染が高止まりして、「大丈夫だろうか?」と気を揉むものの、何の規制もなく人々が広域的に行き交い、県外ナンバーの車も多数見えて久しぶりに活気が戻ってきた感じがしています。

 昨日は一日中好天でした。久しぶりに夕方夕日が借景の本尊山を赤く染めたのを見て、単車に乗ってシーサイド公園まで夕日を見に出かけました。海岸国道もシーサイド公園の駐車場も車が多く込み合っていましたが、単車ゆえ造作もなく空き地に駐車して、これぞ日本一と自画自賛しながら沈み行く綺麗な夕日をのんびりゆっくり堪能することができました。

 ハーモニカをポケットに入れて持って行ったため、童謡の小道の歌詞石板の前で、下手糞ながらおくめもなく吹いていると、数人の人が集まり、小さな拍手を送ってくれました。「どこから来ましたか?」「新潟です」「それは遠いところをご苦労様です」「新潟も夕日が綺麗な所ですが、ここの夕日も綺麗でいい思い出ができました」などなど、見ず知らずの人に双海町の夕日の魅力を思う存分意の向くままにレクチャーして喜ばれました。

わが家から見える夕日

 帰宅すると、わが家の煙会所の窓越しに綺麗な夕日が見えました。自宅に居ながらにしてこんな綺麗な夕日が見えるのですから贅沢です。これから4か月ほどはルンルンです。

「目の前の 借景本尊 山赤く 夕日照らされ 夕日見たいと」
「車庫入れの バイクを出して 夕日見に 風切り公園 一目散に」
「久方に 綺麗な夕日 眺めたり ハーモニカ吹き 一人楽しむ」
「水知らぬ 人と夕日を 仲立ちに 立ち話する 楽しからずや」

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人間牧場

〇お魚が届く
 ゴールデンウィーク中は、漁師さんも市場が休みなので出漁することのなく、のんびり過ごしているだろうと思いきや、あちこちに配るお魚を獲りに出かけたらしく、わが家もそのあちこちのリストに入っていたようで、沢山の魚が届きました。 昨日は北海道佐呂間町の井田さんからも沢山のホタテ稚貝が送られてきて、あちらこちらにお裾分けするため、夕方まで配って回り終え帰宅したのは、夕方8時過ぎとなっていました。

漁師さんが届けてくれた新鮮なお魚

 帰宅すると、昨日は在宅だった息子がその魚を受け取って、氷を沢山入れて裏の調理場へ保管してくれていたので、今朝は少し早く起きて妻の割烹着を着て、出刃包丁を研ぎ魚の粗調理に挑みました。魚は鯛1匹、ハマチ1匹、スズキ1匹、ホウボウ1匹と少ないものの、すべてかなり大きな魚だったので、かなり時間がかかりました。特に大鯛とスズキは鱗が大きく、鱗引きで丁寧に鱗を取りました。

 3枚におろし、身は刺身用に、アラやヒハラ、お頭は煮つけ用にそれぞれ子切りしましたが、特に鯛のお頭は骨が硬くて半分に割ることができず、出刃包丁の背を金槌で叩く荒調理でした。朝食を食べるのも忘れて調理をし続けました。内臓や鰓、尻尾などの残飯を片付け、いつも農産物をいただく友人宅にお裾分けをして喜ばれました。今夜は妻が、これらの魚で刺身をしたり煮つけにして、食卓に出してくれるようで、夕食が楽しみです。

「連休で 漁師さんたち 休漁と 思っていたが 魚届いて」
「今朝早く 割烹着付け 粗調理 裏の流しで 悪戦苦闘」
「朝食も 忘れ黙々 粗調理 鯛にハマチに スズキにホウボウ
「今晩は 刺身に煮つけ 食卓に 豪華な料理 今から楽しみ」

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人間牧場

〇日本ラン・キンリョウヘン
 私は「自分で採集した蜂蜜を食べたい」と思い、とりあえず見様見真似で蜜蜂の巣箱を作り家の裏に置いてみました。ところがいくら待っても蜜蜂は巣箱に入ってくれませんでした。そのうち蜜蜂を飼ってる旧野村町の井上さんという方に、地域づくり人養成講座で出会い、懇願して師匠になってもらいました。

 その後蜜蜂の巣箱の前に日本ラン・キンリョウヘンを置けば、ランの花から出るフェロモンの香りにつられて、蜜蜂が来るということを知り、師匠が春になるとキンリョウヘンの切り花をペットボトルに入れて持って来てくれるようになり、一気に蜜蜂が集まるようになりました。

 その時いただいたキンリョウヘンの鉢植えを株を毎年株分けして育てたお陰で、今は毎年この時期になると花を咲かせ、巣箱の前に自前で置けるほどに数を増やすことができ、冬の寒さから守って早咲きを促すため、菜園横のビニールハウス内に冬の間入れて育てていて、この時期に花が咲くようになりました。

 最近息子も養蜂に目覚め、蜜蜂の巣箱を自作していますが、最近は二人で楽しく養蜂談義や将来についていろいろ話し合うようになりました。息子は私が育てて開花したキンリョウヘンに、玉ネギ入れのネットに使う袋を被せたり、いろいろなことをしていますが、最近は目が離せない季節を迎えています。

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