shin-1さんの日記

○貰った2冊の本

 昨日妻が職場から2冊の本を貰って帰ってきました。「西郷隆盛日本人への警告」と「危機に立つ日本」という2冊の本です。定価1400円と1200円の本で、書店の棚に並ぶような立派な本なのです。大体本というのは自分で買うか図書館で借りて読むか、また知人友人から贈呈されるかくらいなものでしょうが、2冊合わせて2600円もの本をタダでくれる奇特な人がいるとは一体?と、疑ってみました。

 案の定この本は、間近に迫った参議院議員選挙に候補者を立てる宗教政党創始者の著書で、本に挟んだ政党のパンフレットには、今流行のマニフェスト政策が分かり易く書かれていました。この本やパンフレットを読んでこの党やこの党の候補者に清き一票を投じるほど無とはそうでもない私なのですが、本のタイトルが面白そうなので昨晩から今朝にかけて2冊の本を一気に読んでしまいました。

 人間は不思議なもので、最初から疑ってかかると、読むもの全てが著者の利益誘導を冷めた目で見てしまいます。しかし昨日今日の首相交代劇のさ中でもあったので、ある意味この国の政治の体たらくに共鳴し、時代こそ違え西郷隆盛のような人物の生き方に関心が及びました。

 今の政治は直面する選挙に勝つこと、過半数を取ることのみに終始して、国の方向とか国民のことなど二の次のような気がしてなりません。さりとて選挙で選ぶ側にしか甘んじれない私たち大多数の国民は、思ってみたところで蟻の働きにも及ばないのですから、仕方がないと諦めざるを得ないのです。

 明治維新から100年以上も経った今、何故江戸後期から明治初期に活躍した坂本龍馬や西郷隆盛の生き方が見直されるのか、これも不思議といえば不思議な話です。


 日本人は好き易で飽き易な国民です。70パーセントを越えた内閣支持率が僅か半年で20パーセントに落ち込み、救世主のようにいわれた首相が目の仇のようにいわれ退陣に追い込まれるのですから、次の首相は誰がなってもそんな末路を辿るであろうことは容易に想像できるのです。

 20人もの大臣がいるにもかかわらず、何かある度に首相が全て矢面に立たされ、国民もそれを望んでいるのですから、これはもう一人の人間が神様にならない限りその責任を負うのは不可能な話なのです。

 昔は腹を切り死んで責任を取りましたが、今は辞めれば済む話です。そしてほとぼりが冷めれば昔のことなど忘れて謳歌するのです。「政治家にだけはなりたくない」、だって平気で?が言えるのはは政治家くらいなものなのですから・・・・。


  「本二冊 同感話 書いてある はてさてこんな 国はできるか」

  「西郷を 何故に今頃 出したのか 疑問符ついて 読んで納得」

  「政治家は 平気で?を つく仕事 罰せられずに 勲章貰う」

「国民の 幸せよりも まず当選 美辞を並べて 仲間を増やす」

  

 


 

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