shin-1さんの日記

○コンニャク畑の草取り

 人間牧場の畑に苗屋さんでコンニャクイモの種芋を、10個買って植えたのは今から4年前でした。人間牧場の体験メニューにコンニャク作りを入れたら面白いかも知れない、という単純な発想でした。土の中のことなのでよく分かりませんが、聞くところによるとコンニャクイモの種芋は4~5年畑に植えたままにしておくと、親芋が大きく育ってその芋で、コンニャクが沢山作れるそうなのです。私もそのことを頭に入れて、毎年春先になると芽が出て大きくなるであろう芋の成長を楽しみにしていました。

 今年の春も少し早い芽吹きで順調に芽は伸びたように思っていました。ところがその芽が日が経つにつれて見たこともないような姿になってしまったのです。子ども体験塾で人間牧場にやって来たコンニャク作りの名人である西岡栄一さんに見てもらったところ、それはコンニャクの花であることが分かりました。しかもコンニャクイモが花を咲かせるとその寿命を終えるというのです。せっかく育てて楽しみにしていたのに、お先真っ暗ほどではないものの、かなり落胆してしまいました。

若松進一ブログ
(今年の春花を咲かせて短い一生を終わった親芋から小芋が芽を出し始めました。

 西岡さんの話によると、花を咲かせた親芋の回りに小芋がついているので、それを育てたらいいと助言を受け少々救われましたが、せっかちな私は4~5年も待てないので、再び同じ苗屋さんに行ってコンニャクイモの種芋を50個ばかり買ってきました。そして春先の先月人間牧場の段々畑の一つを開墾して種芋を植えたのです。

 この季節の畑は雑草が伸び放題で、折角植えた種芋がこの草むらでは芽吹かないだろうと思い、昨日は梅雨の晴れ間を選んで半日、一人で草を引きました。この時期はやぶ蚊やブトが沢山出て、顔や首筋にまとわりつくので、妻が先日買ってくれた蚊取り線香を腰に吊るして作業をしました。

若松進一ブログ
(草を取ると畑には無数のコンニニャクの芽が伸びていました)

 1時間ほどの作業でしたが、何とか親芋の枯れた畑と、今年新たに作ったコンニャク畑の雑草を取り除き、畑らしくなってきました。これでコンニャクの芽が成長すると少し雑草を抑えて成長してくれるものと期待しています。一事が万事このように、サツマイモ作りはサツマイモをイノシシに全部食べられたり、蜜蜂飼育では蜂に何度も刺されたりしながら、人間牧場での失敗経験が大きな力になりつつあるのです。

 コンニャクもサツマイモも、また蜜蜂も私にとってはまだまだ奥の深い動植物ですが、これからも命あるものゆえ大事に育てて行きたいと思っています。


  「失敗で また一つだけ 先進む 三年後には コンニャク作り 鱈腹食べる」

  「草を引く ただひたすらに 手に力 雑草何故に これほど丈夫」

  「コンニャクは まるでキリンの 足のよう 土下芋は どんな営み」

  「今度こそ 芋を育てて コンニャクを 作り食べると 誓いも新た」

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