〇81歳の質素な誕生パーティー
昨日の夜、年輪塾の小さな集まりが伊予市役所双海地域事務所の3階会議室でありました。集まったのは10人ほどでしたが、来月19日に迫った年輪塾公開セミナーの打ち合わせと、当日歌う唱歌「二宮金次郎」という歌の練習を2時間ほどの短い時間でしたが、とても楽しくやりました。冒頭塾頭の清水さんと塾生亀本さんの提案で密かに準備していた、塾生最高齢の西田和子さんの81歳の誕生会を質素ながら開きました。
西田和子さんは亀本さんと一緒で大洲市田処に住んでいます。市会議員で愛媛県の天然記念物になっている矢落川の蛍保護活動に尽力された、ご主人に先立たれてからは一人で暮らしています。元教員だけあって考えも行動も立派で、特に勉強熱心な失礼ながらおばあちゃんなのです。わたしも亀本さんを介してお友だちになってから相当年数が経っていますが、少々足の具合が悪いものの、とても明るく笑顔を絶やさない人で、私も歳をとったらかくありたいとその人物像を目標にしている一人なのです。
西田和子さんは勉強熱心な方で、先日西予市で開かれた全国過疎問題シンポにも他の仲間とともに参加し、ステージに上がった私に手を振って応えてくれました。
昨日は石岡一恵さんが持参した優れもののジュース搾り機の実演もあり、みんな興味深々で実演に参加したり搾ったジュースを飲みながら、清水さんの作ったバーズデーケーキを味わいながら食べました。談笑しながら公開セミナーの打ち合わせをしましたが、新居浜から駆けつけた十亀さんから、当日ステージに飾る二宮金次郎の等身大立体パネルも持参披露してもらい、また来年計画している金子みすゞ記念館への旅行プラン等にも話が及んでいました。
その後久しぶりにやって来た霧の森の大西さんのギターや、宇和島南高校の近藤教頭先生もバイオリンで加わり、清水さんのギター、青木さんのオカリナ、そして不肖私のハーモニカも加わって、にわかバンドが結成され、西田和子さんの指導で唱歌「二宮金次郎」の歌の合唱練習が何回もくり返し行なわれました。私の下手糞なハーモニカは別として、皆さん多芸で見習うことの多い一夜となりました。亀本さんからコンニャクやシイタケのお土産までいただき、夜の道をそれぞれの寝ぐらへ遠路帰って行きました。
「この人の ようになりたい 目標の 一人今年で 八十一歳」
「下手糞な ハーモニカ吹く にわかにて 異色のバンド 金次郎歌う」
「持参した ジュース搾り機 優れもの あっという間に オレンジジュース」
「お土産に コンニャクしいたけ いただいて それぞれ寝ぐら 目指して帰る」