○コープえひめ機関紙「ラヴィ」へのエッセー連載終わる
私はこの一年、コープえひめの機関紙であるLavie[ラヴィ]というタブロイド版に、「進ちゃんの暮らしのエッセー」というタイトルでエッセーを連載してきました。そんな機関紙があることすら分からず、とりあえず何度も書いてということで書き始めましたが、あっという間に一年間が過ぎてしまったのです。最後の2009・5月1日号(4月20日付)とともに連載した1年分の機関紙が担当者のお礼状とともに送られてきました。
どれ程の人に配布されたのかは分かりませんが、察するにコープえひめの組合員さんに配布しているのならこれはもう凄い数で、読む読まないは別として多くの方々の目にふれ、心ある人は愛読していただいたものと思うのです。愛読していただいた方から感想文やお便りが届いて嬉しい反応も何件かあった一年でした。
昨日の朝私は台所で送られてきた機関紙をめくりながら、妻にエッセーを読んで聞かせてやりました。勿論妻はコープえひめの組合員でもないので、私がこんなエッセーを書いていることは全く知らないし見たことも読んだこともないのです。コープえひめの組合員である松山市に住んでいる娘からは時折、「お父さんがコープえひめの機関紙に面白いエッセーを書いているのを読んだ」と小耳に挟んではいたようですが、中身までは知らされていなかったのです。
エッセーは短い文章なので読み聞かせるにはもってこいです。妻は笑いながらエッセーを読む私の声を聞いてくれました。それらを目次的に記録しておきます。
「花の咲く町に住みたい」(2008・5月1回号)
「リンキャベ」って一体何ですか?(2008・6月1日号)
ハガキを書いたら人生が楽しくなる(2008・7月1回号)
性格美人が「美人」への近道(2008・8月3回号)
肩書のない私は値打ちのない人間(2008・9月1回号)
臭い話ですみません(2008・10月1回号)
幸せって何ですか(2008・12月3回号)
服装で人間の値打ちは変わるのかな?(2009・1月号)
あんたなんぼまで生きるん?(2009・2月号)
おばあちゃんの携帯電話(2009・3月号)
人間進化論(2009・5月1回号)
一回一回は何を書こうか迷うものですが、こうして集めてみると結構面白い話題を提供しているようです。ちなみに最終回は「人間進化論」を書きました。
-前略-進化論といえばチャールズ・ダーウィンといわれるくらい、誰もが知っているイギリスの植物学者です。彼は測量船ビーグル号で南半球を周航して育種動植物の異変をもとに、生物の進化を解き明かしました。ダーウィンは「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るのではなく、唯一生き残るのは変化できるものである」という有名な言葉を残しています。つまり生き残れる生き残る人というのは、最も強い人でもなければ最も知的な人でもなく、最も変化に適応した人間が生き残れるということなのです。
進化の基本がダーウィンのいうように「変化への適応能力」だとしたら、私のような凡人でも学習によって適応能力さえ身につければ、生き残ることができるのだと内心喜び、変化への適応能力を磨いてきました。その結果今の自分があると納得するのです。-後略-
長分の論文にしろ短文のエッセーにしろ、文章に自分の思いを書くことは難しいものです。でもその難しさに挑戦し続け、自分らしく文章が書けるようになるのも進化なのでしょう。脳が衰えないうちにもう少し進化を遂げたいと思っています。
「書きし文 読み返しつつ 相槌を ほうーこんなこと 思い書いたか」
「ダーウィンの 進化の言葉 納得す 生き残る者 強者知者でも」
「何につけ 適応能力 磨かねば 進化もせずに 一生終わる」
「エッセーの ような短い 文章も 人に納得 させる難し」
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>sasakiさん
メールありがとうございました。
昨日からパソコンの調子が悪くて、少し憂鬱でしたが、あなたのコメントで少し気分が晴れました。
毎日ブログを書いていますが、自分を納得させる文章は中々奥が深いようです。
それでも目標を持ったり学習したりしながら少しずつ進化を遂げてかないと人間として生きてきた意味がないようです。
人間牧場主 若松進一
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私は、コープ会員でないので先生のエッセーを知らなくて残念です。最終回の進化論について、味わい深い内容ですね。柔軟に対応して変化を求められる時代、生き残りたい私には、心に残る今日のブログでした。