人間牧場

◯私の病名は「夕日病」?

私のことを「夕日バカ」というのでしょうか。自宅にいようが旅に出ようが夕暮れ時になると夕日のことが気になって胸騒ぎがし始めるのです。これはもう「夕日病」という病名まで付きそうな、どうしようもない病気なのです。

昨日の夕日
昨日の夕日
夕日病におかされた私

まあ人に迷惑なかからない病気なので、特に側にいる妻は「また病気が始まった」程度で軽くあしらっていますが、奥の深い一眼レフカメラなどは使わずデジカメやタブレット内臓カメラで記録程度の写真を取り続けています。

昨日も夕食後外が夕日で染まり始めました。みんな病気のことが気になってそれどころではないのか、誰もウッドデッキに出て夕日を見るもの好きな人はいませんでした。夕日のことについて時々話す馴染みの看護師さんにお願いしてウッドデッキへ出させてもらいました。

満足の行くロケーションではありませんが、それでも綺麗な夕日を見ることができて大満足でした。今頃わが町のシーサイド公園やJR下灘駅の夕日は綺麗だろうなあとちょっぴり故郷が恋しくなりました。その沈んだ夕日が今朝は朝日となって登るのですから不思議な世の中です。

「夕日病 かも知れないと 納得し ウッドデッキで 夕日楽しむ」

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人間牧場

◯食べない私がお礼の電話

昨日北海道の友人井田さんから、毎年届くホタテの稚貝が自宅へ届いたから、お礼の電話を入れて欲しいと連絡が入りました。私は入院中だし、ましてや届いたホタテを食べることができないのに、食べた人の分まで何で私が?と思いましたが、いつものことなので井田さんの声も聞きたくて電話しました。

井田さん夫婦は北海道サロマ湖周辺で漁師をしています。佐呂間漁協はホタテの養殖を武器に、二宮尊徳の精神を生かした日本でも屈指の豊かな漁協です。もう一人の友人船木耕ニさんの紹介で組合員の研修会に招かれたり、武田温友さんからは毎年観賞用カボチャが送られて来て子ども体験塾の名物になっていました。

井田さんから送られてきた稚貝は少しずつおすそ分けして配られたようですが、私の分は冷凍したり佃煮にして保存しているので楽しみにしてとのことでしたが、昨晩は内孫たちがホタテが美味しかったと、ビデオ電話でお礼を言ってくれました。電話に出た井田さんたちも元気なご様子で、近況を話し合いました。いい一日でした。

「佐呂間から ホタテ届いた 美味かった お礼はあなた 何か変だな?」

 

 

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人間牧場

◯届いたスケジュール帳

入院の際妻が、「病院では必要がないので持って行かないで」と咎められ、「それもそうよ」と同調して、家書斎の机の上に置いたまま入院していましたが、最近になってスケジュールの打ち合わせなどの電話が入るようになり、何かソワソワし始めました。

届いたスケジュール帳

早速一昨日反対する妻を押し切って、着替えと一緒に病院へ持って来てもらいました。早速開けると入院して過ごした4~5月の空白が懐かしく思い出されましたが、もう間近に迫った6月は退院を想定してスケジュールがかなり入っていて、悩ましい限りです。

私はスケジュールをデジタル化してなくて、ずっと愛媛県商工会連合会発行の縦長タイプのスケジュール帳を使っています。もう40冊以上になるこのスケジュール帳は書斎の書棚引き出しにまとめて置かれていて、いつでも過去の出来事を引き出せるのです。いわば私の人生メモなので、災害時には重要書類扱いだと、馬鹿げたことを考えています。スケジュール帳が届いてホッとしました。

「病院じゃ 要らないものと 決められて 不自由囲い やつと手元に」

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人間牧場

◯由利島辺りにしずむ夕日

私の家や人間牧場から見える沖合の風景は、瀬戸内海にあっても外洋性で、八島、平郡島、大水無瀬・小水無瀬、周防大島、青島、由利島、二神島、釣島、興居島などが水平線上に整然と並んで見えます。

