人間牧場

〇毎朝朝顔の花を見るのが楽しみです

 私が長期入院から退院して帰ってみると、自宅の庭はまるで植物園のように植木鉢がズラリと並び、びっくりしました。同居している息子が今年は朝顔作りに挑戦しているらしく、息子は毎朝早く起きて朝顔の世話をし、仕事から帰宅してからも外に電気をつけて、成長著しい花の世話を楽しそうに一人黙々としているようです。

団十郎という名前の朝顔だそうです

 その朝顔が1週間前から咲き始め、咲いた花は玄関先に飾って、家族で楽しんでいます。昨日は「団十郎」と名前のついたそれは見事な花が咲き、息子の解説で花の蘊蓄を聞きました。この大量の花をどうするのか?、聞いてはいませんが伊予市街の町家辺りで展示会を開き、カブト虫と同じようにお客さんに配布するようです。

 「そんなことして何になるの?」とちょっかいを出すと、相変わらずの反応で、傍で見ている妻は「あなたの若い頃にそっくり」と、息子の肩を持つのです。パチンコや競輪競馬をする訳でもなく、またお酒におぼれる訳でもなく、自分の余力を使って人を楽しませているだけに、理解に苦しむ馬鹿げた行動を、呆れながら見ています。

「わが息子 理解に苦しむ 汗をかく 仕事しながら 楽しそうです」

「今年は 朝顔作り 挑戦し 綺麗な花が 咲き始めました」

「パチンコや 競輪競馬 酒浴びる 訳でもないし 許せる範囲か?」

「妻曰く あんたの若い 頃似てる 私はもっと 意味あることを」

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人間牧場

〇やっと1回目のワクチン接種が終わりました

 ワクチン接種の申し込み通知がわが家に届いたころ、私は外反母趾の手術で病院に長期入院中でした。そのため妻が代りに申し込みをしてくれたものの、他の人が2回目の接種をしているというのに、私は昨日第一回目の接種を近所のたけます診療所で接種することができました。

 注射が嫌いな私としては余り乗り気でないし、ましてや何年か前にムカデに刺されアナフラキシーショック症候群にかかり、救急車で運ばれた経緯もあるので、??????の連続でとても不安でしたが、筋肉注射の痛みも殆どなく、接種後15分の待合室での経過観察も何の問題もなく終えることができました。

 ただ今朝は注射の跡に少し痛みが出ているものの、お医者さんの話だと報告義務のない想定内のようで、3週間後の7月19日の第2回の予約をとることができました。私が第1回目で右往左往しているというのに、世の中の高齢者の第1回接種率は50%を超えているようです。ワクチン接種をしたからといって油断は禁物です。より感染力の強いインド株の流行も始まっています。うつさない、うつらないために、マスクの着用や手指消毒、うがい、ディスタンスなど、個々人が守らなければならない基本を、しっかり守って、昔のような社会に一日も早く戻りたいものです。

「手術にて 長期入院 したために 遅れを取って やっと一回」

「注射嫌い 加えてアナフラキシー 不安あり それでもやろう 国民の義務」

「注射跡 今朝は少し 痛みあり 想定内と 医者に言われて」

「3週間 後に2回目 予約取る 何事もなく 終わりたいもの」

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人間牧場

〇ふるさと体験塾「応援機をつくろう」

惨状を伝える新聞記事(2021・4・27)

私はあいにく外反母趾に手術のため愛大附属病院に入院していて、漁船の大量火災や惨状を見ることができず、またその後の復旧復旧に向けた動きも、聞きなりながら私の元へは届きませんでした。退院後漁師さんや関係者から惨状を聞く度に、小さな上灘漁港での御製消失がいかに大きな惨状であったか、今さらながらショックを隠すことは出来ません。


2枚の応援旗にメッセージを書き込む子どもたち

 このところあちこちからの財政支援や、漁師さんたちの復興の動きに少しだけ安堵をしていますが。私が実行委員長を務める子どもふるさと体験塾では、毎年夏になると漁師さんの底引き網行戦に乗せてもらい、体験航海をしているし、共栄網という煮干し製造をしている加工場も何度か見学に出かけているので、少しでも復旧のお役に立ちたいと、「応援旗をつくろう」というプログラムを考えました。


いい2枚の応援旗ができました

 前日ジュニアリーダーが集まって、大延期のデザインを考え、絵や太文字を描いてくれていたので、子どもたちは紙にメッセージを下書きして、2枚の応援旗にそれぞれ思い思いのメッセージを書き込みました。出来上がった応援旗は2週間後に予定されている、底引き網体験の折、漁協の組合長さんに手渡す予定です。

