○地下室が復旧しました
昨日は午後から地下室の復旧作業をしました。地下室といっても昔鯉を飼っていた庭の隅の池を修復しただけのものなのですが、これが梅干や梅酒の貯蔵施設にピッタリなので、3年前から重宝に使っていました。ところが一週間前何が原因か分からぬ床下浸水に遭い、全ての梅干や梅酒を一旦外に出して何処から水が入ったのか原因を調べながら、水を汲み取ったりセメントを流し込んだりしながら修復作業を続けました。水も止まったようなのでこの1週間ハッチを開けて中に空気を送り込んで乾燥しました。梅雨時期なので満足が行くほどの乾燥はできなかったのですが、外に出した梅干や梅酒を片付けなければならず、元に戻そうとしたのです。
昨日は病院から帰る途中ホームセンターに立ち寄り、地下室の下に強いている手作りの簾板に塗る防腐剤を一缶買い求めていたので、東屋の椅子に下敷きを敷いて刷毛で防腐剤を丹念に塗りました。前回作った時塗った防腐剤のお陰で腐ることもなかったので、天日干しした簾板は今回も防腐剤をしっかりと吸い込んでくれたようです。
その簾板4枚を両側に敷き詰め、8リットルの瓶を布布巾で丁寧に拭き、狭いハッチから梅干、梅酒の順で奥深く押し込みました。何せ50本近くの8リットル瓶ですから入れるのにも一苦労、加えて簾板に塗った防腐剤の匂いが立ち込め、もう汗だくの作業となってしまいました。
親父が用意してくれた60ワットの裸電球を奥にぶら下げ、その灯りを便りに作業しました。梅干はまだ今年の分は漬け込みだけで本漬けしていないのでその場所も確保しなければなりません。梅酒は新しい今年漬け込んだ分を奥にしまい、その上にナイロンの袋を被せて一段落しました。後は脱臭と水分調節のため木炭を入れようと思っていますが、梅酒ジュースはこの際絞って瓶に入れて味わおうと思っています。
子どもの頃、家には芋壷という地下室があって、芋を沢山貯蔵していました。悪いことをすると芋壷に押し置きのような形で閉じ込められたことも何度かあって、地下室はあまり言い思い出はありません。この地下室がわが家の梅干や梅酒の貯蔵施設として活用できて本当に良かったと思っています。
「地下室で 熟成を待つ 梅干や 梅酒丹念 並べ覚える」
「漬け込んで 三年経った カリン酒を 味見してみる 中々いける」
「地下室に 床下浸水 腰痛め 被害甚大 二の鉄踏まず」
「さあこれで 地下室機能 万全と 灯りを消して 深い眠りに」