〇内幟を飾る
長男息子家族が同居のために帰って3日が経ちました。長男夫婦は別として一緒に住むことになった孫二人がいるだけで、こうも賑やかになるのかと思うほど、朝から晩まで泣いたり笑ったりの声が、家中に響いてまあ凄いです。
孫は私に似て早起きです。5時過ぎには寝室である二階で、早くも物音が聞こえます。一階に住む私たちに夫婦にとってその物音は目覚まし時計のような感じがするのです。
帰った明くる日、二人の孫は障子とサッシで二重になっている二つの窓を開けて、早朝5時半に大声で何やら叫んでいたようです。どうやら窓の向こうの本尊山にこだまする音を楽しんでいるようでした。近所迷惑になるのでさすがに母親が注意をして止めたようですが、まあ驚きです。
孫は今年の4月8日に歩いて5分ほどの上灘保育園に入園しました。家が片付かなかったため半月ほどは松山のマンションから通っていましたが、この家から通うのは昨日が初めてとあって、多少ぐずっていたようです。それもそのはず同じ4歳組に入園したのは5人で、そのうち4人までが女の子なので友だちがまだ出来ていないのです。少し慣れれば土日の休みを繰り返しているので、連休が終ればまた慣れるまで時間がかかりそうですが、まあこれもよくある話なので気にもせず、案の定保育園から帰るころには「ただいま」と、上機嫌で帰ってくるのです。
昨日は息子が休みで一日家にいました。孫たちの部屋もマンションから持ち帰った玩具や遊び道具が元通りに復元されて少し平常を取り戻していました。
息子は本当は子どものために鯉幟を上げたかったようですが、マンション住まいだったため止むなく嫁の実家から内幟を贈ってもらいました。一昨年は二人目孫の誕生、昨年は育児と忙しかったため内幟を全て飾ることができなかったようで、昨日は久しぶりに内幟を外に出して飾ってやったようです。孫たちは自分の名前の入った幟を見て大喜びのようでした。勿論92歳の親父も曾孫の幟に大喜びで目を細めていました。今日にでも親父と孫の記念写真を撮ってやりたいと思っています。
五月の風にはためく幟の姿はいいものです。「この家は男の子がいるよ」と言わんばかりの主張のような気もするのです。庭のあちこちには色とりどりのつつじが咲き始め、早いものは満開を迎えています。わが家は息子たち家族の同居でいつになく賑やかな春を迎えています。
「五月咲く わが家に春が 訪れて 孫の泣き声 笑い声満つ」
「窓開け 大声出して こだまする 声を楽しむ 孫に思わず」
「この家は 孫がいますと 言うように 幟はためく 田舎のわが家」
「保育園 行きたくないと ぐずる孫 祖rもそのはず 男一人じゃ」