人間牧場

〇春だというのに秋の虫
 「あれマツムシが鳴いている、ガチャガチャガチャガチャ クツワムシ」なんて歌を思い出す秋の虫ですが、昨日倉庫から取り出したキャリーの中に、秋の虫であるクツワムシと思える、緑色の虫を見つけました。多分秋からずっとこの場所に隠れて、冬ごもりをしていたのでしょうが、時ならぬ春の発見に私も、勿論クツワムシも驚いてしまいました。

 そっと手に乗せ近くの草むらに放してやりましたが、元気に秋まで生き延びて鳴いて欲しいと願っています。昨日今日と全国各地では桜の開花宣言が相次いで発表されています。聞けば2月1日からの積温600度が開花の目安だそうです。また一本の標本木に5輪の花が咲くと開花宣言のようで、開花してから1週間で満開を迎え、早いものはそれから1週間から10日で花びらを散らすそうです。

 身の回りの小動物や小植物に一喜一憂しながら、三寒四温を繰り返して爛漫の春を迎えますが、昨年の2度にわたる入院や手術を思い出しながら、今年こそは元気で季節を大いに楽しみたいと思っています。畑の草もいっせいに伸び始め、また忙しくなりそうです。何はともあれ新型コロナの影響で卒業式や入学式への出席もない、比較的のんびりした日々を楽しんでいます。

「倉庫から 取り出すキャリー クツワムシ 見つけお互い 驚きました」
「まだ眠い そんな様子の クツワムシ そっと手に乗せ 草むら逃がす」
「あちこちで 桜開花の 叫び声 一週間後 満開迎える」
「今年こそ 平穏無事と 願いつつ 忙しくあり 忙しくなく」

 

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人間牧場

〇ハウス内へトマトの苗の植え付け
 わが家の家庭菜園の横に小さなビニールハウスがあります。毎年この時期になると、露地栽培の作付けより約1ヶ月も早く、トマトの苗を植え促成栽培まがいの真似事をやっています。元々は野菜のポット苗などを育てたりしていましたが、友人の水口種苗店からトマトの苗を植えてみないかとお誘いがあり、3年前から植えるようになりましたが、露地栽培より1ヶ月も早く収穫できるメリットがあるので、結構楽しんでやっています。

植え付け準備の整ったハウス内

 一昨日水口種苗店へ所用で立ち寄り、トマトの苗大玉8本、中玉8本、ミニ8本、アイコ8本の計32本を貰って帰りました。昨年はこの時期に植えたものの、4月から6月にかけて外反母趾の手術で長期入院したため世話ができず、残念な結果に終わりましたが、今年はリベンジをしたいと、少し早くからハウス内に石灰を撒いて耕運機で耕したり、畝を立てたりして準備をしているので、とりあえず昨日は、暇を見つけて大玉8本を植えました。

トマト苗の植え付け

 この時期のトマトの苗はまだ夜温と昼温の寒暖差が大きく、また季節外れゆえ苗も弱く風邪を引いたりするので、水を遣ったり、側窓を開け閉めするなどして気を付けなければなりません。これも楽しみの一つなので、暇を見つけてしっかり肥培管理をする予定です。今日は四国遍路世界遺産化の集会が久万高原町であって出かけるため、家を留守にするので、残りの植え付けは明日になる予定です。

「春が来た 菜園横の ハウスにて トマト促成 栽培予定」
「友人に 貰ったトマト 苗揃う 早速畝に 丁寧植え付け」
「昨年は 長期入院 世話できず 成果だせずに 傷心面持ち」
「今年こそ 立派なトマト 作ろうと リベンジ誓い 想いも新た」

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人間牧場

〇少しだけ役立ち感のある週に2回のゴミ出し作業
 わが家は県道から少し入った少し高台にあります。わが家が建ってから保育所に通じる農道がつき便利になり、近所に10数軒の家が建ちましたが、その習慣でゴミの集積場所は昔と変わらずわが家から少し離れていて、ゴミ出しはもっぱら一輪車リヤカーに積んで出しています。

 合併前の双海町時代はごみの収集日が週3回でしたが、合併後は月曜日と金曜日(プラゴミ収集日は毎週水曜日)の週2回となりました。冬場はどおってことありませんが、夏場になると生ごみの処理には頭を悩ませ、火曜日から金曜日まではかなり気を使います。まあ慣れてしまえば生活の知恵も働きどおってことはないようです。

