shin-1さんの日記

〇第2回サイコーダイガク

 最初は冷やかしではないにしても、市役所の松本さんからの声がかりでもあるので、軽い気持ちで参加していたサイコーダイガクでしたが、研修は一年間続くらしく、いつの間にかその輪の中に自分がいることに今頃になって気付いています。その第2回目の研修会が昨晩ありました。昨日は間近に迫った講演会の打ち合わせで人に会ったり、秋に予定されているシンポジウムの企画書の件で、パソコンでのやり取りが予定されていたので、研修終了は2時間後の午後8時30分で終るだろうと予測し、長引けば途中退席をしなければならないかも知れない覚悟して出かけました。開会時に終了の時間を聞けば9時30分までの長丁場らしく、時計を気にしながら研修に参加しました。

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 昨日は第一回のおさらいと全国の事例紹介、そして自己紹介などが1時間弱もあって、本題の地域資源発見のためのワークショップに入るのに時間がかかってしまいました。ゲームで30人ほどのメンバーが3班に別れ、自分が地域資源だと思っているものを5つずつ出し合って分類作業をしました。コーディネーター役の前田眞さんとは旧知の間柄なので、彼の作業手順を学ぶのも今回の研修会の目的なので、私と随分違う手法に感心しながら聞き入りました。

 最近の研修会は聞くことよりも参加させる、ワークショップという手法が積極的に取り入れられて、初参加の人は飛び込み易いのですが、経験者にとっては回りくどい難点もあるようです。

 私は5枚与えられたポストカードに、地域資源として夕日(シーサイド公園)・ホタル(翠小学校)・花(水仙、菜の花、桜、つわぶき)、下灘駅・未利用資源(海藻類、海産物、林産物)の5つを書きました。これらはグループのみんなが多かれ少なかれ考えたものと沢山ダブっていました。これらのものは私たちが初期的に手掛けてそれなりに成果を得ているものなのですが、今後はこれらの地域資源を結んで観光資源にして経済に発展させる作業をしなければならないのです。夕日もホタルも花も駅もそれなりに仕上がっていますが、未利用資源と組み合わせることでいっそう輝きを増すものと思われます。まさに5W1Hの世界でしょう。


 who(誰が)、what(何を)、when(いつ)、where(どこで)、why(なぜ)、how(どのように)を5W1Hというのですが、最近はwhom(誰に)とhow much(どれだけ)の1W1Hを加えて6W2Hにする必要があるようです。いい資源をいい企画に仕上げる、そしていい効果を生む、まさにサイコーダイガクはその手順に沿って成果を上げようとしているのです。

 中間報告や採集発表が楽しみになってきました。私のスケジュール予定と上手くかみ合って欲しいと願っています。

 

  「研修会 いつの間にやら 輪の中に これもまたよし 棹差し生きる」

  「何もない 小さな町も 二十年 やったお陰で ほらこの通り」

  「ダイガクと いう名ついてる 研修会 まるでガクセイ みんな真剣)

  「昨日より 少し知識が 増えました 智恵に置換し 実践生かす」


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〇踏んだり蹴ったり

 ブンコ(蜂の巣箱のこと)の異変に気付いたのは大雨の降った一週間前でした。巣の入り口付近に大量の糞のようなものが積もり始めていました。早速雨合羽とゴム手袋、それに麦藁帽子の上から黒い防虫ネットをスッポリ被り、引き出し式の底板を引き出してみると、底には沢山のスムシが発生していました。ミツバチの群がる中へ手を突っ込んで調べてみましたが、硬いはずの巣はフニャフニャになっていました。やばいと思いましたがひとまずステンレスのヘラで糞を取り除き様子を見ることにしました。

 昨日の朝ブンコを観察すると、あれほど大量にいた蜂がまったく文庫付近に見えなくなっていたのです。昨日は夏の高気圧から吹き出す南風が強く、気温はうなぎ上りの中を、ミツバチ作業の出で立ちに変身もせずにブンコを裏返ししてみると、ミツバチは一匹も確認できず、巣はスムシにやられ完全に破壊されていました。悪い予感が的中して落胆この上ない中を、憤りを感じながらも、巣を全部取り出して掃除をしました。最後には水洗いをして夏の太陽で天日乾燥しました。

 このブンコは昨年の4月に設置し、5月の連休に分蜂が確認された、裏山第1号なのです。その後も順調な営巣が見られ、去年の夏には採蜜するかどうか迷いましたが、結局種蜂の確保のために越冬させていたのです。今年の採蜜の一番の楽しみだったブンコが破壊されたので、私の落胆は相当なものでした。

 ところが昨日の夕方書斎から外を見ていると何やら柿の木に黒い蜂球のようなものが見えました。とっさに裏山に登って確認すると小さいながら紛れもなく分蜂の蜂球でした。

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(スムシに破壊されたミツバチの巣)
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(ミツバチの巣の残骸)
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(蜂球を捕まえた直後の様子)


 急いで雨合羽に着替え防虫ネットやゴム手袋をして、いつも使う米袋が見当たらないのでとりあえず、透明のナイロンのゴミ袋を持って捕まえる作戦に出ました。少し慣れたとはいいながらブンブンうなる蜂球の中へ手を突っ込むのは今でも腰が引けます。それでも目をつぶるような気持ちで袋の中へ掻き込みました。その袋を持って掃除したばかりの巣箱の中へドサッと放り込みました。その時ゴム手袋をしているにもかかわらず、チクリと中指の先を蜂に刺されてしまいました。泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったりとはこのことだと、妻の差し出すアロエの葉を挿された指に押し当てました。

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(ミツバチに刺され腫れ上がった痛々しい中指)

 昨日の夜はサイコーダイガクのある日なので、汗をかいていたため早めに風呂に入りましたが、挿された指先をお湯に漬けたのが悪かったのか、昨晩は眠れないほどではありませんでしたが、ズキンズキンと痛みを感じて朝を迎えました。日ごろは指先が何処にあるか、どの指でパソコン操作をしているかも分からず、無意識に使っている手先ですが、どうやら私は中指でパソコン操作をしていたようなのです。今朝パソコンでブログを書いていますが、今朝は人差し指を使って慣れない手つきでやるとミスが多く、やたらと時間がかかるようで困っています。2~3日は腫れが引きそうにもなく、昨日夕日徒然草の原稿を書き上げたことのラッキーさを喜びました。


  「一番の 楽しみだった 巣をやられ 早くも落胆 今年の養蜂」

  「蜂球の 中に手を入れ ミツバチを 捕まえたものの 指先刺され」

  「泣きっ面 蜂とは上手く いったもの 感心しつつ 腫れた指見る」

  「失敗を 今年も懲りず してしまい まだまだ修行 足らぬ反省」

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