〇黄色い丘でのハプニング
私の町の閏住の菜の花は、水仙とともに「伊予路に春を呼ぶ」春の風物詩としてすっかり定着していますが、最近犬寄峠の黄色い丘もすっかり有名になり、マスコミの手助けもあって、多くの人が訪れているようです。一昨日大洲での集会の後立ち寄った佐礼谷小学校からの帰り道チョイ寄りで立ち寄ってみました。
「犬寄」と言う地名にあやかって、最近ドッグランを設けたりしてしているらしく、ドッグを同伴している人たちが目立ち、そこここでドッグの撮影も行われていましたが、思わぬハプニングに出会いました。菜の花やミモザの花に気を取られて歩いていて気が付きませんでしたが、道のあちこちに犬の糞が落ちていて、私の前を歩いていた人がその糞を踏んづけてしまったのです。
糞を踏んづけたその中年の女性は、思わず「キャー」と大声を上げていぶかしそうに、持っていたティシュペーパーで履いていた靴にべっとりついた糞を拭いていましたが、その拭いたペーパーをそこへ置いたままにして道を下っていました。糞を処分しなかった人のマナー違反が悪いのか、足元に気を付けなかった人が悪いのか、はたまた拭いたティシュペーパーを置いて帰った人が悪いのかは分かりませんが、折角いい雰囲気で菜の花を愛でていたのに、私たちも含めて台無しの気分でした。
帰る途中車の中で私も自問自答しました。糞を拭いたティシュペーパーを私が片付ける勇気があったら、またティッシュペーパーを置いて帰ろうとした人に注意する勇気があったら・・・。ああ世の中は難しい。一番は犬を飼う人のマナーでしょうが、考えさせられた一コマでした。
「菜の花の 丘に立寄り ハプニング 犬寄地名 ドッグランでき」
「歩いてた 中年女性 糞踏んだ キャーと悲鳴が 山に木霊す」
「靴底に ついた糞拭き ペーパーを その場に遺し 女性立ち去る」
「折角の 黄色い丘が 台無しに 帰りながらも 自問自答す」