shin-1さんの日記

〇青梅の漬け込み作業(その1)

 降りしきる雨の中で雨合羽を着て収穫した50キロ近くの青梅の処理をしなければならない、少し重たい憂鬱感を抱きながら、それでも妻も仕事で出払っているので、結局自分しかいないことを悟って、昨日は午後から青梅の漬け込み作業を始めました。

 その準備段階として地下室に眠らせている昨年までに漬け込んだ梅酒用広口8キロ瓶を7本取り出して、近所の酒屋さんから貰ってきた一升瓶10本を丁寧に洗ってラベルを剥がし、最後は熱湯消毒をして台所の机の上に並べて水気を取りました。

shin-1さんの日記

 運よく息子嫁が広口瓶から一升瓶に移す作業を手伝ってくれたお陰で、ジョウゴやこしき用金網ざるから零すこともなく完璧に移し終えました。一升瓶に入った琥珀色の透き通った梅酒はとても綺麗で、息子嫁と試飲してみましたが、いい具合に熟成されていました。昨日はとりあえず7本分を、一升瓶10本と五合瓶2本を絞りました。その色つき一升瓶にインデックス用のラベルに「2011」と書き込んで貼り付けました。これはわが家のちょっとしたこだわりで、こうして冷暗な地下室に保存しておけば、ワインと同じように年代物の熟成した梅酒を楽しむことができるのです。梅酒を地下室に運んでから、広口瓶に残った梅を片付ける作業です。

 本当は全ての梅の実を使いジャムに加工したいのですが、20キロ以上もあるしそれ程暇もないので、とりあえず2瓶の梅を取り出して鍋に移し、残り5瓶分は残念ながらゴミにすることを決意しました。鍋に入れられた梅酒シロップにまみれた梅の実は、煮詰めて種を取るだけで砂糖を加えなくても立派な梅ジャムができるのです。しかし6キロもの梅の種を取るのは用意ではなく、一度火に掛けて熱を加え柔らかくしてからしゃもじで潰し、種を分離させましたが、これが中々重労働で、1時間近くもかかってしまいました。それでもジャムというよりは湯練とでもいうべきものが沢山出来上がりました。とろ火で煮詰めたジャムはお茶漬けのお供として、当分の間わが家の食卓を賑わせることでしょう。

 次はいよいよ今年収穫した青梅の洗浄です。梅の実を梅干用と梅酒用に選り分け、ゴミやヘタを取り大きなたるに入れて何回も水洗いしました。計りで測ってとりあえず12キロずつをざるに二つつくり、ざるに移して水気を取りました。続いて梅酒用の梅も12キロずつ水洗いしました。広口瓶一つに3キロの梅と、2.5キロの砂糖、それにカビ防止のために少しホワイトリカーを使うのですが、この作業がまた大変なのです。

 梅を洗って計量し水気を切るまでの作業が終ったところで、私は県公連主事部会の交流会に出かけました。少し早く帰って漬け込みをしようと思っていました。


  「梅の処理 まるでイモヅル 一升瓶 準備しながら 次から次へ」

  「一昨年 漬けた梅酒を 取り出して ジョウゴ差込み 一升瓶へ」

  「漬けたカス 使えばジャムに 変身し 手造り加工 食卓賑わす」

  「不作だと 思っているか 結果的 丁度よいほど 梅酒梅干」


 

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