入院している高台にある伊予病院の窓越しに見えるこれらの島は見える姿も位置も全然違って、特に長年無人島に挑む少年のつどいで20年間も訪れた由利島や二神島は手に取るように見え、懐かしさ一入です。

昨日は馴染みの看護師さんに頼んで、食堂前のウッドデッキに出て、由利島付近に落ちる夕日夕景を、思う存分見せてもらいました。転院前の愛大附属病院といい転院後の伊予病院といい、どこにいても夕日を見れる幸せを噛み締めました。

「思い出の 由利島辺り しずみ行く 夕日が見えて 満足しきり

由利島辺りにしずむ昨日の夕日

 

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人間牧場

◯勧められた健康補助食品

先日栄養士さんが病室へやって来て、健康談義に花が咲きました。栄養士さんの話によると少し栄養補助をした方がいいとのことでした。転院してきた時3度の食事に出るご飯の量が転院前の病院では150gだったのに200gあって食べきれず、残すのも勿体ないし作る人に悪いと思い、150gに減量して欲しいと申し出ました。

この病院では200gの次は160gとのことを受け入れ、現在は毎食160gのご飯を食べていますが、腹具合も丁度よいようです。そんなこともあっての健康補助食品のお勧めのようでしたが、無果汁ゼリーのジュースタイプでしたが、試飲したものの余り自分の好みに合わず、2回試飲しただけで断ることにしました。

テレビではサプリメントと言われる健康補助食品が毎日のように紹介され、使っている人が登場してあたかもこれを飲んだから救われたと話すものですから、特に病気に悩む人は藁をもすがる気持ちで、買い求めるようです。

お金で健康が買えることはありません。歩いたり農作業をしたりして適度に体を動かしながら、少し筋力アップにも心がけながら快食・快眠・快便に気をつけて健康な毎日を過ごしたいと思います。

「補助食品 勧められたが 好きなれず 断り入れる 少し勇気が」

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人間牧場

◯入院で一気に増えた白髪

私はこれまで髪を伸ばした経験がなく、若い頃からスポーツ刈りなので、風呂に入って殆ど毎日髪を洗っても、タオルで水分を拭き取る程度で、ドライヤーさえ使い方を知らない、至って便利な頭です。

若い頃は少し女の子に持てたいと思い、香水の匂いのするヘヤーリキッドなどを振りかけたりしましたが、その効果も残念ながらなくモテなかったことから無駄だと思い、止めてしまいました。

育毛剤や養毛剤をを高いお金を出して、毎日鏡を見ながら振りかけている知人友人の中には、その願いも虚しく長~い友だちだった髪を失っている人もいて、同情しています。

昨日食後の歯磨きをしながら鏡に映る自分の頭を見て、たった50日間の入院なのに急に白髪が増えたようなのです。入院前散髪した髪が伸びたからそう見えるのかも知れませんが、格好良く言えばロマンスグレーかも・・・。まあこの歳なので白髪が増えようが髪が少し抜けようが気にすることはないと、一人納得させました。

「気がついたら 入院白髪 増えたよう この歳なので 染めることなど」

入院で随分白髪が増えました
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人間牧場

◯笑い話シリーズ再開

60話で区切りをつけて終わろうと思って、facebookの愛読者にその旨を伝えて一旦筆を置きましたが、何人かの愛読者から続けて欲しいとリクエストがあり、悩むほどのことでもないのに少し悩んだ結果再開することにしました。

笑い話のネタはいっぱいありますが、講演なら言いたい放題で面白可笑しく話せますが、文字は書いたものが残るため、多少気をつけなければならず、また少し悩みが増えました。まあ笑い飛ばして楽しもうと思っています。

facebookに書いたこれまでの60話は既にパソコンのワード入力を終えているので、今後自著本にすることも可能ですが、できれば読者が書き込んでくれたいくつかの秀作コメントも本人の了解を得て掲載したいと夢を広げています。また馬鹿げた夢が広がり始めました。

