○父の日のプレゼントはデジカメ
長女の誕生日が今から38年前の昭和47年2月26日ですから、私は父親になって38年間経ったことになります。以来48年6月22日に長男、50年8月16日に次男、53年7月11日に三男が生まれ、4人の父親になりました。娘が就職して給料を貰うようになり、「父の日」にプレゼントを貰ってからずっと父の日を意識するようになりました。勿論私には自身の父親がいますし、妻の父親も結婚して義理の父親ができました。残念ながら義理の父親は既に亡くなりましたが、結婚以来妻の配慮で両父親への父の日プレゼントは欠かしたことがないようです。
最近は長女の肝入りで社会人になった兄弟に呼びかけ、母の日や父の日、それに誕生日など色々なプレゼントが届くようになりました。プレゼントは普通突如として手渡される意外性がいいのでしょうが、親子ともどもいい歳になると事前に「父の日のプレゼントは何がいい」と訪ねて来るのです。こうなると子どもたちの財布の中身を思いやりながらある種の期待感もあって、子どもたちには失礼ながら色々と欲しいものを話してしまうのです。
先日も娘からそんな話があったので、壊れかけたデジカメのことを話して、「デジカメが欲しい」と言ってしまいました。
娘は3人の弟にシグナルを出して1万円づつを前もって徴収し、足らない分を娘が上乗せして支払うことで相談がまとまったようです。先日兄弟に買い物を任された長男から、「デジカメの購入をするから一緒にお店へ行こう」と誘ってくれました。カートリッジプリンター用インクやプリントアウトのための用紙を買い求める以外電気屋さんには行かないのですが、息子と娘に誘われてエミフル内にある電気屋さんに出かけました。
デジカメ売り場に行くと、世はデジタル時代というのでしょうか、沢山のデジカメが所狭しと置かれていました。最近は一眼レフもデジタル化して、フイルムを挿入するようなカメラは殆ど姿を消しているようです。
息子は今使っている使い慣れたパナソニックのLUMIXで、かなり進化したカメラを私の求めに応じ選んで、店員さんと何やら交渉をしていました。今は交渉によって随分値引きをしてくれるし、息子の買い物によるポイントも溜まっていたようなので、三脚やメモリーカードなどをサービスしてもらって商談成立と相成りました。
かくしてデジカメは私の持ち物になりましたが、父の日まで使うまいと心に決めて机の下の引き出しにしまっておきました。一昨日娘や息子たち家族が泊まりにやってきて、長男息子の手でお披露目となりました。息子はデジタル人間らしく馴れた手つきで各所の昨日をセットアップして使えるようにしてくれました。これで今使っているデジカメの故障を気にすることもなく撮影できそうですが、愛着のある2台はこれからも折に触れ使って行きたいと思っています。子どもたちよ素敵なプレゼントをありがとう。
「何がいい 事前相談 父の日の 贈り物は?と デジカメ答え」
「さあこれで 故障心配 せずに済む グレードアップの カメラ手に入れ」
「ありがとう 三男息子に 電話する 父の日いつも 済まぬと感謝」
「今使う 古いカメラも 愛着が 手放す寂し 机の上に」