○不思議な男
今日の朝も昨日の朝と同じように午前4時に目がさめました。一緒に寝ている妻は「もっとゆっくり寝てから起きて」と毎日のようにいうのですが、長年の癖は年をとってからも治らず、もう40年余りもこんな暮らしをしているのですから、妻にいわせると「呆れてものがいえない」そうです。私は若いころ水産高校を卒業後親父がガンで倒れたのを機に故郷に帰り漁師を7年しました。漁師は朝が早いという癖がそのまま公務員35年を含めた40年が経っても、未だに続いているのですから癖とは恐ろしいものです。でも朝起きるのが苦手というよりは「早起きは三文の得」という言葉通り、私はこの早起き癖で随分三文の得と徳を得てきました。
毎朝起きてブログを書いたり、読書をしたり、親父の隠居へサロンパスを腰に張る作業など、今ではすっかり日課となっていることを、無意識のうちにこなして日々を過ごしているのです。
先日私のそんな姿を見ている友人が私のことを、「不思議な男」といいました。何が不思議か尋ねたところ、①朝4時に起きて12時に寝る4時間の睡眠でよく体が持つなあ、②ブログを毎日2本も3年間続けてよく書けるなあ、③講演や会議をよくこんなにこなせるなあ、④奥さんがよく理解するなあ、⑤次々と常に新しいことをよくするなあ、と4つとも「~をよく~するなあ」と感心しきりでした。「私はこれが普通だと思っているので別に不思議な男とは思わない」と反論しましたが、「歳を重ねてもそのように毎日やることがあって生き生きと輝いて生きているように見えるあなたが羨ましい」とも付け加えられました。自分で当たり前だと思っていても人から見れば変わり者呼ばわりされる、人と違う生き方をしている人は私の周りにも沢山います。でもそれを自然体でやっている人にとっては、自分が普通で、周りの人が変わっている思うのです。私も当然自分では当たり前の生き方をしていると思っているのです。
昨日丹原に住む旧友、ちろりん農園の西川さんに会いました。自然農法に近い暮らしを営む西川さんも周りから見れば変わった生き方ですが、変わったと思える今の農業は西川さんから見れば、おかしな生き方なのです。
私が開いている年輪塾の第1号塾生となった浜田久男さんも変わった人の部類かも知れません。浜田さんはご存知のように民俗学者宮本常一の信奉者ですが、浜田さんは「宮本常一を語る愛媛の会を立ち上げ、その普及のために宮本常一に関する本を購入し心ある人に送り続けているのです。私は浜田さんから読書の大切さを教えられ、毎日たとえ一行でも本を読むよう心がけるるようになったのです。自分だけが不思議な男にならず、人を巻き込んで感化するさせる術は私も西川さんも浜田さんにも共通することですが、それにしても私の周りにはこのような不思議な人が何と多いことか、このような不思議な人のおかげで自分の人生も随分広がってます。これからも当分は「不思議な男」といわれることに快感を覚えて、不思議な生き方をしたいと思っています。
「友人が 私を評して 不思議だと いわれはてさて 何が不思議か?」
「四時間の 睡眠だけで 生きている 私に妻が 不思議な人と」
「歳とって 寝れないのでしょう いう人に 寝過ぎるあなた 既にぼけてる」
「友人が 不思議な人と 形容す 嬉しい評価 浜田あなたも」
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昨日は 大変勉強になりました。
徳野先生のユニークな講演は楽しかったです
物静かなshin-1さんは想定外でした。