人間牧場

◯左足だけの温泉気分(その2)

ギブス切開作業が終わったあと、レントゲン検査を終え、外来看護師さんがギブス室済の畳半畳ほどの浴槽に左脚を入れ、丁寧にギブス切断粉や5週間分の垢をシャボンを使い、綺麗に隅々まで洗ってくれました。左足だけとは言いながら、まさに足湯による至福の時でした。

その後レントゲン画像が主治医のもとに送られてきて、診察しながら総合所見を聞きました。手術傷に1〜2ヶ所治りきっていない部分はあるものの、概ね順著に回復しているとのことでした。ギブスをのけた後に副え木を施されるものと覚悟していましたが、先生に持参するよう言われていた左足用の靴を履くよう指示されたものの、まだ腫れていて入るづらい状態でした。

それでも先生から左足に荷重をかけてもいいとお墨付きをもらい、途中国道沿いの靴流通センターに立ち寄り、少し広めの少し大きい靴を買い、今日からのリハビリに備えました。病院に帰るとみんながギブスのない私の足を見て喜んでくれました。ただ残念だったのは、久しぶりに帰り道、妻と二人でご馳走でも食べようと思っていたのに、車椅子もなく歩くに歩けず、結局途中弁当を買い車内での質素な食となってしまいました。

「結果よく 靴を履いての 凱旋に 心も弾み 病院戻る」

ギブスで巻いた左足
新しく買ったリハビリ用の靴

 

 

 

 

 

 

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