「大火災 21隻 漁船焼け 傷心漁師 子ども励ます」

「応援旗 二枚にそれぞれ メッセージ 書いて仕上げた 上々の出来」

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人間牧場

〇今年はダルマのように手も足も出ません

 私の外反母趾の長期入院で、わが家の生活のバイオリズムが狂い、退院後の今も後遺症と思われる体の不調が続いています。「こんな時は家に何が起きるか分からないから、お互い気お付けよう」と話していた矢先の10日ほど前、わが家の若嫁が通勤中交差点で後ろの車にノーブレーキで追突され、この春買ったばかりの軽の箱バンの後ろがめちゃめちゃに壊れ、若嫁もむち打ちがひどく整形や整体でリハビリを続けていますが、あまり芳しくないようです。

まるでダルマのように手も足も出ません

 悪いことは重なるもので、昨日の夕方孫たちの部屋にエアコンを設置する業者さんが入り、作業用の車が入り口付近に駐車していたので、中山のヒマワリ畑の見回りに出かけて帰った息子は軽四トラックをその後ろに止めました。ところがその後軽四トラックのサイドブレーキが甘かったのか、車が勝手に無人で急坂をバックし、隣の家のブロック塀を壊すほどの衝撃で、とりあえず止まりました。荷台の後ろは大きくへの字に曲がり、何とも醜い姿です。

 幸い通行する車も人もない自損事故で大事故を免れただけでも良しとしなければなりませんが、早速グラインダーでブロック塀の横筋・縦筋を切り、ハンマーで小さく割って孫たちも手伝って片付けてくれました。わが家にとっては踏んだり蹴ったりの連続事故となりました。私の左足の手術を加えると、2度(若嫁の追突事故)あることは3度(息子の無人車自損事故)あったで一応終了です。いやそうあって欲しいと願っています。昨日は家族がみんな集まった所で、「注意一秒怪我一生」の話をしました。

「無人車が 勝手に坂を バックして 隣の家の 塀にぶつかる」

「二度あるが 三度もあって 手も足も 出ないダルマの 心境思う」

「昨晩は 家族みんなが 集まって 注意一秒 怪我は一生」

「あれこれと 連鎖反応 あり過ぎて わが家は病院 通いの毎日」 

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人間牧場

〇タダにはタダの礼

 最近はインターネットが普及して、あれ食べたこれ食べた、どこへ行ったあれ買ったなどなど、考えてみると余り自分に関係のないどうでもいいような話題が、SNSなどで世間を騒がせています。それでもそこから消費者が発信する情報が消費行動となるため侮れず、上手く拡散すればたちまちラーメン屋に行列ができるといった珍社会現象が起こるのです。

 物々交換も日常茶飯事で、こんなもの要りませんか?、こんなものが欲しいと言えば、早速書き込みがあり商談成立となるのです。私たちのように田舎に住んでると、色々な季節の食べ物がお裾分けとして届きます。それは長年の送ったり送られたりする風習や習慣がそうするのであって、移住してきた人が「田舎の人は色々なものをくれるので優しい」と思ったりしていることとは多少ずれがあるように思うのです。

「タダにはタダの礼」という言葉があります。また「タダほど高いものはない」という言葉もあります。私は長年まちづくりの世界で生きてきました。ゆえに全国の仲間から沢山の旬と思われる特産品が届きます。一度だけ出逢い縁もゆかりもそれほどないと思う人から特産品が届くと、私はお礼のメールや手紙を、妻は几帳面にメモしささやかながら嬉しかった心をお返しとして送るのです。

 貰って当たり前、貰って当然といううがった気持ちは、田舎であっても長続きするものではありません。今年も人間牧場に沢山のスモモの実がなりました。わが家ではこの時期をスモモ外交シーズンと呼んでいます。息子はスモモをキッチンペーパーで丁寧に拭き取り、古い菓子箱に詰め、若嫁は手間暇かけてジャムやコンポートに加工し瓶詰めにして、日ごろお世話になっている知人や友人に配るのです。今年も両手指、両足指では足らぬほど配りまくり、追突交通事故に遭い気分の優れぬ若嫁と、退院間もない体調の優れる私の時期が重なったため、多少疲れました。