 これから足繁く雨が降るようになると、傘を差しての一輪車運転はかなり不安定です。現職を退職してから、朝のゴミ出しは私の役目になっています。昨日は朝からかなり強い雨風だったため、長靴を履いて、妻が荷造りしてくれたゴミ出しとなりました。ゴミの集積場にはカラスや野良猫に食べ荒らされないよう、専用の網をかけていますが、最近はカラスの姿が見えないと、みんなで喜んでいます。ささやかながら私も少しだけ役立ち感のある、私のゴミ出し作業は今後も続くものと思われます。そうそうつい最近マナー違反の通りすがりの人が、ゴミを勝手に置くので困っています。

「週2回 リヤカー積んで ゴミを出す 17年も よくぞやってる」
「雨の日は 傘差しリヤカー 運転し 50m先 ノロノロ運転」
「ゴミ出しは 私の仕事 なっている いつの間にやら これでよいのだ」
「子ども頃 そんなにゴミは なかったが プラスチックなど
                         すっかり変わった」 

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人間牧場

〇移築工事の続き(その3)
 馬鹿げたことを思いついたものです。移転した保育所の旧園庭にあった鶏舎を、SDGsを意識した里山運動の関連施設として、カブトムシ飼育小屋に再生しようと移築を思いつきました。しかしやる程に自分の手に負えない様々な難問題が起こり、少々滅入っていますが、やりかけたことなので、急がず慌てずやろうと腹をくくっています。

始めた移築工事

 一昨日屋根を取り外し、難儀をして予定地まで運び終えました。ところが今まで気づかなかった土台の腐食が見つかり、また取り外した屋根の重さが予想以上に重く、下の柱や外壁壁板の上に果たしてどう乗せればいいのか?、難題山積です。とりあえず昨日は前もって造っていた土台の上に、片面だけ外壁板壁を組み立て見ましたが、悩みは深くなるばかりです。

 気になるのか仕事の都合で夜遅く帰ってくる息子も、朝の仕事に出る前にやって来て、注文を付けていますが、どうやら屋根を外してくれた大工さんの手を少し借りねばならないようです。春になりこれからは雨が足繁く降るようになるため、作業もままならず、悶々の日々が続きそうです。

「身の丈も 分度も知らず 始めたが 今になっては 後へも引けず」
「次々と 難問直面 困ったと 首を傾げつ 何とか前へ」
「この上に 果たして屋根を どう乗せる 色々試案 巡らせながら」

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人間牧場

〇鶏舎の移築(その2)
 保育所跡地からわが家の畑の隅へ鶏舎を移築する作業は、屋根を丸ごと剥がし、軽四トラックの荷台に積んで運ぶという世にも珍しい計画です。屋根の重さがどれほどあるのか分からぬまま、とりあえず4人係なら何とか動かせると考えたものの、それは平地での考えで、石垣の上の高台までどこからどうして上げるか、何問題が次々立ちはだかりました。

車に積んで移動する屋根部分
自宅横まで運び終えました
畑のお隅まで運びました
板壁撤去
撤去後の保育所跡地

 とりあえず空き地となっている下の田んぼまでは運んだものの、そこからは草の上を真逆にして滑らせて移動させることにしました。石垣を上げるのも左程難儀ではありませんでしたが、わが家の菜園には玉ネギやキャベツななどが植えられていて、踏まないようコロを敷いて一寸刻みで動かしました。何とか近くまで運んで11時頃大工さん親子、それに公民館主事さんには帰ってもらい、私と浜田さんで壊した部材を東屋まで運び終えました。

 さあこれからが大変で、柱や板壁の移築は何とか出来るようですが、重い屋根をその上にどう乗せるか?、人海戦術以外ないので昨晩から頭を悩ませ始めました。加えて土台の横木が一本虫に食われて腐食しているので取り替えねばならず、これも私の春休みの仕事になってしまいました。思わぬハプニングがあるものですが、何とか今年度中に仕上げたいと思っています。

「何とまあ 馬鹿げたことを 思いつく 屋根だけ軽四 トラック積んで」
「田んぼ中 高い石垣 次々と 何とかクリア― 難題次々」
「手間暇を かけて計画 進行中 家族にまでも 笑われました」
「また一つ やることありて 脳・体 活性化して 歳とる暇なし」 

 

