shin-1さんの日記

〇軽四トラックの車検

 人間牧場が出来てから何かと必要便利に使っている4WD軽四トラックの車検通知が、車を買った近くのモータースから数日前、ハガキで届きました。リタイアの身にこんな臨時出費の通知が届くと、一瞬顔が曇るのですが、妻は意外にもクールで、想定内とばかりに私の予定表を取り出して、車検切れが7月7日だから6月28日からにしようと決めて、モータースへ連絡、昨日の午後車を取りに来てもらいました。聞けば車検は一日程度で今日の夕方には終了する予定のようです。

 そんなこともあって昨日は午前中竹を切りに竹薮へ出かけ、最近の大雨後様子を見ていない人間牧場の見回りに出かけました。4~5日程度見なかった人間牧場界隈は、このところの雨で雑草の背丈がグングン伸びて、草に埋もれたような感じがしました。時間が余りないので二ヶ所のコンニャク畑の草引きをしました。今年は寒さの影響で一週間ほど芽吹きが遅れたコンニャクイモもここに来てグングン伸びて草を押し分けるように、葉っぱを茂らせていました。その分草取りもコンニャクの葉っぱを倒さないように注意を払わなければならないのです。

 春先に一度草を引いていたため、またこのところの雨で土が柔らかく草引きは思ったほど難しくはありませんでした。1時間余りで作業を終え、スモモの木を見ると、今年沢山実をつけているロケ風呂横の一本の木のスモモがピンク色に熟れ始めていました。ロケ風呂の屋根には早くもスモモの実を狙っているのか、目敏いカラスが二羽、辺りの様子を伺っていましたが、私の来訪に驚き何処かへ飛び去って行きました。多分カラスたちは再び三度飛来してくるものと思われますが、撃退の当てもないので、40個余りを収穫しました。

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 人間牧場の農場には何本かスモモの木を植えていますが、植えた時期が後発なのに何故かこの木だけが成長が早く、まだ植えて3年目なのに早くも嬉しい収穫です。私はスモモが大好きなので空き畑に10本ばかり植栽していますが、これから木が大きくなるので楽しみです。春のスモモの白い花も可憐で、花と実を楽しむことができるスモモの植栽は正解だったと、手前味噌ながら一人喜んでいます。今年は一瓶スモモ酒を試作してみようと思っています。先日友人が梅酒を作る歳になったとブログに書いていましたが、梅酒は歳で作るものではないと反論したものの、やはり歳だと同感したりもしました。

 先日孫が通う保育園の園長さんと学校評議員で会いました。保育園のおやつにスモモを出したところわが家の孫が大喜びでスモモを食べたそうです。昨日はまだ少し酸っぱいかも知れないと思って出しませんでしたが、今朝見ると食べごろになっているので、孫の朝食後のデザートに出してやりたいと思っています。それにしてもスモモといいブルーベリーといい、トマトといい田舎の暮らしは楽しもうと思えば、いくらでも楽しめます。これぞ田舎流、これぞ里山流なのです。田舎はいいとみんなに見せびらかしています。

  「牧場に 今年も夏が やって来た スモモ初なり 収穫嬉し」

  「さくらんぼ さらに大きく したような スモモ私は 大好き食す」

  「今朝スモモ 昨日は紫 ブルーベリー トマト加えて 田舎は楽しい」

  「スモモ酒を 作ろうなんて 俺も歳 言われそうだと 少し控え目」

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〇枝垂れ緋モミジの棚作り

 わが家の庭には沢山の樹木が植えられています。34年前の昭和52年にわが家を新築してから今日まで、それらの樹木は、親父と私がそれぞれ友人から貰い受けたり、買ったりして主に親父が手入れをしてきましたが、いずれもそれぞれに思い出のある木々で、34年の時の流れの中で随分立派な風格となってきました。
 その中に家の入り口に植えられている枝垂れ緋モミジがあります。最初は親指程度で背丈ほどの緋モミジでした。40年ほど前に手に入れ、下灘の旧宅に植えていたものを新築と同時に引っ越したもので、庭の入り口の斜面に見上げるように植えられているため、春夏秋冬それぞれに趣きがあります。今の土地が性にあっているのか、今では枝葉を畳6畳以上に茂らせ見事な容姿です。

 枝垂れとは自然に枝が垂れてくる性質を持っていて、ほおっておくと枝葉が地面に届くので、枝が伸びる度につっかえ棒をして支えなければならず、竹を張り巡らせていました。5年前に山から竹を切り出して支えていた竹が、このところの南風にあおられて何本か落下して醜態を晒し始めました。よく見ると竹は虫が食ったり朽ちたりしていたので、この際取り替えようと思い立ちました。
 92歳の親父を誘い軽四トラックで5~6キロ離れた妹の家の竹林へ行き、腕首以下の大きさの真竹を20本近く切り出し持って帰りました。今は竹を切り出す時期ではないのですが仕方ないと諦め、できるだけ古くて硬い竹を選びましたが、多分5年くらいしか持たないのではないかと思われます。

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 昨日の午後古い竹を全て外して取り除きました。竹と竹を結んでいた被覆銅線を再利用のため丁寧に外し、新しい竹を差し込んで結んで行くのです。昨日は台風の影響でかなり強い南風が吹いて気温が上がり、太陽の直射こそなかったものの真夏日の温かさで思い切り汗をかいてしまいました。
 1時間ほどの作業で無事元のような姿に復元することができました。手伝った親父も青竹を組む私の姿や出来栄えに満足した様子でしたし、同居をし始めた息子嫁は私と親父の器用な作業に目を丸くして感心し、熱中症にならぬようにと気を配って冷たい麦茶のサービスをしてくれました。
 今年も暑い夏がやって来ました。年老いた親父は勿論のこと、老域に差し掛かった私たち夫婦や同居を始めた息子家族も、みんなで元気で暑そうな今年の夏を乗り切りたいものです。

  「台風の 大風あおられ 緋モミジの 棚竹落下 醜態晒す」

  「半世紀 生きた証か 枝葉伸び 畳六畳 大きくなりて」

  「手助けを する親父力 そこここに 生きて立派 見事復元」

  「凄いねえ 親父と俺の 器用さに 目を丸くして 嫁は感心」

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