「あれ欲しい これも欲しいと 簡単に 言ってる人は 果たしていかに」

「世の中は 貰い得など ありえない タダにはタダの 礼儀があって」

「今年の スモモ外交 きつかった 体調今一 家族がカバー」

「生きるとは 生涯かけて 恩返し することですと 永さん教え」

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人間牧場

〇熱中症にご用心

 多少手術した左足に違和感はあるものの、やっと両足で歩けるようになりました。左足ゆえオートマの自家用車であれば何の問題もなく多少の遠出も可能になりなりましたが、ギアーチェンジをしなければならない4WDの軽四トラックは安全を考えて自粛していましたが、近場で練習をしようとこの4~5日、きつく咎められている妻の目を盗んで練習をしています。

トマト畑の除草と垂直仕立て

 最近は日中の気温も30度近くまで上昇するので、「無理をしないで」と言っても無理をする私のために妻は、毎朝マホービンに冷たい麦茶を入れて、勝手口へ置いてくれているので大助かりです。昨日はトマト畑の草取りと、脇芽を取る時機を逸してしまったトマトを垂直仕立てで育てようと思いつき、ビニール紐で束ねる作業を3時間ばかり行い大汗をかきました。

 私は熱中症になったことはありませんが、一昨年港の見える丘で草刈り作業中、横の畑のおじさんが熱中症で倒れているのを偶然発見し、私の軽四トラックに乗せて診療所まで運び、一命を助けた経緯もあるので、熱中症には特に気をつけて作業をしています。退院後間もなくまだ外気温に慣れていないので、この上家族に迷惑をかけることは出来ないので、心して夏を過ごしたいと思っています。

「ギアチェンジ 軽四トラック 練習中 無理は禁物 言い聞かせながら」

「野良仕事 妻が用意の 冷麦茶 潤しながら 農作業する」

「熱中症 なった経験 ないけれど 助けたことが あるので用心」

 

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人間牧場

〇伊予銀行上灘支店の窓口営業終了

 平成の大合併で伊予市・中山町と合併して今年で18年になります。あっという間の18年でしたが、今年は歴史の悪戯でしょうか、上灘漁協所属の漁船が20隻も集団火災で焼失したり、長年子どもたちが通っていた上灘保育所が耐震基準に適合せず、旧保健センターへ移転したり、町のシンボル的存在がのシーサイド公園が26年ぶりにリニュアールし、運営をしていた3セクが解散してフジトラベルに替わったりして、私の外反母趾手術・入院中に起こった町の流れのきしむ音がいや応なしに聞こえています。

町から銀行の窓口業務がなくなります
伊予銀行上灘支店の歴史

また最近知ったのですが、伊予銀行上灘支店が今年7月21日をもって窓口での営業を終了するというニュースが飛び込んできました。JAバンクも上灘からATMが下灘に移転するようで、何年か前に町内から姿を消したガソリンスタンドとともに、老いの身には益々厳しさを増す不便な暮らしに不安を隠すことは出来ません。そんなこともあって、今まで窓口で預金の出し入れをしていたことができなくなるので、昨日上灘支店に出かけて、とりあえずキャッシュカードを2枚作る手続きを終えました。

 偶然最後の支店長になるであろう現支店長さんにお会いし、いただいたいよぎんSMART上灘開設を知らせるパンフレットを見ながら、色々な話をしました。明治35年に開設された伊予銀行上灘出張所はその後支店に昇格するなど100年を超える歴史があり、私たちの暮らしに寄り添うように双海町の歴史とともに歩んで来ました。私が双海の夏祭りを発想し一大イベントに発展した頃には、銀行員や郵便局員が連をつくり、町内を双海音頭を賑やかに踊り歩いたのがつい昨日のことのように蘇ります。また一つ灯りが消えようとしています。寂しい出来事です。

「銀行の 支店なくなる 寝耳水 ガソリン難民 今度は銀行までも」

「窓口で 預金引き出し する方法 遠く離れた 郡中支店」

「とりあえず スマートATM で引き出しは 出来そうなので キャッシュカードつくる」

「銀行は 貧乏私 無縁だが それでも困る どうすりゃいいの」

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人間牧場

〇ブロックの網囲い作り

 昨日は昭和47年6月22日生まれの息子の誕生日でした。家族だけのささやかな誕生祝いをしたようですが、早いもので今年で49歳になるのですから驚きです。息子は設計事務所に勤めながら親のDNAを引き継ぐように、相変わらず仕事の合間を縫って地域づくり活動をしているようですが、いつもハラハラドキドキさせられ、いつの間にか巻き込まれ手助けさせられています。

