○ハッピーな二人だけの日曜日デイト
久しぶりに孫たちがやって来ない日曜日、寂しいのやらホッとするのやら分からない微妙な静けさです。朝からかなり激しい雨が降って、テレビでは四国地方が前日の九州に続いて、入梅したと保持て納得しながら雨音を聞いていました。今年の入梅は41年ぶりの遅さのようで11日も遅いそうです。降ったら降ったで、降らなければ降らないで、異常気象だと勘ぐる日本人の悪い癖がありますが、自然現象ゆえこんな年もあるのだと思えば納得もするのです。
それにしても前日の田処でのエクスカーションはラッキーでした。たった一日のことながら天気に助けられた感じで、晴れ男、晴れ女などと自分に都合のいい役割を演じたと自認する人たちから、お礼のメールが沢山届いて、エクスカーションを仕組んだ側として喜んでいます。
昨日の朝は突然、大阪に住む叔母と従兄弟二人がわが家を訪ねてきました。親父にとって12人兄弟の9番目の妹で、唯一県外に住んでいて年齢は75歳になっているようです。今治に住んでいる子どもの所へ来たついでに足を伸ばしたそうなのですが、思わぬ妹の来訪に親父は大層喜んで短い束の間ながら積もる話をして2時間余りで帰って行きました。
天気がよければ前日に引き続き昨日は家庭菜園でジャガイモの収穫をする予定でしたが、雨で出来なくなったので、妻とドライブがてら八幡浜の実家を訪問することにしました。妻は勤めているため日曜だけが自由時間で、相変わらずの忙しさゆえ、孫の来ない日曜日は拍子抜けしたような感じがするらしく、八幡浜で兄嫁が勤めている店でショッピングを楽しんだり、夫婦水入らずで外食昼食を食べ、帰りには嵯峨野という大洲の温浴私設でお風呂まで楽しむハッピーな一日となりました。
私は結婚前は青年団、結婚後は仕事で公民館活動やまちづくり、退職後は講演や地域づくりなどで土日とはまったくと言っていいほど休日とは無縁の人生を過ごしてきました。昨日のように朝から予定が入らない日曜日は退職したといえど殆どないのです。ゆえに二人でゆっくり出かけることもなく、気短な私は妻のショッピングに付き合うと少々イライラする性格なので、妻も私に対して余り期待していません。それでもレストランでバイキング形式の少し遅めの昼食をあれやこれや言いながら取り合って食べるのが何処か新鮮で、「まるでデイトみたい」と妻は喜んでいました。
親父の夕食の準備もあるので午後4時過ぎに自宅へ帰りましたが、入梅した雨は早くも梅雨の中休みなのか午後には上がり、今日も多少曇りながら雨のない一日となりそうです。これからは今までの妻への不義理を改め、できるだけ感謝を表したいと殊勝なことを思って朝を迎えています。
「この歳で デイトなどとは 戯言か 犬も食わぬわ 大見栄きって」
「ノコノコと 妻の買い物 付き合うは 性に合わぬと 今日できっぱり」
「よく見れば 妻もそれなり 歳をとる 今日が一番 若いはずだと」
「バイキング 私好みの 食べ物を 妻が取り寄せ 仲良く食事」