shin-1さんの日記

○一ヶ月遅れの芋つるを植える

 今年は針先の気象異変で冷害に会い、サツマイモの種芋から芋のつるを取ることが出来ませんでしたが、ここにきてその芋つるが一斉に延び始め、苗床いっぱいにはびこりました。一昨日取材に同行して人間牧場へ行った折、そのつるを鋏で切り取り自宅へ持ち帰りました。

 家庭菜園はタマネギについでジャガイモも収穫してかなり広い範囲で空き地になっているのです。このままほおっておくと草いっぱいになるので、少し遅めですがこの芋つるを植えることにしました。畠の雑草を削り取って畝を立て、その上に黒いビニールのマルチをかけました。この時期の農作業はちょっと鍬を振るっただけで汗が勢いよく出て、おまけにやぶ蚊やブトが出るので注意をして作業しなければならなくなりました。

若松進一ブログ
(植えて間もない弱々しい芋つる)

 芋つるの数は80本ほどあるので畝を2本立て、一つのマルチに2列植えて行くのです。農作業用包丁でマルチに切れ目を入れて穴を開け、手スコップで穴を掘ってそこへ芋つるを差し込んで行くのです。馴れない中腰の作業なので多少腰にきますが、それでも1時間ほどの作業で80本の芋つるをすべて植え終わりました。

 その横には約1ヶ月も前、人間牧場の子ども体験塾で余った芋つるを30本ばかり植えている芋が、既に活着して新芽を伸ばそうとしているのです。一ヶ月遅れてのスタートなので、はてさて上手く芋がついてくれるかどうか、実験のつもりで見守りたいと思っています。

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(既に勢いづいたサツマイモのつる)

 サツマイモの収穫は10月下旬の秋祭りの頃です。挿し木と同じ要領で土に刺し込んだ芋つるから根が出て、夏の厚い日差しの中でつるを伸ばし、8月にはつる返しをして芋つるの養分が芋に行き届くように促す程度で、世話らしい世話をしなくてもできる作物なのです。

 わが家もわが家に時々やって来る孫たちもサツマイモはみんな大好物で、特に短冊状に切ったサツマイモを油で揚げたものはつまみ食いおやつとして、今からリクエストがあるほどです。もしもこの一ヶ月遅れのサツマイモが丈夫に育つようだと、来年から早掘り用と保存用に分けて栽培してもいいかも知れないと淡い期待を抱いているのです。


  「冷害で 用を成さない 芋つるが 今頃延びて 実験用に」

  「草生やす よりはましだと 植えてみる 一月遅れの 芋つる切りて」

  「芋を食べ 育った私 芋が好き 今年の秋はに当てない夢を」

  「遅育ち 俺に良く似た 境遇か これも試練と 思い育てる」  

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