ブロックの網囲い準備

 今年は私が2ヶ月の入院で家を留守にしていたことを良いことに、帰ってみると庭中に朝顔のビニール植木鉢が並び、内心今度は何をするのか?と、昨年のヒマワリ騒動に続いて驚きました。息子はこの時期長年やっているカブトムシの飼育をやっていて、昨年末家庭菜園の隅にブロック工事を行い落ち葉などを入れてカブトムシの幼虫を育てています。昨年までは人間牧場でやっていましたが、毎朝カブトムシの成虫を集めに行くのに一苦労すましたが、今年は近場なので大助かりです。

 そろそろ幼虫が成虫になる時期なので、ブロック落ち葉ストッカーの上に網囲いをしなければなりません。やんわりその手仕事を私に言いにくそうに頼んでいるようなので、私も足の回復具合を見ながら、昨日採寸などの手はずを整え、手助けをしようと考えています。どうやら今年もまた息子の巧みな作戦に飲み込まれそうで、あ~あ~です。

「長男も 49歳 なりました 相も変わらず 年甲斐もなく」

「昨年は ヒマワリ騒動 巻き込まれ 散々痛い目 手伝わされる」

「カブトムシ そろそろ地上 這い出ると ブロック上に 網囲いしたいと」

「体調が 今一なのを 気遣って 無理をするなと 言いつつ無理を」

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人間牧場

〇妹が庭木松の剪定助っ人

 今年は私の長期入院生活で、暮らしのリズムが狂い、退院後の今もリズムは狂いっぱなしです。取り戻そうとやってはいますが、残念ながらやってることは後手後手で、体調が今一なので焦れば焦る程余裕がなくなり悶々の日々を過ごしています。

 昨日は近所に嫁いでるくじらというお店の妹が、わが家の庭木松の剪定が出来ていないのを見て、お店が休みだったので剪定に駆けつけてくれました。わが家の庭木は親父が一手に引き受けてやってくれていましたが、その後は私が見よう見まねで引き継ぎ、7年目になりました。

なにせ庭木の数も半端な数ではないので、これから先が思いやられる今日この頃です。150mに及ぶツツジの生け垣剪定も草刈り機に新品のチップソーの刃を取り付け、荒い剪定をしています。友人から人間牧場や港の見える丘のクヌギの苗木植林下刈りの助っ人申し込みがありましたが、私の体調が回復していないので、見合わせをしています。

咲き始めたくちなしの花はいい香りです

 昨日庭を歩いているといい匂いがしました、庭の隅に植えているくちなしの花の匂いでした。もうそんな時期かと思いつつ花に鼻を近づけ香木の匂いを嗅ぎました。

「今年は 長期入院 何もかも 後手に回って 悶々の日々」

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人間牧場

〇草取りサンデー

 毎日歩行訓練の距離を伸ばしています。私のせっかちな性分を知っている家族や友人からは、「余り無理をしないように」と自制ブレーキを踏むように言われていますが、歩行だけでなく家の横の菜園に生えた雑草を、リハビリのつもりで平グワで削っています。見苦しかった菜園もここに来て少し寄りが戻ったような雰囲気です。

トマトの網囲い

 昨日はトマト畑の熟れ始めたトマトがカラスかハクビシンに荒らされたので、網囲いをしました。鉄パイプの支柱を打ち込むのに多少難儀をしましたが、例年使う漁師さんから貰って加工している囲い網を倉庫から取り出し、何とか無事囲うことができましたが、有害鳥獣の被害はこれから続くものと思われるので、スイカの囲い網も用意しなかればなりません。

 サンデー毎日の私ゆえ時間はたっぷりありますが、4月~5月に新型コロナの影響で開催ができなかった様々な集会やイベント、講演などが6月から再開され、退院間もないこの20日ほどは杖で左足をかばいながら、結構忙しく動き回りました。幸い手術したのが左足で、右足でも運転できるオートマ車で、少し遠出も出来るようになりました。「無理は禁物」、そう心に言い聞かせつつやっています。

「無理するな 知人友人 みんなから せっかち性分 知っているから」

「少しずつ 歩行訓練 距離延びて 杖がなくても 少し歩ける」

「リハビリの つもりで菜園 草を取る 畑に正気 戻りつつあり」

「退院後 今までのつけ 返すべく 忙しい日々 これから先も」

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