人間牧場

〇日本ラン「キンリョウヘン」をいただく

 数日前野村町に住む私のミツバチ飼育のお師匠さんである井上登さんから、「近々野村町へ講演に来るそうな。その折花芽の見えた日本ラン『キンリョウヘン』を会場へ持参するのでお持ち帰り下さい」とパソコンにメールが入りました。井上さんは私より多少年上ですが、都会暮らしが長かったせいかセンスもよく、また東京農大出身だけあって博学で、色々と学ぶことの多い実直は人です。

車のトランクに入れて持ち帰った日本ラン
車のトランクに入れて持ち帰った日本ラン
キンリョウヘンとシンピジウム・ミスマフェット
キンリョウヘンとシンピジウム・ミスマフェット

 私が井上さん出会ったのはそんなに古くはありません。多分地域づくり人養成講座の懇親交流会で出合い、蜜蜂を飼って蜂蜜を採りたいと話を持ちかけ、既に養蜂をしていた井上さんに懇願して指導を頼みました。以来私は井上さんをミツバチの師匠と仰ぎ、今も色々なご指導をいただいているのです。私の養蜂もどきがここまでやれているのは井上さんのお蔭なのです。

 ミツバチを飼う者にとって、ミツバチを誘引するために使う日本ランの一種であるキンリョウヘンは、とても貴重なもので、キンリョウヘンの花がなければ養蜂も成り立たないくらいです。井上さんは毎年分鉢の時期になると、キンリョウヘンの切り花を持って人間牧場へやって来ます。最近は私も少し馴れて蜜蝋塗りや蜂蜜採集はどうにか一人で出来るようになりましたが、井上さんからいただいたキンリョウヘンも10鉢ほどに分株して育てているものの、まだ花芽をつけるところまでには至っていないのです。

 昨日井上さんはキンリョウヘンとシンピジゥム・ミスマフェット合計5鉢を、手土産に持参して、私の車のトランクに入れてくれました。5鉢とも既にバルブの横に大きな花芽が覗いていて、さすがだと思いました。昨年も花芽のついたものを2鉢いただき、ダイニングで大事に育て、少し早めの蜂の誘引に成功しましたが、今年も朝夕加温するダイニングの台の下に置いて、大事に育てたいと思っています。ミツバチと触れ合う春はもう直ぐです。楽しみがまた増えました。

  「ミツバチの 誘引使う 日本ラン 師匠に貰い わが家嫁入り」

  「日本ラン フェロモン出して 蜂誘う 不思議植物 ホスピタリーかも」

  「早速に ダイニング入れ キンリョウヘン 今日から毎日 しっかり育て」

  「寒いけど 蜜蜂遊ぶ 春近し 思い出す度 どこかウキウキ」 

[ この記事をシェアする ]