〇家の周りの草刈り作業
わが家は田舎ゆえ隣接する菜園を含めると660坪もあるのです。わが家を訪ねて来る人たちは異口同音に自然が豊かで、羨ましいというのですが、ここに住んで暮らしていると、人に言えない苦労もあって、特に雑草との戦い、落ち葉の掃除などなど季節ごとに余分な仕事が毎年繰り返しやってきて、少し忙しかったりして手を抜くと、雑草に覆われ、落ち葉が側溝に詰まったりして美観を損ねるのです。
毎朝晩の親父の日課は家の周りの草を引き、落ち葉を掃除したりしていますが、親父の年齢が高齢になるにしたがってその作業の幾つかが私の役割分担になりつつあり、もうそろそろ性根を据えて代替わりを意識しなければならなくなりました。
昨日は朝早く人間牧場へ行き、古い草刈機を持ち帰って家の裏の長い長い斜面の草刈りをしました。先日妻が新しい草刈機をプレゼントしてくれましたが、新しい草刈機は安全第一に設計されているため、斜面や石垣の多い場所での草刈りには不向きで、結局古いタイプの草刈機の機嫌を取りながら草刈りを行いました。
昨日は風が少し強くて気温も上がらず、加えて前夜の雨で草が濡れていたため、草刈り機の切れも抜群で作業効率がよく、午前中で殆んど作業を終えました。草刈り作業は慣れていないため正直なところかなり疲れます。お百姓さんなどはこの時期になると毎日のように草刈り作業をするようですが、改めてえらい仕事だと思います。
昨日は松前町に住む叔父が亡くなったという知らせを受け、草刈り作業を中断して急遽駆けつけました。88歳の生涯でしたが、今晩通夜、明日葬儀と週末は忙しくなりそうなので、これから残りの草刈をしてけじめをつけたいと思っています。
草を刈った後の斜面はとても気持ちがいいものです。刈った草を集めて畑に入れ、側溝を熊手で掃除をしてすっかり綺麗になりました。今年は何回草を刈ればいいのでしょうか。多分これで梅雨を向かえ、梅雨明けに一回、夏の終りに一回と最低後2回は刈らねばなりません。これも私の仕事としてすっかり定着していますが、やがてそろそろ今年から同居することになった息子にも、教えてやりたいと思っています。
「今年また 草刈りシーズン やって来た 広いは良いが 広過ぎ困る」
「草刈機 鈍い音立て 地面這う まるで散髪 したよな仕上がり」
「雑草は 植えぬが伸びて 大弱り 野菜なんぞは 植えても育たず」
「暇を出す 予定の古い 草刈機 もう少し働き もう少しお役に」