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人間牧場

〇学習協力のお礼
 先日、今年最後の子ども体験塾が行われた際、下灘小学校の坪内教頭先生から、先日児童たちが遠足で人間牧場にやって来たことのお礼だと、手紙と感想文を手渡しで届けてくれました。全校児童が2班に分かれてやって来て、思いつくままにショートなお話をさせて貰ったり、人間牧場のあちこちを案内したに過ぎませんでしたが、嬉しい限りでした。

先生たちの連名お手紙
感想文の一部です

 この日私は思いつくまま青年の船に乗ってアメリカへ行った体験談を話したようです。そのもとになったのは私の母校である下灘小学校の図書室で見つけた「ジョン万次郎の生涯」という一冊の本でした。本の力は凄いもので、この本を読んでから、「アメリカへ行きたい」という想いが起こり、その夢を30歳の時本当に実現して建国200年のアメリカへ行けたのですから、凄いことだったようです。また「お金を貯めて人間牧場を造りたい」という夢も叶えることができました。まあそんなことを話したようです。

 私たち人間にとって、生まれつきの天性が第一なら、自分の能力を高めるために本を読む、人の話を聞く、知らない所を見るなどによって身につけた習慣は、第二の天性を作り上げて行くのです。第一の天性のなさを親のせいや社会のせいにして幾ら嘆いてみても、自分の人生や一つもよくならないのですから、読む、聞く、見るに加え書く、喋る、実践するを加えて、しっかりと子どもの頃から生きて欲しいと願っています。子どもたちの感想文にはそのことが随所に見られました。

「遠足に 人間牧場へ やって来た 先生・児童 感想届く」
「嬉しいね 先生・児童 それぞれに 感じたことを 記録留めて」
「第一に 加えて第二 天性を 作って行けば 人生楽しい」
「年齢の せいにしないで 日々新た 第二の天性 磨いて生きる」

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人間牧場

〇人間牧場の桜が満開です
 自宅から人間牧場までは、約10キロの道のりがあります。人間牧場へは農作業や来客など用事がある時のみ出かけ、日常はそれほど気にも留めず暮らしています。人間牧場には真冬の梅の花、春のスモモや初夏のアジサイなどの花々が咲きますが、千本桜の森づくり事業の標本木として植えている、2本の枝垂れ桜と1本の河津桜も、人間牧場の土壌に根付き、綺麗な花を咲かせてくれています。

満開を迎えた人間牧場の河津桜
美人?のはずの妻も桜の花には負けました

 早咲き品種の河津桜が咲くのは2月中旬から3月初旬の寒い時期なので花見気分にもなれず、人知れず咲いて人知れず散るというのが正直なところで、勿体ない気持ちもあって、毎年私一人で出かけ花を楽しんでいます。先日彼岸が近づいたので、妻を伴って人間牧場へシキビを取りに行きました。その折今年はまだ寒い日が続いたせいか、まだ満開で見ごろの河津桜が目に留まり、二人で花見をしました。

 河津桜は吉野桜のように花びらが散らないのが特徴のようで、花が満開なのに早くもこのところの陽気に誘われて新芽が動き出し、柔らかい葉っぱが出始めています。早咲きには早咲きの寿命があって、間もなく日本中の桜の中心である吉野桜の開花が始まると、話題のバトンを渡します。今年は偶然にも植えた私と妻の二人で花見ができ、いい思い出となりました。

「シキビ取り 偶然河津 桜見る 妻と二人で 花見洒落込む」
「このところ 陽気誘われ 開花日が 早まりそうと ニュース言ってた」

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人間牧場

〇春の彼岸が近づきました
 年齢を重ねるうちに、家の中心だった親父やおふくろを黄泉の国へ送り、いつの間にかわが家では最長老となってしまいました。私は長男ゆえ代々続くわが家の先祖祀りをする大事な役割を担っています。少なくとも盆と正月、春と秋の彼岸の年4回は、わが家と妻の実家の墓地にシキビを持って出かけなければなりません。


妻の実家のお墓


墓地の高台から見える八幡浜湾の絶景

 幸いわが家の人間牧場には、おふくろが植えたシキビの木が何本もあって、その気になればシキビをお店で買うこともなく、ふんだんにお供えができるので助かっています。昨日の日曜日八幡浜の妻の実家のお墓参りに出かけることを思いつきました。早速妻と二人で愛車である軽四トラックで人間牧場に立寄り、シキビを切り、6束用意しました。