「60で 終わったはずの シリーズも リクエスト多く 背中押されて」

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人間牧場

◯病院でのワーケーション

新型コロナの影響で働き方の概念がつい最近随分変わってきました。都会では会社に出社せず自宅に居ながら仕事をするテレワークが普及しているようですが、マンパワーで仕事をしてきた私たちのような古い人間には、果たしてテレワークで世の中が回るのか、疑問は尽きません。

最近ワーケーションという言葉をよく耳にするようになりました。ワーク(働く)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語のようですが、観光地に観光客が来なくなり、経営難に陥っているホテルや旅館の空き部屋をワークの場所として半日オンラインで仕事をし、半日はリフレッシュして人間性の向上を図ろうというのです。

もちろん滞在費は会社の負担ですが、普及定着し経済効果が上がるかどうかはまだまだ先のようです。ふと私の今回の入院はワーケーションではないかと思ったりしました。もちろん後期高齢者になって入院費が1割だといえど入院費用は自腹ですが、三食がついて看護師さんや理学療法士さんまでついて、心と体のケアまでしてくれるのです。

残念ながら病院外に出れないい制限がありますが、有り余る自由時間を使ってWi-Fi環境の良い場所で、パソコンやタブレット、スマホを使って自宅にいるのと変わらないテレワークに似た仕事をしています。でもでも、やはり絆や温もりといった人間が生きて行く上で必要な何かが欠けていることに気が付きました。人間・時間・空間の「間」が大事なことも・・・・。

「今回の 入院私の ワーケーション 何か欠けてる 間かも知れない」

 

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人間牧場

◯笑い話シリーズの区切り

病院での入院生活をできるだけポジティブにしようと、持ち込んだタブレットで思いつくまま笑い話を書きfacebookで紹介したら、やけに反応があり、面白がって当面20、そのうち30、もう少し40、もうちょっと50と欲が出て、気がついてみたら昨日60というとんでもない数になっていました。

最初は病院で感じた出来事でしたが、いつの間にかこれまで関わったまちづくりにまで話が及び、後戻りができなくなってしまいました。私のまちづくりや人生はある意味失敗の連続でまるで笑い話だと思っていますが、そろそろ潮時だと思い、◯笑い話(60−2)でシリーズ終了とします。

facebook仲間の皆さんには、私の入院生活とほぼ同じ期間中ご愛読やコメントをいただき、お付き合いいただいたことに感謝申し上げます。ちなみに◯笑い話シリーズはパソコンのワードにも打ち込みを終えたので、退院後の然るべき時期に、手作りのポケットサイズbookにでもしようかと考えています。なお◯嬉しい笑い話(その46)で、「さて私は何という名前をつけたのでしょうか。」の正解は、個人情報ということもあって、残念ながら公表することができなくなりました。皆さんの想像の域に納めさせてください。悪しからず。

「入院中 遊びのつもり 始めたが 好評につき 何と60話も」

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人間牧場

◯間食せず完食するという信念

昨日わたしの病室へ栄養士さんがやって来ました。朝昼晩食べている食事についての感想を聞かれましたが、魚が美味しくない、野菜料理がすべて加熱し過ぎなどなど私の意見を言いました。多分高齢者の患者も沢山いて、骨のある魚は出せないし、噛み砕くことも不自由な患者さんがいることを思えば、言っても改善できないことは十分承知の上での意見でした。

私は今回の入院に際し、間食をしないで完食するということを心に決めていたので、すこぶる腸内環境もよく、手術で絶食後2~3日便通が悪かった以外は絶好調な体調を維持していますが、栄養士さんに、左足の筋肉が衰えているので、少し補助食品としてゼリーを食べたらどうか勧められましたが、余り乗り気になれませんでした。

というのも前日わが家では孫奏心の誕生日に私が採集し晒した天草を使って、天草ゼリーを作ったそうで、私の大好物なので持って行こうかと妻に言われたが、間食はだめと断ったのです。これから退院までどの程度病院にいるかは分かりませんが、間食はしないという信念を守ろうかと思っています。

「落ちている 筋肉アップ するために 間食勧める 管理栄養士さん」

 

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