人間牧場

〇花菖蒲園見学

 3日前、シイタケの原木に種ゴマを打ち込む時に使うドリルを、大洲市田処に住む親友亀本さんにお借りしていたのを返すべく、たまたま休みだった妻を誘って返しに出かけました。普通だと田処へは下灘から朝が峠を越えて行くのですが、2年前の土砂災害でこの道が通行止めになっているため、自宅~中山~内子~大洲新谷と迂回して、矢落川の上流の田処を目指しました。

手作りの菖蒲園

 時間的には約1時間で到着し、待ち合わせ場所の旧田処小学校にある活性化センターで待ち合わせ、多少遅れたものの無事合流することができました。私は近所の人から頂いた鮮魚「チダイ」をほんの少しお土産に持参しましたが、律儀な亀本さんは私の大好物である山崎の固い豆腐を用意してくれました。酪農を営む亀本さんとはもう40年来の古い付き合いで、私が塾長を務めたフロンティア塾の塾生として大いに学んだ間柄なのです。

 亀本さんは地道に田処の地域づくりを長年やっていて、ホタルの保護活動や最近は小学校跡地に隣接する畑に有志が集まり。菖蒲園を開設していて、この日は少し盛りは過ぎていましたが綺麗な勝負の花を見せてもらいました。相棒だった西田和子さんも高齢になって特養施設に入所していて、川向うの西田さんの自宅も空き家となっています。それでも亀本さんは西田さんの家周辺の草を刈って保全に勤めているようでした。ここにもきらり光る地域づくり人がいることを頼もしく思いました。

「災害で 通行止めのゆえ 迂回して 1時間かけて ドリル返しに」

「草深い 山奥住んでる 酪農家 私にとっては 無地の親友」

「小学校 古い校舎も 今はなく 隣接跡地 菖蒲の花咲く」

「黙々と 自分の住んでる ふるさとを 守る姿に ただただ感服」

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