 途中八幡浜市千丈に住む妻の友人に出会うため、長浜~大洲~夜昼峠トンネルの道を走り、友人に荷物を渡したあと、大宝寺境内裏山の妻の実家の墓地へお参りし、シキビを備えて祈りを捧げました。多少曇っていましたが裏山墓地から見える八幡浜湾は、いつもながらの絶景で、春の訪れを感じさせました。お墓参りを終えると何となく爽やかな気持ちになりました。

「春彼岸 長男ゆえに 墓参り シキビを用意 妻と二人で」
「寒かった 三日ほど前 嘘のよう 昨日は気温 20度近く」
「持参した シキビを供え 懇ろに 平穏無事を 感謝し祈る」
「墓地裏の 高台からは 八幡浜 市街一望 海も綺麗に」

 

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人間牧場

〇今年最後の子ども体験塾と閉講式
 昨日は気温もグングン上がり、屋外にいると汗ばむほど日差しの強い好天の一日でした。ジュニアリーダーの中学生の部活を優先させるため午後1時30分開催とした、今年最後の子ども体験塾は、ジュニアリーダ企画の「人間スゴロク」というゲームを、地域事務所横の上灘保育所園庭グランドで行いました。


ジュニアリーダーもこんなに沢山集まりました


人間スゴロク

 新型コロナの影響で1週間延期しての開催でしたが、連日ジュニアリーダー会を開き準備をしてくれていたので、中・高校性5人ほどのジュニアリーダーがしっかりと運営をしてくれ、私たち実行委員の皆さんは、余り手伝うこともなく大助かりでした。それにしても長年かかりましたが、よくぞここまでジュニアリーダーが育ったもので、あらためて公民館の職員の熱意に頭が下がります。

 終了後、学校関係者も集まって、地域事務所3階で一年間の閉講式が行われましたが、今年も漁船20隻が火事で焼失した大事故への復興支援としてメッセージを書き込んだ大漁旗を製作して贈るなど、幾つもの印象的な事業が組み込まれ、思い出多い一年となりました。6年生はいよいよ終了して中学生となり、ジュニアリーダーの仲間入りをします。写真入りの手作り修了証書も素敵でした。

閉講式

「今年度 最後の事業は 思い切り ジュニアリーダー 企画で実行」
「双海町 若い力が 伸びている 誉めてやらねば 人は動かじ」
「春が来た 気温グングン 戸外では 暑さ感じる 日焼け気になる」
「手作りの 修了証書を 手渡して 今年も思い出 多く記憶に」

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〇黄色い丘でのハプニング
 私の町の閏住の菜の花は、水仙とともに「伊予路に春を呼ぶ」春の風物詩としてすっかり定着していますが、最近犬寄峠の黄色い丘もすっかり有名になり、マスコミの手助けもあって、多くの人が訪れているようです。一昨日大洲での集会の後立ち寄った佐礼谷小学校からの帰り道チョイ寄りで立ち寄ってみました。

 「犬寄」と言う地名にあやかって、最近ドッグランを設けたりしてしているらしく、ドッグを同伴している人たちが目立ち、そこここでドッグの撮影も行われていましたが、思わぬハプニングに出会いました。菜の花やミモザの花に気を取られて歩いていて気が付きませんでしたが、道のあちこちに犬の糞が落ちていて、私の前を歩いていた人がその糞を踏んづけてしまったのです。

 糞を踏んづけたその中年の女性は、思わず「キャー」と大声を上げていぶかしそうに、持っていたティシュペーパーで履いていた靴にべっとりついた糞を拭いていましたが、その拭いたペーパーをそこへ置いたままにして道を下っていました。糞を処分しなかった人のマナー違反が悪いのか、足元に気を付けなかった人が悪いのか、はたまた拭いたティシュペーパーを置いて帰った人が悪いのかは分かりませんが、折角いい雰囲気で菜の花を愛でていたのに、私たちも含めて台無しの気分でした。

 帰る途中車の中で私も自問自答しました。糞を拭いたティシュペーパーを私が片付ける勇気があったら、またティッシュペーパーを置いて帰ろうとした人に注意する勇気があったら・・・。ああ世の中は難しい。一番は犬を飼う人のマナーでしょうが、考えさせられた一コマでした。

「菜の花の 丘に立寄り ハプニング 犬寄地名 ドッグランでき」
「歩いてた 中年女性 糞踏んだ キャーと悲鳴が 山に木霊す」
「靴底に ついた糞拭き ペーパーを その場に遺し 女性立ち去る」
「折角の 黄色い丘が 台無しに 帰りながらも 自問自答す」

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