shin-1さんの日記

〇久しぶりに高知へ

 人のご縁とは不思議なもので、最近まで国立大洲青少年交流の家に勤務していた橋田さんが3年間の勤務を終えて、古巣の高知県へ帰られましたが、その後の勤務地が高知県教育委員会の生涯学習課だそうで、先日メールや電話が届き、社会教育主事等研修会の講師として講演をして欲しいと頼まれました。

 私は駆け出しのころ地元双海町の教育委員会で、13年間社会教育を担当しましたが、その後も県公連の専門委員や月刊公民館に執筆したり、依頼があれば生涯教育とまちづくりについて講演活動を行っているものの、社会教育の現場から退いてもうかれこれ30年にもなるというのに、こうして社会教育に関する引き合いがあるとは、何とも息の長い話です。

shin-1さんの日記
(仁淀川町にある茶業試験場の美しい風景)

shin-1さんの日記
(満々と水をたたえて太平洋へ流れる仁淀川の流れ)

 昨日はその講演日で高知へ出かけましたが、間近に迫った仁淀川町での講演の打ち合わせや、久万高原町での所用を済ませるため、本来なら高速道路を走って川之江ジャンクション経由で高知県入りするのですが、少し早めに出て久しぶりに国道33号線を走りました。

 高速道路の開通以来国道33号線は交通量が激減していて、昨日も平日とあって交通量も少なく、時折地元の高齢者マークをつけた軽四トラックがノロノロ運転で前道を塞ぎましたが、それでも所要時間は所用を含めても3時間弱で、会場となっていた伊野町にある高知県青少年の家へ1時間も早めに到着しました。

 県境から仁淀川沿いを走る国道33号線沿線は緑も濃くなっていて清々しく、先日の大雨で増水した仁淀川が大河となって流れていました。

shin-1さんの日記

(背景写真パネルを前に講演する私)

 現地で背景写真パネルを持参したミミックの十亀さんや加藤さんと合流しました。背景写真パネルの設置は東広島マツダ会と人間牧場あいネットワークの研修会に続いて3度目ですが、講演前に大掛かりな背景写真パネルを設置する私たち3人の姿を見て、高知県内から集まった50人ほどの参加者たちは目をパチクリしていました。昨日の私の持ち時間は2時から1時間余り講演し、10分間の休憩の後4時半まで分散会への助言を行ないました。参加者の中には西部教育事務所の松下先生や、10年も前に愛大で行なわれた社会教育主事講習で私の講義を聞いた人もいて、嬉しい再会となりました。大川村や土佐町から参加した人と名刺を交換したりして、新しい出会いも予感しました。

shin-1さんの日記

(活発な議論が行なわれた分散会)

 仕事を終え夕闇迫る中を復路は高速道路を使って、明るいうちに自宅へ帰ることができました。高速道路や車のお陰で昨日も350キロ近くの四国の道を駆け抜けましたが、わが住む四国も広いと実感しました。私は海の傍で生まれ育ち今も海の傍の町に住んでいます。子どものころから常に海の向こうを意識していて、ジョン万次郎にに憧れて、水産高校の実習船愛媛丸でオーストラリアまで遠洋航海に出かけたり、青年の船でアメリカ・メキシコへ渡ったりして、太平洋と縁が深く、そのためでしょうかおおらかな高知県の風土や高知県民の気質が大好きで、何かにつけて高知と深いつながりを持ち続けているのです。そんな心の高ぶりを久しぶりに感じる一日となりました。


  「おおらかな 高知県人 気質好き ゆえに仲間も 沢山おりて」

  「行き地道 帰り高速 それぞれに 趣きありて 一人旅する」

  「背景の 写真のパネル 今回も 度肝を抜いて 効果抜群」

  「広いなあ 一人つぶやき 四国路を 二百五十キロ アクセル踏んで」

[ この記事をシェアする ]

“shin-1さんの日記” への2件の返信

  1. 藤田さん
    嬉しいコメントありがとうございました。
    先ほど高知から電話があって、昨日の私の講演を聞き、12月22日の高知県公民館大会に講演して欲しい旨の依頼がありました。
    高杉晋作が「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」といっています。どうせ一生に一度の人生です。もっと楽しくやりましょう。ただし仕事はやる気になってやりましょう。
    また会う日を楽しみにしています。
    人間牧場主 若松進一

  2. 昨日の研修会に参加させていただいた者です。
    貴重な体験談をお聞きして大変有意義な研修となりました。
    同じ四国内に先生のような方がいて、様々な活動をされていることは、講演を聞くまで知りませんでした。
    「平凡なことを積み重ねて非凡にする」「何もない=何でも出来る」など、可能性や視野が広がりました。
    経験年数は関係ない、と言っていただいた事で自信も少し持てました。
    本当にありがとうございました。

コメントは受け付けていません。