〇人間牧場の桜が満開です
自宅から人間牧場までは、約10キロの道のりがあります。人間牧場へは農作業や来客など用事がある時のみ出かけ、日常はそれほど気にも留めず暮らしています。人間牧場には真冬の梅の花、春のスモモや初夏のアジサイなどの花々が咲きますが、千本桜の森づくり事業の標本木として植えている、2本の枝垂れ桜と1本の河津桜も、人間牧場の土壌に根付き、綺麗な花を咲かせてくれています。
早咲き品種の河津桜が咲くのは2月中旬から3月初旬の寒い時期なので花見気分にもなれず、人知れず咲いて人知れず散るというのが正直なところで、勿体ない気持ちもあって、毎年私一人で出かけ花を楽しんでいます。先日彼岸が近づいたので、妻を伴って人間牧場へシキビを取りに行きました。その折今年はまだ寒い日が続いたせいか、まだ満開で見ごろの河津桜が目に留まり、二人で花見をしました。
河津桜は吉野桜のように花びらが散らないのが特徴のようで、花が満開なのに早くもこのところの陽気に誘われて新芽が動き出し、柔らかい葉っぱが出始めています。早咲きには早咲きの寿命があって、間もなく日本中の桜の中心である吉野桜の開花が始まると、話題のバトンを渡します。今年は偶然にも植えた私と妻の二人で花見ができ、いい思い出となりました。
「シキビ取り 偶然河津 桜見る 妻と二人で 花見洒落込む」
「このところ 陽気誘われ 開花日が 早まりそうと ニュース言ってた」