人間牧場

〇裏庭にニョッキリタケノコ
 私は若いころの一時期盆栽に凝っていました。家のあちこちに所狭しと自慢の盆栽を置いて、水を遣ったり植え替えたり剪定をしたりしていましたが、仕事が忙しくそれどころではなくなり、枯れたり大事な木は庭に降ろしたりしましたが、そのころ山取りして育てていた布袋竹という竹を鉢から抜き、裏庭と裏山の境にダメ元で植えて放置していました。

出始めたタケノコ

 その後植えたことすら忘れて時が過ぎましたが、この最近になってその竹がはびこり始め、ちょっとした竹林の風情を醸すようになってきました。それはそれとして風流で良いのですが、竹はほおっておくとどこへでも地下茎を伸ばし、生態系を壊すので、要らぬ竹を毎年のように切って管理をしています。

 昨日草刈りをしていると、竹林のあちこちにタケノコが出ているのを見つけました。ものの本によると布袋竹のタケノコは美味しいらしいので、一度食べてみたいと思っていますが、収穫するかどうか迷っています。「雨後の筍」と呼ばれるように、今日の朝から降りだした雨でタケノコは、どんどん背を伸ばすものと思われ、今日が決断の日のようです。「どんな味がするか食べてみたい」「ウ~ンどうする?」、迷うなあ。

「若いころ 盆栽凝って あれやこれ うたかたの夢 今はついえて」
「裏山に 何の気なしに 植えた竹 今ははびこり 竹林風情」
「布袋竹 タケノコニョキリ 顔を出す 雨後の竹の子 成長早く」
「食べれると ものの本には 書いている さてどうするか 思案六方」

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